NEW JAPAN CUP 2011
- 日時
- 2011年3月13日(日) 14:00開場 15:00開始
- 会場
- 静岡・アクトシティ浜松
- 観衆
- 2500人(超満員札止め)
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第8試合 30分1本勝負
スペシャル6人タッグマッチレフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
アンダーソン対タイチの場面。タイチがアンダーソンを場外に引き込み、大ダメージを負わせることに成功。これで小島軍がアンダーソンを捕まえ、集中攻撃でいたぶり続ける展開となる。
MVPのボーリンエルボー、タイチの顔面攻撃、串刺しフロントハイキック、小島の逆水平チョップ乱射、「いっちゃうぞバカヤロー!」からのダイビングエルボードロップなど、波状攻撃を浴びてさんざん苦しんだアンダーソンだったが、カウンターゼロ戦キックで小島に逆襲。
ようやく出番となった真壁は、小島にパワースラム、串刺しラリアット2連発、頭部へのパンチ連射、ノーザンライトスープレックスホールドと畳み掛ける。これに対して小島が、DDT、コジコジカッターで逆襲すると、真壁は左のラリアットでお返し。しかし、MVPが飛び込んでラリアットで真壁をダウンさせた。
本間対MVPの場面。ミサイルキックをヒットさせた本間がロープへ走るものの、控えのタイチが背中を蹴って妨害。だが、本間は追走式バックエルボーでMVPに追い討ちをかけ、ラリアットを発射。するとMVPもラリアットを繰り出して相打ちに持ち込むが、真壁が飛び込んでラリアット。
これでMVPがダウンすると、真壁組はトレイン攻撃を敢行。そして、本間がコケシで追い討ちをかける。さらに本間は、串刺しバックエルボーを見舞っていくが、MVPも負けじと串刺しフロントハイキックで対抗。そして、フィッシャーマンズスープレックス、プレイメーカーと繋ぎ、最後はTTBで勝負を決めた。
試合後、なおもMVPが本間をいたぶっていると、真壁がチェーンを持って詰め寄る。しかし、MVPは真壁を相手にせず、リングを下りた。
COMMENT
真壁「調子に乗ってきやがったなぁ。勢いのまったくねぇ小島がよ。(MVPは)“黒(ブラック)ゴジラ”だぁ?この野郎、イモみたいなツラしやがって。あと何試合だ? 震災? 冗談じゃねぇよ、震災で試合が出来ねぇ? こっちは闘いが始まってんだ。でけぇ、ものすげぇでけぇストレス溜まってるからよ、全部返してやる。あと一つ言えることはよ、俺、実際、今回の地震があったとき、道場の近くで、橋の上で揺れてたよ。正直、ビビッてたよ。命ありきのものじゃねぇか、なぁ?俺のいとこも震災に遭ってるんだよな、家、流されてるんだよ。なぁ、ラッキーだよな、命が助かってよ。それだけでも拾いもんだよ。いまよ、いろんなことが言われてる。『こんな日に』とかよ。だけどよ、俺たちプロレスラーの仕事は何だよ?人に勇気とか、明日の力(を与える)だよな。確かに言うのは簡単かもしんねぇけどよ、俺のいとこにもいんだよ、俺の身近な一族にもいんだよ。命からがら生き延びた奴がよ。新日本プロレス一丸となって、救済活動の精神を、実質的なモンもそうだよな。精神を植え付けてやるからよ。対岸の火事じゃねぇんだ、分かってんな?誰にでもあり得ることなんだよ。俺たちの試合、何の意味があるんだ? 『お前らに生きる底力(を与える)』だよ、な? 明日への奮起だよ。それしか分かんねぇから、俺にはよ。俺、頭わりぃから。それだけ伝えとけよ。西日本の奴もそうだよな?震災あったよな? 対岸の火事じゃねぇんだよ。みんなも全体考えねぇと始まんねぇんだよな。変えてってやるよ、全てをよ」
本間「俺の大好きな山形、山形県民、そして東北の人たちがスゲーいま困ってる。負けずに頑張ってる。俺も今日負けた。この前も負けた。でも、こうやって負けっぱなしってわけにはいかねぇんだよ。何でかって?みんな頑張ってるからだよ、負けずに。電気もねぇ、水もねぇ、住むところもねぇ、そんなんで頑張ってるからよ。真壁も言ったけど、プロレスはリング上で表現していくしかないから。そん中で、絶対俺は負けねぇから。何回でも立ち向かって行くから」
※アンダーソンはノーコメント