旗揚げ記念日〜NEW JAPAN CUP 2011〜

日時: 2011年3月6日(日) 17:30開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 2,005人（超満員札止め）

第6試合時間無制限1本勝負
「NEW JAPAN CUP 2011」1回戦

後藤洋央紀
中邑真輔

境界線

13分45秒　ボマイェ→片エビ固め

※中邑がNJCトーナメント2回戦に進出。

レフェリー｜マーティ浅見

MATCH REPORT

　「NEW JAPAN CUP」3連覇を狙う後藤が、同期のライバル中邑と1回戦で激突。

　試合開始直後、後藤がエルボー連打、ショルダータックルで先制。さらに、後ろ回し蹴りをかわすと、ニールキック、スライディングラリアットで追い討ちをかけて中邑を場外に追いやり、鉄柵攻撃、キック攻撃を見舞う。
　さらに後藤は、中邑をリングへ押し込み、コーナー最上段にのぼる。しかし、中邑がハイキックで後藤を転落させ、カウンターの膝蹴りで逆襲。そして、後藤をコーナー最上段に固定すると、ランニングニーリフトで追い討ちをかける。
　中邑の攻撃は続き、グラウンドでの膝蹴り連射、胸板へのローキック連射で追撃。そして、蹴り脚をキャッチされても、冷静に延髄斬りをヒットさせて後藤を倒す。
　その後、またもや後藤が蹴り脚を掴むと、再び中邑が延髄斬りを放つ。しかし、後藤がそのまま中邑の両脚を掴み、パワーボムホイップで逆襲。そこから追走式ラリアット、ミドルキック連射、串刺しラリアット、串刺しニールキック、ダイビングエルボードロップ、雪崩式ブレーンバスター、ジャーマンスープレックスホールドと、ラッシュをかける。
　さらに後藤は、牛殺しの体勢に入るが、中邑がバランスを崩して腕ひしぎ逆十字固めに持ち込む。そこから中邑は、グラウンドでの膝蹴りを連射し、フロントネックロックで後藤の首を絞め上げる。しかし、これを切り抜けた後藤が、カウンターラリアットで中邑を吹き飛ばす。
　続いて後藤はコーナー最上段に上るが、起き上がった中邑もコーナーへ上る。だが、返り討ちにした後藤が、雪崩式回天を炸裂させる。さらに後藤は、牛殺し、PKと繋いでフォールへ行くものの、カウントは2。
　劣勢の中邑は、昇天を脱出し、飛びつき腕ひしぎ逆十字固めで逆襲。だが、後藤は無理やり起き上がると、中邑の顔面を踏みつけて脱出。そして、中邑のミドルキックをキャッチする。ここで中邑が張り手を放つと、後藤も張り手連射で反撃。
　しかし中邑は、コーナー2段目からのカウンターボマイェ（ジャンピングニーアタック）で後藤を吹き飛ばし、最後はボマイェで勝負を決めた。

COMMENT

中邑「正直に言ってやるよ、後藤。紙一重だな、紙一重。最初持っていかれると思ったよ、後藤。今日負けた、3連敗か？そんなことははっきり言ってどうでもいいねぇ...。自分が闘うこと、本当の中邑真輔と戦うこと、それが目的。いいんじゃない？この調子。紙一重だろうがなんだろうが、後藤を倒したんだ。少なからず、実績、なったんじゃないの？荒れていいよ、荒れていいよ後藤。荒武者だけにな？」
　
後藤「（壁に拳を叩きつけながら）クッソー！クッソー！またかよ！クッソー….なんでいつもこうなんだよ……」
　