入場してもリングに上がらなかったタイチは、試合が始まってもリング外をグルグルと歩き回り、真壁をじらし続ける。
　ようやくリングインしたタイチは、チョップを連射。ところが、真壁は微動だにせず、両手を広げて「どうした？ 来い！」とタイチを挑発する。
　それでもタイチは、真壁のように両手の中指を突き立てて「ファ○クユー！」と叫び、ロープへダッシュ。だが、真壁はあっさりとショルダータックルで迎撃した。
　するとタイチは、素早くリングを行き来して真壁を翻弄し、スライディングキックをお見舞い。だが、リングに戻った真壁は、ショルダータックルでタイチを圧倒。さらに、串刺しラリアット2連発、額へのパンチ連射、ノーザンライトスープレックスホールドと畳み掛ける。
　苦しいタイチは、顔面かきむしりで真壁の動きを止め、つま先を思い切り踏みつける。そして、首固め＆タイチクラッチ（仮称）で3カウントを狙う。
　さらにタイチは、レフェリーの注意をそらして真壁の急所を蹴り上げる。そして、「ゴリラ、来いよ」などと挑発すると、ショートタイツ姿に変身してロープへダッシュ。だが、真壁がカウンターラリアットで逆襲し、コーナー最上段に上る。
　ところが、どこからともなくNOSAWAが乱入し、真壁を突き飛ばしてしまう。そして、タイチとNOSAWAが真壁にストンピングの雨を降らせた時点で、レフェリーが試合をストップした。
　
　試合後、タイチとNOSAWAは真壁をロープに振り、合体攻撃を狙う。しかし、ブロックした真壁が、両腕ラリアットで2人を吹き飛ばした。

真壁「（あきれて）なんだ、アレ、お前!? もう、かわいそうだな。かわいそうになってくるわ（苦笑）。まぁ、あんなモンだろ。な？金魚のフン。かわいそうだからよ、成敗してやるよ。オイ、明日（の対戦相手）誰だよ？ 明後日誰だよ？ その次誰だよ？ シングルマッチ組めよ。な？ あのくだらない派閥？1人1人抹殺してやっからよ。大将、誰だよ、大将!? やっぱりセコいヤツにはセコいヤツしか集まんねぇな。オイ、抹殺してやるよ。口だけじゃねぇぞ。完全だよ。完全に抹殺してやる。アイツらふざけやがって。余裕のよっちゃんイカだ、この野郎！見てろ、テメェら。あぁ〜、つまらん試合したな」
 
——2月12日大阪ではハンディキャップマッチがありますが？
真壁「あ!? ハンディキャップマッチ!? 誰とだよ？」
 
——タイチ、NOSAWA組です。
真壁「ハンディキャップマッチ!?（苦笑） アイツらとやる意味あんのかよ？どこにあんだよ!? あ？ ねぇだろ？ 言っといてやるけどよ、アイツらはもう存在の意味がねぇんだよ。探してんだろ？テメェの新日本で生きる理由をよ。オイ、もうゴメンだよ。オメェらみてぇなカスども相手にしたくねぇからよ。今日みたいなつまんねぇ試合コキやがって。きっちりカタつけてやるよ。文句ねぇだろ、それだったら？なんもねぇんだったらよ、俺がよ、叩き落としてやるから、お前ら。何の意味もねぇっての、わからしてやっからよ」
　
——NOSAWA選手が元WWEのMVP選手を2/20仙台に連れて来るようですが……。
真壁「誰!?」
 
——MVP。
真壁「誰!? もう1回言ってみ？」
 
——MVP。
真壁「MVP!? 俺のことか!? オイ、MVPっつうのはこの俺様だろ、この野郎！ 本物のMVPのこの俺様が、そのMVP語ってるヤツを査定してやるよ。それで文句ねぇだろ。な？ あの意味のねぇ派閥どもを抹殺してやるよ。それでいいだろ。それだけだよ。なんかほかにあるか？ねえだろ！ これ以上ねぇだろ！ アイツらに語ることなんてねぇよな？ ウン、そんなもんだよ」

NOSAWA「オイ、キングコング（真壁）、俺たちは金魚のフンか？ 俺たちは？ 金魚のフンなめてると痛い目に遭うぞ、この野郎。キングコングじゃねぇ、あんなのドンキーコ○グだよ。（タイチに対し）こんなの大した親分じゃねぇんだよ。お前、助けてやったんだからよ、もうちょいしっかりやれよ、お前」
タイチ「まぁよ、論外、今日はサンキューな。たまにはテメェ、いいことすんじゃねぇかよ。今日は使えたよ。いつもそうやって俺のこと助けろよ。な？お前、俺の子分なんだからよ。俺のおかげで生活してんだろ？ な？ いつもそうやってやんだよ。今日は良かったよ。オイ真壁、俺らを金魚のフン、金魚のフンって言ってるけどよ、金魚のフンだって数ありゃよ、片付けんの大変なんだぞ、お前。それ分かってんのか？（2/12）大阪ではよ、この金魚のフン2人がよ、（ハンディキャップマッチで）テメェをしっかり叩き潰してやるからな。それもな、こいつの頑張りにかかってるんだよな。俺はもういいんだよ。あとはこいつ次第だ。な、お前、頑張れよ、分かったな？」
NOSAWA「もういい？ もういい？ だってさ」