レッスルキングダムⅤ in 東京ドーム
- 日時
- 2011年1月4日(火) 15:00開場 16:00開始
- 会場
- 東京・東京ドーム
- 観衆
- 42,000人(満員)
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第0−2試合 20分1本勝負
ワールド・プロレスリング インビテーションマッチレフェリー|佐藤健太
MATCH REPORT
そこから金本対タイチとなり、タイチがカニばさみで金本を倒すと、控えのオメガが低空ドロップキックをお見舞い。そこから金本の動きが鈍り、オメガ組に攻め込まれる。
金本対オメガの場面。オメガが得意のノータッチトペコンヒーロを披露。しかし、リングに戻った金本が打撃ラッシュで反撃し、顔面ウォッシュを敢行。これに対しオメガは、低空ドロップキックからのコタローフェースクラッシャーでお返し。そして、ジャーマンスープレックスホイップからクロイツ・ラスの体勢に入るものの、金本が前方回転エビ固めに切り返し、アンクルホールドに移行。
田口対オメガの場面。オメガが、変型デスバレーボムからその場飛びシューティングスタープレス。ここでタイチがタッチを受け、ショートタイツ姿へ変身するものの、即座に田口の延髄斬りを浴びてダウン。
それでもタイチは、急所バックキック、顔面かきむしりと、ラフ殺法で逆襲。それを見た金本がたまらず加勢に入るが、オメガのゼロ戦キックで撃退されてしまう。さらにオメガはムーンサルトアタックを敢行するが、金本にかわされて不発。
一方、リング上では、タイチが田口の蹴り脚をキャッチする。しかし、田口がそのままタイチに組み付いて丸め込み、決着がついた。
COMMENT
田口 「僕に返せない技はないんでね」
金本 「けどよ、タイチは凱旋したばっかやないか? 凱旋試合ということでバーッといくかと思ったら、ここでやるとはせわないよな(笑)。何しに行ったんや。メキシコに遊びに行ったんか? メキシコに行くって言って日本にいたんちゃうやろな」
田口 「まあ、所詮この程度なんですよ」
——今年の抱負は?
金本 「東京ドーム一発目、今年2011年一発目、アンダーカードとはいえ田口クンってことはいちおうデヴィットじゃないですか。俺と田口クンということは俺にとっては一緒の財産になるし、今日の日は。アンダーカードだからって思うわけでもないし。でもまあ、俺は対NOAHかな。対NOAHが自分のとっての居場所。でも、今年はもっと大きなことをやりたい。タッグにも挑戦したいし、シングルにも挑戦したい。今年なかったらもうチャンスはいらないから。俺から言わないから。そんなとこです」
田口 「返せない技はないですし、取り返せないベルトもないですから。まずはジュニアタッグのベルトを取り返したいですね。それからタッグは去年素晴らしい最高の賞をいただいんで。シングルでも結果を残せるように。目標はスーパーJrですかね。スーパーJrを取ってシングルのベルトにもからんで挑戦していきたいと思います」
——田口さんにとっては今日はタッグパートナーのデヴィット選手が防衛戦を行ないますが、どのように見てますでしょうか?
田口 「本当にこの1月4日の試合が、もしかするとこの試合を超す試合は年末までないかもしれないくらい期待が持てる試合なので。セコンドにつきながら、しっかり勉強しながらセコンドの仕事をしたいと思います」
■ケニー・オメガ&タイチのコメント
——今回の1・4東京ドームは記念すべき20回目の大会なのですが、そこに出場されたということで感想をいただきたいのですが。
ケニー 「もちろん自分のキャリアの中でも最も光栄な瞬間だったと思います。もちろん自分の心の中ではもっと上のほうで闘いたかったというのもありますが、ここに出れたことはうれしいし、ダークマッチの中でも自分の能力を見せて、もっと上でもやれることができるというのを見せれたんじゃないかと。ありがたいことに新日本のレスラーたちは自分が持ってるこのタイトルを取り返したいはず。だからもっと上のカードでやれるチャンスはたくさんあると思います。チャンピオンシップを防衛するには、ハッキリ言って自分はトップの実力を持っていると思うので絶対に防衛してみせます。もちろん来年もこの大会に出たいし、そのときはファンに会える機会を楽しみにしてます」
——メキシコから帰国されて初めての1・4東京ドームだったのですが、ちょっと残念な結果にはなりました?
タイチ 「俺ももっと上のほうで闘いたいし、CMLLから来てたんでアイツらとやりたいなってのもあったんですけど、今日はこのしょっぱいパートナーと、しょっぱいセコンド、(ケニー、通訳の中澤マイケルに向かって)お前ら正月早々うるせんだよ。こいつらのせいで今日は負けたのでもう二度と関わりたくないです」
ケニー 「ちょっと言いたいんだけど、日本のアニメと文化を尊敬してるんだけど今日はこんな『セーラームーン』のタキシード仮面みたいな奴が俺のパートナーになるなんて思ってもいなかったよ」
タイチ 「俺だってお前みたいな顔のでけえ外人がパートナーになるなんて思ってねえよ」
ケニー 「俺のほうが2000人くらい多く声援を送ってくれていたぞ(笑)」
タイチ 「まあ、俺のパートナーは小島さんだから。小島さんがしっかり勝って、俺がベルトを磨いて渡すと」
——今日はパートナーの飯伏選手がタイトルマッチがあります。
ケニー 「みんなは俺のパートナーが飯伏で俺と仲良しであることは知ってると思う。今日と違って飯伏は僕が選んだパートナー。もちろん今日はセコンドにつくし、ちょっとだけかもしれないけれど少しでも彼を助けられえたらなと。たとえ周りの助けがなくても飯伏はタイトルを取るに違いない」