Ｃｉｒｃｕｉｔ２０１０ＮＥＷＪＡＰＡＮＡＬＩＶＥ

日時: 2010年12月12日(日) 15:30開場　16:00開始
会場: 愛知・愛知県体育館
観衆: 8000人

第6試合 30分1本勝負
スペシャルシングルマッチ

井上亘
中邑真輔

境界線

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

井上が逆水平チョップ連射で先制し、中邑を場外に落とす。そして、中邑の反撃を跳ね除け、エプロンで助走をつけたジャンピングニーアタックで追撃。
　しかり、リングに戻った中邑は、強烈な膝蹴り連射で逆襲を開始。動きの止まった井上をいいように蹴りまくり、脚で踏みつけてフォールする。
　劣勢の井上は、中邑のハイキックをかわし、バックドロップで逆襲。そして、逆水平チョップ連射、串刺しタックル連射、カウンターキチンシンク、ブレーンバスタースラムと畳み掛ける。
　そこから腕ひしぎ逆十字固めの攻防となり、井上がトライアングルランサーを極める。しかし、ロープエスケープした中邑は、後ろ回し蹴りで井上を倒し、ボマイェを発射。これはかわされたものの、井上をコーナー最上段に固定してボディに膝蹴りをお見舞い。
　さらに中邑は、グラウンドでの膝蹴り連射で追い討ちをかけるが、井上はダブルアーム式フェースバスターで逆襲。そして、膝へのスピアーで追撃すると、急角度ジャーマンスープレックスホールドを繰り出す。
　さらに井上は、スピアーで突っ込むが、中邑は後ろに回転してフロントネックロックに切り返す。そして、すぐさまリバースパワースラム、グラウンドでの膝蹴り連射に繋ぎ、最後はボマイェで勝負を決めた。

COMMENT

中邑「井上相手に苦戦したって？今日、ちょっと疲れてただけだ。もうすでに立ち上がって、歩き出さないとな。誰と闘う？過去にさかのぼるのは好きじゃないけどね。今年のどっかの負けが、未だに、未だに引きずってる。新日本が俺なんかの言うことなんか聞くはずはないから、試しに言ってみるぜ。あってはいけない負け、自分では圧倒的に受け入れられない事実だよ。引っ張り出してくれよ、潮崎（豪）を」

井上「クソ。負けちゃったら、何言ってもしょうがないかもしれないけどさ。みんながさ、中邑は俺から見たら後輩？そうかもしれねぇな。だけど、この差は中邑が人生を懸けて積み上げた強さだろ。年齢とか関係ねぇな。俺が今日そこまで及ばなかっただけ。中邑とやる度に違う景色が見えるよ。アイツの攻撃。あんな中邑の攻撃でさえ、俺が今日見て隙もあるし。攻めれる。手応えもある。でも、中邑には俺のフィニッシュを返す余裕があった。それが今の俺と中邑の差です。俺は、わかってると思うけど、このままじゃ終わらねぇよ。中邑がどんなに先に行こうが、他のヘビー級の選手もそうだよ。新日本のヘビー級の選手、みんなスゲェ選手ばっかだよ。だけども、俺は俺なりにこの頂を登ってるつもりだよ。ヘビー級の山を登ってるつもりだよ。今日は負け。次は勝つ」