Circuit2010 NEW JAPAN ALIVE
- 日時
- 2010年12月11日(土) 17:30開場 18:00開始
- 会場
- 大阪・大阪府立体育会館
- 観衆
- 6115
-
第5試合 60分1本勝負
IWGPタッグ選手権試合- (挑戦者組)
- (第57代王者組)
※王者組が3度目の防衛に成功レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
井上対アンダーソンの場面。バーナードが加勢に入り、井上にトーキックをお見舞い。さらに、アンダーソンのガンスタン、バーナードのジャンピングボディプ レス、アンダーソンのセントーンが連続で井上に決まる。そして2人は、カットに入った永田をダブルフロントハイキックで蹴散らす。ここからバッドインテン ションズが井上に集中攻撃を仕掛け、試合の流れを一気に引き戻した。
長時間の劣勢を強いられた井上は、バーナードのコーナープレスを両脚でブ ロックして脱出。スイッチした永田は、バーナードのラリアットを前転でよけ、延髄斬り、串刺しフロントハイキックで追撃。これに対し、バーナードが串刺し ボディアタックで反撃すると、エクスプロイダーでさらに逆転。そして、乱入して来たアンダーソンは、フロントスープレックスで蹴散らす。
だが、アンダーソンがガンスタンで永田に逆襲し、バーナードがジャンピングボディプレス。しかし、かわした永田がアンダーソンをドライブスクリューで叩きつけ、カットに入ったバーナードのジャンピングボディプレスをかわして誤爆を誘発させる。
さらに永田は、バーナードにシャイニングウィザードを見舞い、アンダーソンにはマジックスクリュー、垂直落下式ブレーンバスターで追撃。だが、アンダーソンもスピニングスパインバスターで逆襲した。
井上対アンダーソンの場面。井上がアンダーソンに逆水平チョップ連射、串刺しスピアー。そして、フランケンシュタイナーをパワーボムで切り返し、ダブル アーム式フェースバスター、トライアングルランサーに繋ぐ。しかし、バーナードがカットに入り、ブーツ・オブ・ドゥーム(合体スピニングパンケーキ)を敢 行。さらに、トレイン攻撃で追い討ちをかける。
だが、「亘」コールを受けた井上は、バーナードをジャーマンスープレックスホールドで投げ、ニアフォールを奪う。そして、ランニングエルボーからのフライングエルボーでバーナードをダウンさせる。
しかし、バーナードは井上の攻撃をよけてコーナーに激突させ、シットダウン式パワーボムで逆襲。これを井上が自力で返すと、バーナードはマーティー浅見レフェリーに猛抗議を行なう。
すると永田がリングに飛び込み、バーナードに串刺しフロントハイキックをお見舞い。だが、バッドインテンションズはマジックキラーで永田を撃退。しかし、井上がバーナードをスピアーで倒してフォールに行く。
これをバーナードが返すと、井上は十分に狙いをつけ、スピアー・オブ・ジャスティスへ。しかし、飛び込んだアンダーソンがガンスタンで阻止。すかさずバーナードが井上をフォールするものの、カウントは2。
続いてバーナードが井上を担ぐが、永田がカット。その永田をバーナードが蹴散らすと、井上はバックに回ってジャーマンスープレックスの体勢に入る。しかし、バックエルボーで振り切ったバーナードが、バーナードライバーで勝負を決めた。
試合後、清く負けを認めた永田が握手を求め、バーナードとアンダーソンがそれに応じた。
COMMENT
アンダーソン「1・4東京ドームは、日本だけでなく、世界的に見ても大きな大会だ。俺たちバッドインテンションズは、東京ドームでビアマネーインクとやりたい。俺達は約束する……」
※ここで中西がコメントブースに乱入
中 西「コラー! 何がビアマネーじゃ、コラお前。アホか、お前ら? ビアマネーとやる? アホンダラ、ビアマネーとやってなんになるんじゃ、お前。俺とストロングマンやろが、コラ! お前らがこのベルト持ってても、俺とストロングマンの方が、このベルトを輝かすことも出来れば、ベストタッグも獲とるんじゃ、こっちは。オイ、やらへんの か?」
アンダーソン「お前らなんて、ファ○キングタッグチームだよ!」
バーナード「中西とストロングマン、かかって来い」
アンダーソン「試合組めよ。東京ドームでやってやるよ」
中西「まぁ、どういう形でもええ、おのれら。おのれら、根性あるのはわかったわ。どういう形でもええよ、やったろうやないか」
バーナード「中西とストロングマン、G1 TAG LEAGUEでたった1回やっただけなのに、どうやったら俺たちに勝てると思うんだ?」
中西「はあ!? ふざけんな、コラ!」
バーナード「侮辱しに来たのか?」
中西「侮辱? あのなぁ、このベルトを輝かすために、そのためにきたんじゃ、コラ!」
※ここでバーナードと中西が押し合いになり、エルボーを打ち合うが、アンダーソンも加わったため、中西が袋叩きに遭う
中西「アホンダラ! 覚えとけよ、コラ!」
アンダーソン「東京ドームへ来い!」
バーナード「中西とストロングマンが、東京スポーツ(プロレス大賞)のベストタッグはどういうことだ? 俺たちが1番なのに、あんなヘナチョコチームがなんで1番なんだ!?」
アンダーソン「東京スポーツ! フ○ク・ユー!」
井 上「今日は見ての通り、俺たちよりもバッドインテンションズが強かったって事です。今日、会場で応援してくれたお客様。俺たちにベルトを獲って欲しいとい う気持ちは凄く伝わってきました。獲れなくてすみません。俺はバーナードライバーで最後にまっ逆さまに落ちたとき『死んだな』と思ったけど、今こうやって バックステージに戻ってきて、喋って。本当に体を張ってぶつかっていけるチャンピオンで良かった。負けたけども、あいつらを倒せばもっと強い自分がいる。 俺、このままじゃ終わらないですよ。何度も立ち上がってきたから。俺、プロレスラーだから。永田さん、勝てなくてすみません」
永田「勝ちたかっ た。勝ちたかった。青義軍、井上亘っていう新しいヒーローに、ベルトを一緒に、そのヒーローと一緒にベルト巻きたかった。(『G1 TAG LEAGUEを制して、勢いは青義軍にあったと思いますが?』)勢いをストレートにぶつけて負けた。バッドインテンションズ、これは認めなきゃいけない。 最強のタッグチームですよ。今年1年、3WAYだ、巴戦だ、タイトルマッチだ、タッグリーグだ、何度もやってきた中で、俺らは俺らで成長したかもしれな い。でも、彼らは彼らでさらに強い高い壁になってきましたよ。壁は高いほうがいい。青義軍、一つ山を越えたらまた高い壁があったよ。1年こうして山を乗り 越えて、またそこの高い山は乗り越えようじゃないか」
井上「はい。乗り越えましょう」
永田「お前と俺ならこの山、乗り越えられるよ。今年 1年の事考えてみろ。絶対、この山乗り越えような。頑張るぞ。強いわ。(最後の握手について)1年間タッグ戦線をやってきた中で、やはり彼らが一つも二つ もズバ抜けてたんで、それを認めなきゃいけないから。『来年、必ずお前らを倒す』という意味も込めて、認めるとこは認めて。それだけ偉大なチームですか ら。自然と手が出ちゃったね。純粋に競い合ってきて、彼らがいたから俺もそうだし、井上っていう新しいヒーローも生まれたし。でも、そこに高くそびえたっ ているならば、それは崩さなきゃ。俺と井上の力で。それが青義の力だ。残念だ。締めくくりたかった」