ＤＥＳＴＲＵＣＴＩＯＮ’１０

日時: 2010年10月11日(月) 16:30開場　17:00開始
会場: 東京・両国国技館
観衆: 8800

第7試合 60分1本勝負
スペシャルシングルマッチ

後藤洋央紀
中邑真輔

境界線

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

　序盤はグラウンドで一進一退の攻防が続く。そこから後藤がショルダータックルで中邑を倒し、キック連射。これに対し中邑は、カウンターの膝蹴りで反撃。そして、後藤をコーナー最上段に固定すると、そのボディに強烈な膝蹴りを放つ。
　そして中邑は、場外で後藤のボディを鉄柵に叩きつけ、リングに戻るとキック、膝蹴り、コブラツイストで追撃。
　これに対し後藤は、バックドロップで反撃し、串刺しラリアット、串刺しニールキック、ダイビングエルボードロップ、ローリングラリアット、ジャーマンスープレックスホールドと畳み掛ける。
　すると中邑は、カウンタートラースキックからジャンピングニールキックで反撃。そして、ボディブローを放つが、後藤は張り手連射で対抗。
　これに対し中邑は、リバースパワースラムからボマイェを狙う。しかし後藤は、これをかわして中邑をコーナーに激突させ、ニールキック。そして、牛殺し、雪崩式回天に繋ぐ。
　続いて後藤は昇天を狙うが、後ろに着地した中邑が、後藤の後頭部へボマイェをヒットさせる。
　しかし後藤は、ハイキックをキャッチして、足極めエビ固め。だが、中邑が切り返して逆に後藤を押さえ込み、グラウンドでの膝蹴りを連射。
　さらに中邑はボマイェを発射するが、ブロックした後藤が立ち上がる。すると中邑は顔面パンチを繰り出すものの、2発目のパンチを後藤がヘッドバットで迎撃。そして、すぐさま後頭部へのラリアットでなぎ倒す。
　そして後藤は昇天の体勢に入るが、中邑がフロントネックロックに切り返す。ところが、後藤はそのまま強引に中邑を持ち上げ、昇天・改を敢行。これで中邑を撃破した。

COMMENT

後藤「ま、入ったときからね、アイツを下から見てて。そしてやっと追いついて、そして今日、アイツを越えた……。次はもうベルトしかないっしょ？　IWGPのベルト、狙っていきますよ？　それにリング上では、俺は吐き出し続けてる。リングがすべてだろ？　この世界！　ある意味、アイツとやると、いつもと違う試合というか、雰囲気というか。気持ちも高ぶる部分があるんで。だからこの勝利は自分でも大きいと思う。IWGP？　見えてきた！　俺がいま一番、IWGPに近い男だから。感触？　つかんだね！　いつでもいけるよ。次の挑戦、ノーとは言わせない！」
　
中邑「これからだろうよ。アイツの目的は俺に勝つことで終わりか？　俺に関しては、ベルトがどっか見えないところに行っちまった気がするな？　後藤に関してはねぇぞ。アイツ本人に聞けよ。いま以上に俺は、いま以上に吐き出したい。吐き出したい。勘違いすんな？　ぺらぺら喋って、言葉がリングの上を訳してくれるもんじゃねぇ。代弁してくれるもんじゃねぇ。吐き出すっていうのはな、うわーーーーーー!!!（大声で叫ぶ）　言葉じゃねぇんだよ！」