ＤＥＳＴＲＵＣＴＩＯＮ’１０

日時: 2010年10月11日(月) 16:30開場　17:00開始
会場: 東京・両国国技館
観衆: 8800

第6試合 30分1本勝負
NJPWvsNOAH スペシャルタッグマッチ

永田裕志
青木篤志

金本浩二
潮崎豪

境界線

17分14秒　バックドロップホールド

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

　激しく睨み合った金本と青木の先発で試合開始。両者はいきなり壮絶な張り手合戦、エルボー合戦を展開。さらに青木がドロップキックで追撃するが、金本は下からのアンクルホールドで切り返す。
　永田対潮崎の場面。逆水平チョップをブロックした永田が、キック連射。しかし、潮崎はフロントハイキックをかわし、逆水平チョップ連射で反撃。これに対し永田が張り手を放つと、潮崎もすぐに張り手を返した。
　永田対青木の場面。永田と金本がコーナーでフロントハイキックを交互に連射。さらに永田がフロントネックロック絞り上げる。
　金本対青木の場面。金本が顔面ウォッシュを敢行すると、怒った青木が張り手で報復し、張り手合戦に発展する。そこから金本がローリングソバット、側頭部へのキック、ファルコンアローを繰り出すと、青木はタイガースープレックスを阻止して腕ひしぎ逆十字固めで反撃。
　金本対潮崎の場面。潮崎が、ローリング袈裟斬りチョップ、ローリングラリアット。対する金本はスリーパーホールド、アンクルホールド、ムーンサルトプレスで反撃。
　永田対潮崎の場面。潮崎が逆水平チョップからジャーマンスープレックスホイップ。しかし、永田もエクスプロイダーですぐにお返し。そこからエルボー合戦、張り手合戦となり、潮崎がトラースキックからラリアットを放つが、キャッチした永田が腕固めで逆襲。白目をむいて絞り上げる。
　永田対青木の場面。青木が、ミサイルキック、串刺しエルボー。そして腕固めを極めるものの、金本がカット。
　すると永田が、エルボー連打から垂直落下式ブレーンバスターで反撃。しかし青木はPKをキャッチしてランニングヘッドバット。そして、潮崎のトラースキックのアシストを受け、ジャーマンスープレックスホールドを永田に繰り出す。
　さらに青木はヘッドバットを連射するが、永田はハイキックでダウンを奪い、バックドロップホールドで一気に勝負を決めた。
　
　試合後、金本は自分が保持するGHC jr.タッグベルトを、青木に誇示した。

COMMENT

金本「潮崎はよくわからんな？　そこは永田に任せとくとして。青木、ジュニアタッグのトーナメント始まるらしいな？　絶対、優勝せいって。でも、いまのおまえじゃ相手にならん！」
永田「青木との格の違いを見せた？　それはどうでもいいよ。いまのフラストレーションが溜まりきった俺にとって、今日の相手は格好のえじきだった。それだけだ！　アイツらももっと目的意識を持ってこい。どういうテーマで来てるのか、よくわからなかったしね。かつて、俺がノアに乗り込んだとき、散々ジラしまくって、とくにああだこうだ言わずに参戦したときに、秋山準が食ってきた。さすがだよね。秋山がいないノアっていうのは、こんなものなのかなって。ま、俺の強さを見て、どう感じるかだよね？　シカトするのは簡単だよ？」
金本「永田は怖いよ！　俺が怖かったもん。味方でよかったよ。青木、永田が言ったとおり、おまえベルトとりにくる気あんのか？　試合負けたからって、ダウンか？　気持ちが見えない！　こんなんじゃ、優勝したっておまえとKENTA、挑戦者として認めへんぞ？」
永田「俺はとにかくフラストレーション、溜まってるんだ。俺も金本もずーっと新日本でやってきた。……なんだ、今日の中西学の扱いは？　ふざけんな、コノヤロー。ま、そりゃいいや。今日は、上等な料理を前に、煽りVもない。煽りVという飾りがない状態だったけど。俺と金本浩二で、飾りっけはないけど極上の料理に仕上げてやったよ。ね？　ありがとうございました！」

潮崎「何回でもやってやるよ！」
※青木はノーコメント