G1 CLIMAX XX 〜20th Anniversary〜
- 日時
- 2010年8月15日(日) 14:30開場 15:00開始
- 会場
- 東京・両国国技館
- 観衆
- 11000
-
第4試合 30分1本勝負
G1 CLIMAX Aブロック公式戦レフェリー|タイガー服部
MATCH REPORT
しかし矢野は、エプロンに立ったデヴィットの脚にイス攻撃。そして、鉄柵攻撃、鉄柱攻撃で追い討ちをかける。デヴィットは後頭部から出血しており、林督元リングドクターが駆け寄ってチェックを行なった。
リングに戻った矢野は、金具がむき出しのコーナーにデヴィットを激突させ、徹底した膝攻撃を敢行。動きの止まったデヴィットを、いいようにいたぶり続ける。
ピンチに陥ったデヴィットは、ハンマースルーを切り返して矢野をコーナーに追いやり、エプロンから延髄斬り、頭部へのジャンピングハイキック。そして、すぐさまコーナーに上り、その背中へダイビングフットスタンプを投下する。
苦しくなった矢野は、ダイビングフットスタンプをかわし、急所バックキックから丸め込む。しかし、これを返したデヴィットがスクールボーイで逆襲。ところが、矢野がタイガー服部レフェリーを掴んで回転に巻き込み、こん倒させてしまう。
ここで矢野は、デヴィットにイス攻撃。しかし、かわしたデヴィットがイスごと矢野にドロップキックを発射。さらに、矢野のボディにイスを乗せ、ダイビングフットスタンプを投下してフォールに行くものの、カウントは数えられず。幻のピンフォールとなる。
すると矢野は、イス攻撃で追い討ちをかけ、鬼殺し。しかしデヴィットは、フォールをクリア。
「レッツ・ゴー・デヴィット!」のコールが飛ぶ中、矢野はもう1度鬼殺しに行くが、デヴィットが前方回転エビ固めで切り返し。さらにエビ固めで矢野に揺さ ぶりをかけると、ジャンピングスピンキックからブラディサンデーを狙う。しかし、これを矢野が鏡割に切り返し、3カウントを奪取した。
COMMENT
デ ヴィット「(頭をおさえながら、腰を下ろして。報道陣「勝てば、決勝の可能性もあったが?」) まず、応援してくれたファンに『ごめんなさい』と言いたい です。今年の『G1』では思うような結果が出せませんでしたが、来年また勝ちたいと思います。(「ヘビー級とも互角に闘ったが?」)ボクはジュニアとヘ ビーの中間にちょうど位置しているから、苦にしてないんだ。ときに、スピードがパワーに勝ることがある。でも、今日はそういう結果にはならなかったけ ど。(「ファンの大歓声を受けた気持ちは?」)ファンの声援はいつもリングに届いてるよ。レッツ・ゴー・デヴィット、デヴィちゃん、いつもホントにありが たく思ってるよ。アリガトゴザイマシタ!」