G1 CLIMAX XX 〜20th Anniversary〜

日時: 2010年8月6日(金) 18:00開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 1900

第6試合 30分1本勝負
G1 CLIMAX Aブロック公式戦

“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン
棚橋弘至

境界線

(1勝＝2点)
(1敗＝0点)

11分42秒　エビ固め

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

　棚橋のショルダータックルに対し、アンダーソンはカウンターゼロ戦キックで反撃。だが、すぐに棚橋もアームホイップでやり返し、エルボースマッシュ連打。
　これに対しアンダーソンは、カウンター低空ドロップキックを棚橋のヒザに発射。そこから徹底したヒザ攻撃で試合の主導権を握る。
　動きの止まってしまった棚橋だったが、フライングフォーアームで反撃に成功。場内から「ゴー・ゴー・棚橋弘至」の掛け声が飛ぶ。
　そんな中で棚橋は、ダイビングサンセットフリップでアンダーソンに追撃。しかし、続いての串刺しボディアタックをかわしたアンダーソンが、ジャンピングフロントハイキックで反撃。さらに、ラリアット、ジャンピングフロントハイキックと繋ぐ。
　しかし棚橋は、串刺し攻撃をかわしてアンダーソンの急所をコーナーに激突させ、ドラゴンスリーパー。
　その後、エルボースマッシュ合戦となり、アンダーソンがカウンターバックエルボー。しかし棚橋は、ハンマースルーを回避してショートレンジ式のスリングブレイドで逆襲。
　するとアンダーソンは、棚橋を突き飛ばして場外に落とそうとする。これをロープを掴んで踏ん張った棚橋が、得意の逆上がりで復活しようとすると、アンダーソンはその顔面へ低空ドロップキックを発射。さらに、トップロープ越えのトペコンヒーロで追い討ちをかける。
　続いてアンダーソンは、コーナー最上段からのダイビングガンスタンを披露。苦しい棚橋は、逆さ押さえ込みで反撃し、エルボーをかわしてのスリングブレイド。そして、コーナー最上段に上る。
　これをアンダーソンが追いかけ、不安定な状態での攻防となる。それでも棚橋はアンダーソンを叩き落とし、ハイフライフローでダイブ。ところが、アンダーソンがドンピシャのタイミングでガンスタンを繰り出し、棚橋を撃破した。

COMMENT

アンダーソン「俺の1番の望みはみんなが今日見たことを受け入れてくれることだ。今日は俺は棚橋に勝ったんだ！　俺はIWGPタッグチャンピオンだ。みんな俺のことをヒールだと思ってるかもしれない。ただ、俺はIWGPタッグチャンピオンとしての誇りがある。新日本プロレスの一員であるという誇りもある。だから今日の勝利はまったく驚くこともないことだよ。俺は誇りを持ってG1に臨んでるんだから」

棚橋「まさかだな？　完全に勝てる相手だったのに……。クッソ〜。カール・アンダーソンはやったこともあるけどさ、やっぱチャンピオンだけあると思うよ。まだ、巻き返せるっしょ？　初戦だからさ。心配すんな！　……誰が欠場しようとも、俺がG1 CLIMAX盛り上げてやっから。エースがな。責任あるからな？　（最後はハイフライフローをガンスタンで切り返された？）ああ……。まぁ、心配すんなって！　大丈夫だ！　俺が、俺が一番なりたいレスラーは棚橋弘至だけど、もし一つ！　俺がなれるとしたら、カール・アンダーソンみたいなレスラーになりてぇや」　