G1 CLIMAX XX 〜20th Anniversary〜

日時: 2010年8月6日(金) 18:00開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 1900

第4試合 30分1本勝負
小島聡復帰戦

田口隆祐
エル・サムライ

境界線

レフェリー｜タイガー服部

MATCH REPORT

小島が入場すると「小島」コールが起きる。そんな中、後藤対小島で試合がスタート。両者はいきなり激しいチョップ合戦を開始。これがさらにエルボー合戦に発展し、両者ともにフラフラとなる。ここから小島がラリアットを繰り出すが、かわした後藤がバックドロップ。だが、小島もすぐにバックドロップをお返しした。
　田口対小島の場面。後藤が田口を救出に入ると、小島がエキサイト。コーナーへ戻った後藤を、ラリアットでリング下へ叩き落とした。
　そんな中、田口の劣勢は続き、小島が逆水平チョップ連射、いっちゃうぞエルボーで追撃。だが、田口はドロップキックで逆襲し、後藤にタッチする。
　後藤は、小島にエルボー連打、串刺しニールキック、ダイビングエルボードロップ。そして、DDTの反撃をものともせず、追走式ラリアット、牛殺しで追撃。続いての昇天は阻止されたものの、水面蹴りで小島を倒した。
　劣勢の小島は、トレイン攻撃を回避し、エルボーで田口を吹き飛ばす。そして、後藤にはエルボー連打、ローリングエルボーを食らわせる。これに対し後藤がラリアットで反撃すると、小島はコジコジカッターで報復した。
　田口対サムライの場面。サムライが、リバースDDT、ダイビングヘッドバット、チキンウィングアームロックとラッシュ。さらにサムライは、コーナーから高角度前方回転エビ固めを繰り出すが、すり抜けた田口が低空ドロップキックで反撃。
　ここで後藤組はトレイン攻撃を敢行。さらに田口が、ジャーマンスープレックスホールドを繰り出すものの、小島がカット。すると田口はどどんを狙うが、サムライが回転エビ固めで逆襲。
　しかし、田口は続いてのラリアットをかわすと、改めてどどんを炸裂させ、サムライを沈めた。

COMMENT

後藤「小島！　手術明けでG1王者になれるほど、G1は甘くねぇよ。それなりの覚悟を持って、G1に参加してんだろ？　それを8月15日（両国国技館）、最終戦の舞台ではシッカリ見せてもらうから。その覚悟がなかったら、試合にならねぇぞ！　ま、15日まで時間あるけどさ、その覚悟ってのを見させてもらって、最終戦、小島戦……。俺もそれなりの覚悟を持っていくからよ」
田口「ま、僕はG1とは関係ないすけど、サムライさんともう一回、こういう機会をもらったんで、サムライジムをもう一回、復活というかね。サムライジムは資金難みたいなんで。資金繰りがヤバイみたいですから。僕がね、自腹で、この夏じゃなく、この秋に向けての新色、サムライジムＴシャツ。茶色に続く、第2弾。地味なえんじ色。わが母校、仙台一校の色をね、使ってみました。どうすかコレ？　闘魂SHOPさんにグッズ化してもらってね。サムライジムの資金稼ぎ、そこからサムライジム復活目指して……ゆくゆくは後藤ちゃんにも入ってもらって。チャンピオンになれるから、サムライジムに入ったら（笑）」
後藤「フゥ……以上です！」　

サムライ「せっかくの復帰戦で負けちゃった……」
小島「松田さん！　違ったサムライだった（笑）。ちょっと昔から知ってるんで間違えちゃった。こんな声一人しかいないじゃないですか？　松田さんしか。まだまだ、気持ちはすげぇ気持ちイイ！　俺はプロレスラーとして帰ってきた。俺はいまプロレスラーとして生きてきた！　生きて帰ってきたよ、この場に。いま生きてる、体が動いてる。プロレスの試合が終わっていま身体が動いてる。こんなに幸せなことはないよ。それがすべてさ。8月6日のすべて。対戦相手にも感謝してるし、味方のサムライにも感謝してるし、この場を提供してくれた新日本プロレスにも感謝してるよ。ただ、ここから道を切り開いていくのは俺自身だから。感謝の気持ちはこれで終わりです。あとは俺の力でこのG1 CLIMAX生き抜いてみせる。絶対最後まで生きて帰ってくる！　それだけです」