G1 CLIMAX XX 〜20th Anniversary〜

日時: 2010年8月6日(金) 18:00開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 1900

第3試合 20分1本勝負

プリンス・デヴィット
ストロングマン

境界線

(1勝＝2点)
(1敗＝0点)

07分36秒　エビ固め

レフェリー｜タイガー服部

MATCH REPORT

試合開始早々、ストロングマンがデヴィットを投げ飛ばし、ノド輪でコーナーに追い込んで強烈なチョップ、串刺しラリアット。
　対するデヴィットは、ラリアットをかわしてドロップキック3連発で反撃。これでストロングマンが場外に落ちると、ロープに走る。だが、レフェリーが割って入って攻撃を阻止し、場内がブーイングに包まれる。
　するとデヴィットはプランチャを繰り出すが、受け止めたストロングマンが強烈なチョップで逆襲。そして、デヴィットをリフトアップすると、東側客席に放り捨て、さすがのパワーを見せ付けた。だが、デヴィットは鉄柵に飛び乗り、ドロップキックで反撃。
　そして、リングに戻ったデヴィットは、笑みを浮かべつつ人差し指を口に当てると、ロープへダッシュ。後ろ向きのレフェリーを飛び越え、ストロングマンにノータッチトペコンヒーロをお見舞いした。
　その後、デヴィットはミサイルキックで追撃するが、ストロングマンはカウンターショルダータックルで反撃し、ベアハグ、逆水平チョップ。デヴィットもチョップをお返しするものの、ストロングマンは強烈な1発で報復。そして、デヴィットを力任せにスローイングしてコーナーへ叩きつける。
　劣勢のデヴィットは、串刺しタックルをかわし、ストロングマンの背中へミサイルキック。そして、ダイビングフットスタンプからフォールするものの、カウントは2。
　これに対しストロングマンは、カウンターラリアットからアルゼンチンバックブリーカー。そしてバックフリップでデヴィットを叩きつける。
　さらにストロングマンは、ストロングマンロックでデヴィットに追い討ち。しかし、これをうまくすり抜けたデヴィットが下から丸め込み、電光石火の3カウントを奪った。

COMMENT

デヴィット「今日のストロングマン、ホントに強かった。筋肉もパワーも凄いし……でもボクはストロングマンに勝ったよ！　ストロングマンとボクの体重差は40キロはあると思う。でも、新日本プロレスファンのみんながボクに50キロぶんのパワーをくれた。だから、勝てたんだと思う。ファーストマッチに勝って、明日に向かって気持ちよく、試合に望めるよ。アリガトウ。（IWGPJr.王者として出ることはリスクもある？）ジュニアのチャンピオンとしてヘビー級の選手と当たることは、たしかにリスクもあるかもしれない。でも、ボクはこのベルトを持って、G1に出ることに誇りを持っている。だから、こうやってベルトを持ってリングに上がって、自分なりの試合をする。そういう覚悟で毎試合、毎試合、G1に望んでいきます」　

※ストロングマンは何かうなりながら、ノーコメントで控室へ帰っていった。