BEST OF THE SUPER Jr.ⅩVII　〜STRIKE GOLD〜

日時: 2010年5月30日(日) 18:00開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 1900

第3試合 30分1本勝負
BEST OF THE SUPER Jr. Aブロック公式戦

獣神サンダー・ライガー
KUSHIDA（SMASH）

境界線

（1勝=2点）
（1敗=0点）

12分44秒　垂直落下式ブレーンバスター→体固め

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

　ショルダータックルでライガーを吹き飛ばしたKUSHIDAが、その場飛びムーンサルトプレス。だが、ライガーはすぐに脚を取って反撃し、監獄固め。KUSHIDAが下からのエルボーで抵抗すると、フロントネックロックとの複合技で切り返す。
　場外戦となり、ライガーがKUSHIDAのヒザを鉄柱に叩きつけ、ヒザと背中にイス攻撃をお見舞い。さらに、リングに戻ったライガーは、ニークラッシャー、足4の字固め、鉄柱に固定してのイス攻撃などで、KUSHIDAのヒザを徹底的に攻め続ける。
　劣勢に追い込まれたKUSHIDAは、突進して来たライガーをロープをずらして場外に落とし、トペコンヒーロ。
　リングに戻り、KUSHIDAがコーナーに上ると、ライガーが追いかけて雪崩式ブレーンバスターを狙う。しかし、これをエルボーで迎撃したKUSHIDAは、フライングボディアタック。
　対するライガーは、風車式バックブリーカーで逆襲し、串刺し掌底で追撃。そして、サンダーライガーボムの体勢に入るものの、KUSHIDAは額へのパンチ連射で回避。さらに、スクールボーイからフォールへは行かずに素早く立ち上がり、ライガーの側頭部へローキックを発射。
　両者へのコールが交錯する中、KUSHIDAがムーンサルトプレスを繰り出すものの、ライガーは両膝でガード。
　しかしKUSHIDAは、風車式バックブリーカーをスイングDDTで切り返し。そして、ドラゴンスープレックスを阻止してロープに走るが、ライガーは空中胴締め落としで反撃。
　続くランニング掌底は受け止めたKUSHIDAだったが、ライガーは右のショートレンジ掌底で逆襲。そして、パワーボムホイップ、垂直落下式ブレーンバスターと繋いで勝利を収めた。
　
　試合後、ダメージの大きいKUSHIDAはすぐには立てず、リング上でうずくまる。するとそこへ外道が現れ、竹刀で2度殴打。6月8日ディファ有明大会での公式戦を前に、新たな遺恨を残した。

COMMENT

ライガー「ま、KUSHIDAがどうこう言うよりも、問題はオレなわけで。オレが……どこまで行けるか？　ただ、それだけだ。人のことどうのこうのって言ってる場合じゃないし。なんか前の試合でAKIRAが、吉橋に足を救われたっていうのも見てるんでね。キッチリいって。いまチャンピオンなんだから、チャンピオンとしてチャンピオンの成績をキッチリ残したいし。オレの目の前には丸藤（正道）がいるんだ。ヤツを倒さんことには何も始まらないんだ。それがすべてだ。だからこそ優勝する。チャンピオンとして優勝します。他人がどうこうじゃない！　大事なのは自分自身だ。だから、今シリーズ、自分のコメントだけを出すことにする。他人様は知らない。オレだけだ！　オレだけを見ていればいい！」

※試合後、KUSHIDAを急襲した外道の行為を受けて
外道「口でわかんねぇよ、家畜野郎にはよ？　食らわすしかねぇんだよ!!　こういうもんでよ教育すんだよ!!　おら!!　ディファでよちゃんと教育してやるからよ覚えとけよ、この野郎!!」
　　
KUSHIDA「何だよおい!!　わけわかんねぇよ。まったく覚えてない。外道だろ、竹刀？　くそ！」