Circuit2010 NEW JAPAN ISM
- 日時
- 2010年2月14日(日) 16:30開場 17:00開始
- 会場
- 東京・両国国技館
- 観衆
- 6300
-
第9試合 60分1本勝負
IWGPヘビー級選手権試合- 第53代王者
- 挑戦者
レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
その後、中西が中邑の蹴り足をキャッチ。中邑がスレッジハンマーで抵抗すると、中西はマッケンローでダウンを奪った。
中西の串刺しラリアットをかわした中邑は、膝攻撃を連発。さらに、中西の首をエプロンから場外に出し、後頭部へニードロップを投下。リングに戻っても中邑の膝攻撃は続き、さらに後頭部へエルボーを打ち込む。
劣勢の中西は、カウンター水車落としで反撃し、逆水平チョップ乱打、串刺しラリアット2連発、ブレーンバスタースラム。対する中邑は、ジャンピングニードロップをかわし、中西をコーナーに振る。だが、中西はセカンドロープに飛び乗ってフライングボディアタックで逆襲。中邑が場外に落ちると、プランチャで追撃。
リングに戻り、中西がミサイルキック、野人ダンスからのラリアット。さらにアルゼンチンバックブリーカーを極めるものの、中邑は首に腕を巻きつけてDDTで反撃。さらに、フロントネックロック、スリーパーホールド、タイガースープレックスホールド、リバースパワースラムと畳み掛ける。
続いて中邑はボマイェを発射するが、中西が荒鷲掴みでキャッチ。そして、中邑を強引に投げ捨てた中西は、逆片エビ固めでギブアップを迫る。
中西の攻撃は続き、ストレッチマフラー。中邑が抵抗すると、そのまま持ち上げてコーナーに顔面を激突させる。さらにヘラクレスカッターからフォールに行くものの、カウントは2。
さらに中西が大☆中西ジャーマンを決めると、場内が大「中西」コールに包まれる。すると中西は、マナバウアーで中邑をフォール。ファンがカウントを大合唱したが、ピンフォールにはならず。
さらに「中西」コールが続く中、中西はロープに首を打ちつける特大☆中西ジャーマン。だが、うまく着地した中邑が後頭部へボマイェを発射。
これで両者ダウンとなり、中邑の首を掴んだ中西が張り手。しかし、中邑はパンチ3連打で反撃。そして、後頭部にキックを見舞い、ボマイェへ。すかさず中西が荒鷲掴みの体勢で待ち構えるが、これはフェイント。手前で急停止した中邑は左足でボマイェを発射。そして最後は、改めて右のボマイェを放って中西を葬った。
試合後、IWGP王座5度目の防衛に成功した中邑に、認定証、トロフィーが授与される。そしてチャンピオンベルトを腰に巻いた中邑は、勝利者インタビューに答えた。
--中西選手の印象は?
中邑「言葉には表せないんじゃないかな。俺の発想にはないね。全ての攻撃、パワー、中西学自体が」
--中西選手は“ボマイェ返し”を宣言していましたが?
中邑「まぁ、やる気は買いますが、付け焼刃。付け焼刃でしょう。最後は“ボマイェ返し返し”で。俺のは付け焼刃じゃないんでね」
--今後はどのように未来を描きますか?
中邑「今日は(リングに)上がって来る奴、いねぇんだな。チャンスだぞ、オイ。自重してんのか? プロレスラーが。まぁ、いいや。頑張ってるとか、支持があるとか、待望論があるとか、どうでもいいね。リングは、リングの中は力だろ! このベルト、IWGPが欲しかったら、かかって来い!!」
COMMENT
※中西はセコンドに肩をかつがれ、ノーコメントのまま控室へ