Circuit2010 NEW JAPAN ISM
- 日時
- 2010年2月14日(日) 16:30開場 17:00開始
- 会場
- 東京・両国国技館
- 観衆
- 6300
-
第5試合 60分1本勝負
スペシャルシングルマッチレフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
辛うじてリングに戻った永田は、カウンターフロントスープレックスで逆襲。そして、ローキック連射で追い討ちをかけ、場外に逃げたTAJIRIを追いかけて圧倒する。
永田は、リングに戻っても打撃連打でTAJIRIを追い込み、「来いよ!」と叫び声をあげる。すると、TAJIRIはトラースキックで逆襲し、強烈な張り手をお返し。ここから張り手合戦、エルボー合戦が展開される。
永田のニーリフト連打に対し、TAJIRIはハンドスプリングエルボーで反撃し、フライングニールキック。
そして、浅見レフェリーに自分の腕を絡めて背中合わせになると、永田にグリーンミストを噴射。
ところが、永田はなぜかTAJIRIを睨んだままリング中央で仁王立ち。あまりの恐怖に頭を抱えて逃げまどうTAJIRIを捕獲した永田は、バックドロップ。
そして、白目をむいて腕折りを極め、TAJIRIをギブアップさせた。
勝敗が決してもなかなかTAJIRIの腕を離さなかった永田。最後も仁王立ちでTAJIRIを睨みつけた。
COMMENT
TAJIRI「う〜ん……(痛そうに腕をさすりながら)。(『やはり最後は青義が勝った、ということか?』)はい? おたくはどちらさんですか?(『テレビ朝日です!』)あ、そう。青義が勝った? 他の皆さんもそう思いますか? なんか質問がくだらなくないですか?(他の記者が『毒霧が2度も通用しませんでしたが?』と聞くと)ショックだね、免疫ができてる、ホント。というか、戦前からわかってたけど、永田裕志は素晴らしい選手ですよ。たいしたもんですよ。アスリートとしては素晴らしいよね。やっぱり新日本の中でも一、二を争う人間ですよ。(『これで永田とは1勝1敗となったが、今後はどういうスタンスで?』)お互い取り合ったという意味では、これで1勝1敗ですよね? しかしね、強い。新日本の選手はとにかく強いよね。言っておくけどね、自分が新日本より凄いとか言い張るつもりはないよ。ただ、やっぱね……俺も永田さんもお互い進むべき道が違うね。その途中でちょっと、たまたま道がクロスしたような闘いだったかな。だからもしかしたら、お互い忘れた方がいいかもね。お互いの道を突き進んだ方がいいかも。それが正直な手応えですね。それと、自分から永田さんに突っかけておいて何だけど、やってる途中、棚橋弘至が懐かしくなったよね。(『次は、棚橋を狙う?』)いや、そういう単純なことではなくて。そこはわからないんだけど。ただ、やりあう関係じゃなく、次の段階に昇華したような……絡み方ができたら。なんか僕はきっとハッピーになれるかなって。ただ、やっぱり永田さんは素晴らしいよ。それはちゃんと知ってるよ。(『これからも新日本の選手と闘っていく?』)まぁね……やっぱりここは日本一だよね、ウン。……ちょっと(コメントの)流れが想像外だったでしょ? そんな悪いヤツじゃないんだよ(笑)。(『次に目指す場所は?』)わかんないねぇ〜。しかし、やっぱりストロングスタイルもアメリカンスタイルもメキシカンスタイルも、全部プロレスっていう広い宇宙を構成するパーツなんだよ。だから、1つにこだわっていくことは、その宇宙を小さくすることなんだ。そういうことを僕は言いたかったんだ。だから、僕はアメリカンスタイルじゃなくてTAJIRIスタイルだし、永田裕志もストロングスタイルじゃなく永田裕志スタイルでしょ? もう、なんかストロングスタイルを守るとか、そういう闘いは古いなぁ。そういうのは『G1』に参戦した時点でとっくに終わってるんだよ。しかし……永田さんは凄いなぁ。尊敬しますよ、僕は。(敬礼ポーズで)以上ッ!!」