Circuit2010 NEW JAPAN ISM
- 日時
- 2010年2月14日(日) 16:30開場 17:00開始
- 会場
- 東京・両国国技館
- 観衆
- 6300
-
第2試合 60分1本勝負
IWGP Jr.タッグ選手権試合- 第24代王者組
- 挑戦者組
レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
試合が始まると、Apollo 55が得意の連携で外道の腕に集中攻撃。さらには、乱入しようとした東郷も蹴散らして、幸先のいいスタートを切る。
さらに田口は、ドロップキックで外道を場外に吹き飛ばし、トペフェイント。そしてリング中央でセクシーに腰を振るが、東郷が背後から急襲。これで場外に落ちた田口を、外道と東郷がラフ殺法でいたぶる。
リングに戻っても、田口の劣勢は変わらず、チャレンジャーチームのダーティーファイトで長時間苦しめられる。
デヴィット対東郷の場面。デヴィットが外道にミサイルキック、東郷にフットスタンプ、オーバーヘッドキック。そして、田口が三角飛びプランチャで外道を分断。
ここでデヴィットは東郷をロープに振る。しかし、その勢いを利用した東郷が場外の田口にトペスイシーダ。すると今度は、デヴィットがロープに走り、東郷と外道に向かってノータッチトペコンヒーロ。
リングに戻り、東郷がデヴィットをブレーンバスターで投げるが、そばにいた田口が体を受け止めてフォロー。そして、田口が低空ドロップキックで東郷を倒し、その顔面にデヴィットがドロップキックを発射。
田口対外道の場面。田口が三角飛びドロップキック、スリーアミーゴ、回転エビ固めをすり抜けての低空ドロップキック。しかし、続いてのどどんは失敗。ここで東郷が乱入し、外道と共に合体コンプリートショットを敢行。そして、外道が田口をコンプリートショットでダウンさせ、東郷がコーナー最上段からダイビングセントーンを狙う。しかし、田口は自分の脚を押さえつける外道をロープまで蹴散らして逆襲。この衝撃でバランスを崩した東郷は、コーナーの金具に急所を痛打。
すると、外道が田口を外道クラッチで固めるものの、カウントはギリギリで2。カットに入ったデヴィットが、外道のパンチを東郷に誤爆させると、田口が外道にどどん。さらにデヴィットがダイビングフットスタンプで追撃。
最後は、合体殺法ブラックホールバケーションで、田口が外道から3カウントを奪った。
試合後、ミラノとタイチがリングイン。そしてミラノが、自分をさんざん侮辱した外道に、トラースキックを発射。これで大きな「ミラノ」コールが起きる。
そして、田口とデヴィットが、ミラノの首にIWGP Jr.タッグベルトをかける。思わず涙ぐんだミラノは、コーナーに上ってファンの大声援に応え、田口とデヴィットの手をあげた。
COMMENT
※ここで田口、デヴィット、そしてミラノ、タイチの4人でクアーズビールを手に乾杯した
田口「まずは、Xがディック東郷だったという事で、東郷は素晴らしい選手ですけど、コンビネーションで外道のベストパートナーは邪道。そういう点で、東郷&外道は邪道&外道より1枚劣ると思うので。まぁ、個々の力が高いですから、厳しい闘いでした」
デヴィット「今日、相手はゲドウとトウゴウだったけど、僕達は彼らに対して敬意は感じなかった。当然、彼らに勝ったけど、ジャドウ、ゲドウのチームと闘えなかった事は少し心残りかも知れない。もし、ゲドウがもう1度挑戦したいと言うのであれば、ジャドウと来ればいい」
田口「(ミラノについて)試合が原因で負傷して引退というのは、この仕事をしている以上、リングというのは事故がつきものですから。これを故意にやるか、間違ってやってしまうかで、外道には怒りを感じていた。まぁ、最後にプレゼントというかね、ああいう形で1発気持ちいいのを入れてもらえて、スッキリした形でプロレスを後にしてもらえるかなと。まぁ、もっとミラノさんとは試合したかったですけど。残念なんですけど、最後にプレゼントできたので、僕の中では思い残す事は無いですね。(『右目を負傷したようだが?』)目はどうしても鍛えられるものでは無いですから、これ以上の苦しみをミラノさんが味わっていたのかと思うと、また怒りがふつふつと沸いてきます。まぁ今日、目をやられた分は、今度試合でキッチリと返します。(『理想のチャンピオン像は?』)まだまだ完成してるとは思っていない。まだ、僕らは成長している段階なので、負けないチャンピオンと言ったらあれですけど、世界中の相手を敵にしていきたいです。最終的には宇宙人です」
デヴィット「僕達Apollo 55は、このベルトを防衛できた事が凄く嬉しい。今シリーズ、色々なチームと2転3転したが、それ以前にモーターシティ・マシンガンズなど、素晴らしいタッグチームと闘ってきて、今、僕達がベルトを持っているというのは本当に嬉しい事。Apollo 55として、何時までもこのベルトを守り続けていきたい。新日本のリングだけに限らず、世界中で。僕達はこのベルトと共に進歩していきたい」
外道「(『ミラノの思いを受け止められたか?』)聞くな! コノヤロー!!」
※東郷はノーコメント