Circuit2010 NEW JAPAN ISM
- 日時
- 2010年2月10日(水) 開場 開始
- 会場
- 大阪・大阪市中央体育館・サブアリーナ
- 観衆
- 1600
-
第6試合 30分1本勝負
スペシャル6人タッグマッチレフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
棚橋対矢野の場面。矢野が棚橋の髪の毛を掴んで場外戦に持ち込み、またもやハサミを取り出す。だが、棚橋はいち早く脱出してリングに生還。すると矢野は、腹いせとばかりに尾崎仁彦リングアナの髪の毛を切る暴挙に出た。
後藤対田中の場面。両者のラリアットが3度相打ちとなり、後藤が4発目のラリアットで田中をなぎ倒す。
しかし、田中は串刺しジャンピングエルボーで反撃。そこから場外戦となり、田中が後藤をテーブルの上に寝かせ、ダイビングボディプレスを敢行。
棚橋対矢野の場面。棚橋がロープに走ると、控えの中邑が背後から襲い掛かって羽交い絞めにする。しかし、矢野のランニングエルボーは棚橋がよけて中邑に誤爆。すかさず棚橋はスリングブレイドで矢野を倒すが、ハイフライフローは田中に妨害されて不発。
中西対中邑の場面。中西が逆水平チョップ乱射、串刺しラリアット2連発、ブレーンバスタースラム、ジャンピングニードロップ。そして、アルゼンチンバックブリーカーを極めるが、中邑は中西の頭に膝蹴りを入れて脱出。
中西対田中の場面。田中のスピアーを受け止めた中西が、そのまま肩越しに投げ捨てる。さらに中西は一本足ハンマーで田中を倒し、コーナー最上段に上る。これを矢野が妨害すると、起き上がった田中もコーナーへ。しかし、後藤が割って入り、田中をパワーボムで叩きつける。そして、後藤が田中を羽交い絞めにすると、中西がミサイルキックを発射。
その後、田中の竹刀攻撃をよけた中西がスピアーで反撃。そして、アルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げる。
だが、ここで中邑が乱入。それを見て技を解いた中西に、中邑がハイキックをお見舞い。そして、ボマイェで突っ込んで行くものの、中西は坂口征二直伝の荒鷲掴みで逆襲。中邑を持ち上げて横方向に投げ捨てた。
この直後、乱入した田中を、後藤が竹刀で乱打し、ラリアットで追撃。そこへ棚橋がハイフライフロー追撃。最後は、中西がジャーマンスープレックスホールドで田中を沈めた。
試合後、中西がマイクを掴み、次のようにマイクアピールした。
「(※手拍子から)ホーー!! 大阪の皆さん、今日はありがとうございました! 皆さんの声援のおかげで、荒鷲掴み! 成功しました! 今度はこの技から中邑真輔を倒し、2月14日、必ず、この腰に! IWGPのベルトを巻きます!! 東京まで来れる人は、来て下さい。そして、ペイ・パー・ビューでやりますので、皆さん応援して下さい! どっちも見れへん人は、心の中で応援してやって下さい。今日はどうもありがとうございました!!」
勝利者賞:お好み焼ゆかり(お食事券)
COMMENT
棚橋「狂っとんな! 狂っとんな、矢野は。おかしいわ。正気の沙汰じゃねぇよ。何、本気で切ってんだよ。マジかよ。尾崎リングアナ、髪の毛切られちゃった。俺の髪の毛はゼッテェ守るからな!」
中西「(荒鷲掴みについて)これだけちゃうぞ。分かってるやろ。こんなもんちゃうからな。ここからもっと凄いのいくからな。言うたやろ、ただ(ボマイェを)止めるだけちゃうからな。アイツがボマイェ出す時が、アイツの最後じゃ。キッチリ決めたるからよ。(中邑について)今、自分が1番分かってるんちゃうか。奥が深いぞ、荒鷲掴みは。あくまで門やからな。その奥にあるもんを楽しみにしといてくれ。(『これで優位に立ったと思うか?』)優位もクソもあるか。男と男が恥も外聞もしのいで、闘うんやぞ。体の穴が全部開いてまうぞ。それでもベルト、自分の腰に巻きたい、そのために死にもの狂いで頑張るんや。有利、不利は、お前ら専門家が考えればいいよ。俺はただただ、中邑真輔を倒す! ストレートに行くよ」
矢野「オイ! 棚橋、次はテメェだ、バカ野郎! 24時間おびえてろ。簡単にはやらねぇぞ。1番いい時にやってやる!」
中邑「出しちゃったな、中西御殿。想像してたのとは、えらい違いだ。だから、付け焼刃だと言っただろ。いいよ、四の五の言わなくて。坂口征二が何とか、カール・ゴッチが何とか、誰かのふんどしがねぇと相撲を取れねぇのか、オイ。まぁ、自分で自分自身を否定してるようなものだぜ。そんな事よりも、中西学、言葉はいらねぇ! 体1つでリングに上がってこいって言ってるだろ!」
※田中はノーコメント
※試合中、矢野にハサミで髪の毛を切られた尾崎仁彦リングアナウンサーのコメント
尾崎「僕にとって、髪は“長い友達”。それを切った矢野選手を、両国で棚橋選手に倒してもらいたい」