Circuit2010 NEW JAPAN ISM
- 日時
- 2010年1月31日(日) 15:30開場 16:00開始
- 会場
- 東京・ディファ有明
- 観衆
- 1800
-
第7試合 30分1本勝負
スペシャルタッグマッチレフェリー|タイガー服部
MATCH REPORT
中邑対中西の場面。強烈なエルボーをぶち込み合った後、中邑がニードロップ、ヘッドロック。強引に振りほどいた中西はショルダータックル、ヘッドバット、袈裟切りチョップと荒々しいファイトで挽回する。
後藤対田中となり、張り手合戦から後藤がサイクロンホイップ。ラリアットで田中を場外に落とし、そのまま追っていく。だが、鉄柵へのハンマースルーは田中が切り返し、竹刀をフルスイング。机を投げつけた田中は、その机を立てて後藤を乗せると、コーナー最上段からダイブ。凄まじい衝撃音と共に、机は真ん中で折れた。
田中は、リングインした後藤に串刺しジャンピングエルボーアタック。さらに中邑が、ニーリフト連打から対角コーナーに乗せて膝をかち上げる。田中がブレーンバスターで投げた後、中邑はミドルキック連打。後藤がキャッチすると、延髄斬りを叩き込む。それでも後藤は、中邑にカウンターのニールキックをヒットさせて自力で生還。
タッチを受けた中西はチョップ、ヘッドバットで中邑を押し込む。そして串刺しラリアット、ブレーンバスタースラム、助走をつけてのジャンピングニードロップとラッシュする。
中邑がフロントスリーパーで捕獲すると、中西は振りほどいて水車落としで追撃。そして、ミサイルキックを投下し、アルゼンチンバックブリーカーで中邑を担ぐ。何とか自力で脱出した中邑は、ジャンピングニードロップで逆襲して田中とタッチ。
田中はジャンピングエルボーアタックからスピアー。これをキャッチした中西は、なおも突進してくる田中を一本足ハンマーで撃退。
勢いよく飛び出した後藤は、田中にラリアット、串刺しラリアット、串刺しニールキックからコーナーへ。すると、田中は起き上がって雪崩式ブレーンバスター。続く、ラリアット合戦に勝利した後藤は、トレイン攻撃から、ダイビングエルボードロップ。
この直後、後藤と田中の攻防に巻き込まれたタイガー服部レフェリーが場外でダウン。田中はラリアットから竹刀を持ち出すと、中西がアルゼンチンバックブリーカーで担いで阻止。これは中邑がカットすると、後藤は田中に後頭部、正面からのラリアット2連発。さらに、ジャーマンスープレックスホールドで固めるも、レフェリー不在でカウントはっ入らない。
さらに後藤がロープに走ると、セコンドの外道が脚を掴んでストップ。田中は竹刀を3連打し、ラリアットからフォール。服部レフェリーがカウントを叩くも、後藤は意地のキックアウト。すると、田中は間髪入れずにスライディングDを放って、今度こそ後藤をピンフォールした。
試合後、田中はダウンする後藤を尻目に、「オイ、やっぱお前、ダメだわ。同じ相手に3連敗なんてよ、俺は去年お前に負けたのが一番の屈辱なんじゃ、コラ! 両国で、お前がこのリングに上がれんくらいボコボコにしてやるから、覚えとけ。坊ちゃん!」と散々罵倒。田中が引き上げた後、後藤は悔しさを爆発させて何度もマットを叩いた。
COMMENT
田中「(竹刀を見せて)オイ、見てみろ。人の頭をよ、思いっきり憎しみ込めて殴ったら、こんなんなんねんな。それぐらい俺はアイツに頭にきてんねん。オイ、俺はアイツの噛ませ犬になったつもりはないけど、俺に勝ったんやったらよ、そっから這い上がってみろよ、お前。俺はがっかりやね。そんな奴に去年、この新日本プロレスのビックマッチのリングで負けたと思うと、恥ずかしいっちゅうねん。その恥ずかしい気持ち、はらわた煮えくりかえってる気持ちがこれ(竹刀)や。アイツにはこれっぽっちだけど期待してたんや。アイツあかんな。もう1回一から性根叩きなおしてやるよ。まぁ、アイツがもう這い上がって来れない位置まで、俺が叩き潰してやる。そしてアイツの気持ちがもう折れるんやったら、それまでやし。ただ、がっかりじゃ。(『後藤選手を坊ちゃんと呼んでいたが?』)アイツ、ホンマ感覚がおかしいちゃうんか。アイツ、結婚発表したやろ? どん底に堕ちとる時に発表して、どないすんねん。結婚したこと言わんと、何かでっかい勲章とってからからパッと言うもんやったやん。でもアイツ、坊ちゃんっていうか、ちと足らんっていうかな。あんなどん底で発表して誰が祝福するねん。俺が負けた相手がドームでベルト獲って結婚発表。(それなら)俺だって祝福してやるよ。誰があの状況で祝福出来るんやって。甘い。そういう所が俺から見たら坊ちゃんやろうね。(竹刀が)もうこんなんなってしまったからね。俺の守護神っていうか、そういう物をまたどっかで手に入れんといかんし。ホンマに人の頭竹刀でブッ叩いたの初めてやからね。気持ちよかった。(『後藤選手は“相手の土俵でやってやる”と言っているが?』)相手の土俵? お前勘違いすんな。俺の土俵って言ったらこんなんどころじゃないで。もっと、凄いもんいっぱい出てくんねんで。そんなところでやるん言うんやったら、俺はいいで。でも、そういうスタイルでやるんやったら、俺はもう負けるつもりもない。こんなどころじゃないよ。アイツがそれを望むんであればやってやってもいいけど、ちょっと勉強しなさい。ただ、俺の領域に進んでくるのは簡単じゃない。口では言えるよ。それに応じて試合を成立させる難しさは、俺が一番知っとんねん。ちょっとそっと口で言ったからって出来るもんじゃない。まだまだそれでやるんやったら勉強。プロレスの勉強しなさい。(『後藤選手は“2月14日両国国技館大会のシングル戦をハードコアルールに変更”と言ってますが?』)変更? 会社が飲むんやったらそれだっていいよ。本当に。今日みたいなレフェリーのブラインドを突いたのでポロっと負けるんやったら、俺の領域に入りこむのはまだちょっと早いかなって思うけど。アイツが望むんやったら俺は受けたる。でも、そのかわり色んな物を使ってやるものを勉強しなさい。そういう体を作りなさい。簡単に対応できるようなスタイルじゃないよ。今までアイツがやってきたようなスタイルじゃないから。(『昨年8月30日の後楽園ホール大会でやっていますが?』)まだ、あれが初めてやったから、あれぐらいで多少なりの合格点出せたかもしれん。でも2回目やろ。全く同じ目線で見てもらわな。ちょっとやそっとの合格点じゃ納得できへんよ。色んなもの見なさい」
後藤「お前のやり方、分かってるよ。分かってるよ! いいよ。お前の懐でやってやるよ。オイ、次、(2/14)両国。(田中とのシングル戦は)ハードコアマッチだ! 変更しとけ!」
※中西はノーコメント