ユークス Presents レッスルキングダムIV in 東京ドーム
- 日時
- 2010年1月4日(月) 16:30開場 17:00開始
- 会場
- 東京・東京ドーム
- 観衆
- 41,500人
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第10試合 60分1本勝負
IWGPヘビー級選手権試合 The newest , The strongest- (第53代王者)
- (挑戦者)
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中邑 真輔
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高山 善廣
※王者が4度目の防衛に成功レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
さらに高山は、ニーリフト、ランニングニーリフト。そして、場外に下りると中邑の体をエプロンまで引きずり出し、胸部へのキック、首筋へのハンマーブローを連射する。
高山の攻勢は続き、コーナーへ逆さ吊りにした中邑へ串刺しニーリフト連射、串刺しドロップキック。そして、スリーパーホールドで絞め上げる。
中邑も打撃のラッシュで反撃するものの、高山はカウンターニーリフト。続いて高山はバックドロップを狙うが、中邑が頭部への膝蹴りで脱出。そこから飛び膝 蹴り、ミドルキック連射、カウンターキックと繋ぎ、ダウンした高山のボディへ膝蹴りを連射。そして、ジャーマンスープレックスホールドで固めるものの、カ ウントは2。
さらに中邑は、ラリアットをかわして飛びつき腕ひしぎ逆十字固めを極めるが、高山は脚を伸ばしてロープエスケープ。すると中邑はミ ドルキックを連射するが、蹴り脚をキャッチした高山が重いミドルキックをお返し。そして、バックドロップ、串刺しジャンピングニー、ダブルアームスープ レックス、腕ひしぎ逆十字固めで追い討ちをかける。
辛うじてロープに逃れた中邑が背中をロープに預けると、高山はかまわずニーリフト連射で追 撃。さらに、トップロープ越しのドラゴンスープレックスホイップ、エベレストジャーマンと畳み掛ける。これを中邑が腕ひしぎ逆十字固めで切り返すが、立ち 上がった高山が踏みつけ攻撃で強引に技を解く。
苦しい中邑はタックルで突っ込むが、高山のカウンターニーリフトがクリーンヒット。それでも中邑 はなんとか起き上がり、カウンターニーリフト、背後からのボマイェ。これで両者ダウンとなるが、先に立ち上がった中邑がスリーパーホールド。しかし、高山 は後ろに下がって中邑をコーナーに激突させて技を振り解こうとする。
この直後、両者はパンチの打ち合いを開始。そこから高山がヘッドバットを繰 り出すが、中邑はハイキック、スピンキック、ボマイェ。そして、もう1発ボマイェを発射するものの、高山が腕をクロスしてブロック。すると中邑は左ヒザで のボマイェを発射。そして最後は改めて右のボマイェをさく裂させ、高山をマットに沈めた。
試合後、リングサイドで試合を見守っていた中西がリングに上がり、中邑に挑戦をアピール。
その後、高山と中邑は握手して抱き合い、高山が中邑の手をあげ、その健闘を称えた。そして中邑は、勝利者インタビューに答え、次のようにコメントした。
中 邑「(『高山戦を振り返ると?』)まだ心の中で整理しきれてない。自分のことも、高山選手のことも、色んなことを思い出して闘った。(『6年前と比べて何 か違いはある?』)自分が少しでも成長した、強くなったと思いたいですね。(『最後に高山選手と何を話した?』)言葉はいらないです。その行動だけで分か るんじゃないですか。(『最後に一言』)過去は今に、今は未来に続く。今を生きるしか未来は作れねぇ! 俺は今日生きたぞ! 以上!」
COMMENT
高 山「(『壮絶な闘いとなったが?』)俺にとっちゃ普通だけどね。中邑にとっても普通だろうし。(中邑について)力強かったね! 闘う前も言ったけど、前はなんか……クルクル丸め込んだりするのが得意な坊っちゃんだったけど。今日は身体ごとブツかってきた。最後は、ヒザもハイキック も凄いもらったし。素直に強くなった……と言っては失礼だよね。負けてるんだから。……強ええよ! 中邑は。(『膝蹴りが中邑の顔面に入っていたが?』)6年前と同じで、コレは俺の勝ちパターンだと思ったんだけどね! それだけ向こうは当たりも強くなって、耐久力もアップして……。芯から強くなった証拠でしょ? (『中邑の膝蹴りは?』)……痛かった(笑)。最近、ホントに膝蹴りをやってるヤツが多くて。特許、取っておけばよかったね。膝蹴りを使っていいのは俺だ けって感じで。冗談だけどさ(笑)。(『試合後、中邑と握手し、抱きしめたのは?』)戦前から、俺のことリスペクトしてくれたからね。その気持ちが凄くあ りがたかった。……で、今だから言うけど、俺が倒れてから要所要所で彼が俺の近くにいるわけよ。復活してからは初めて当たって……ホントに凄えチャンピオ ンになったなって。だから、今日は叩きのめしてくれてありがとう、と。で、俺がまたカムバックすればいいや。また侵略しに来るから。呼んでくれるかな、新 日本は?(笑)。ただ、俺は貴乃花に負けた千代の富士みたいにコレで辞めるわけじゃないんで。(『次対戦するとしたら、また膝蹴りで』)もう膝蹴りはいい か?(笑)。ま、持ってる技はそんなに変わらねぇから、あとは戦略。今日は彼が一枚上手だった。(東京ドームのメインイベントについて)気持ちよかった ね! 久々のドーム、しかもメインだったから。思いの他、俺に歓声があったし、新日本のファンは俺を求めていたのかな?(笑)(『また新日本のリングに上がりた い?』やられっぱなしじゃイヤだから、また来るかもしんないね」