ユークス Presents レッスルキングダムIV in 東京ドーム
- 日時
- 2010年1月4日(月) 16:30開場 17:00開始
- 会場
- 東京・東京ドーム
- 観衆
- 41,500人
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第7試合 60分1本勝負
IWGPジュニアヘビー級選手権試合 〜Highest sky〜- (チャレンジャー)
- (第58代チャンピオン)
※挑戦者が第59代王者となるレフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
タイガーがリープフロッグからのモンキーフリップ。そして、風車式バックブリーカーで追い討ちをかける。
これに対し丸藤は、タイガーの顔面にドロップキック。だが、タイガーはローリングソバット、ミドルキックで反撃し、変型足4の字固めで丸藤を苦しめる。
対する丸藤は、タイガーの串刺し攻撃を回避し、素早いロープワークからラリアット。そして、下を向いたタイガーの後頭部を踏みつけて、そのまま顔面をマットに叩きつける。
丸藤の攻撃は続き、トラースキック連射から不知火。だが、タイガーもカウンターニーリフト、低空ローリングソバットで反撃。
しかし、丸藤はコーナー最上段に上ったタイガーをドロップキックで迎撃。さらにコーナー最上段からのミサイルキックを、セカンドロープにもたれかかったタイガーにお見舞いする。
劣勢のタイガーだったが、丸藤の不知火を回避。そして、雪崩式タイガードライバーの荒技を敢行。
タイガーの攻勢は続き、タイガースープレックス、ハイキック、ムーンサルトダブルニー、チキンウィングアームロック、ミレニアムスープレックスとラッシュ。
苦しい丸藤は、タイガースープレックスを回避すると、トラースキック、パンチ、バックスピンキックで逆襲。そして、不知火・改からフォールに行くものの、カウントは2。
しかし、丸藤はトラースキックでタイガーを倒し、最後はタイガーフロウジョンをさく裂させて勝利。ノアのGHCジュニアヘビー級王座、全日本プロレスの世界ジュニアヘビー級王座に続き、IWGP Jr.ヘビー級王座も獲得し、グランドスラムを達成した。
試合後、タイガーは潔く負けを認め、丸藤の握手に応じた。
COMMENT
タイガー「東京ドーム大会は、自 分にとって2009年の総決算。今までやってきた事がドームで出せるか、出せないか。自分はベルトを守ってきましたけど、ここで取られてしまったという事 は、今までやってきた事がゼロになってしまったって事ですよ。ノアの丸藤選手、本当に素晴らしい選手で、僕からしたらスーパーマンですよ。新日本の選手が J-CUPでいかれて、チャンピオンである自分が止めなければいけない使命があったんですけど、止められなかった。これはもう、彼のベルトを取りに、新日 本Jr.全員がノアに乗り込むしかないなと、今日改めて思いました。僕は、彼が今までどれだけの実績を残したのかは正直知らないのですが、ただJ-CUP で彼の試合を見せてもらって、本当に素晴らしい選手だと思ったし。どれだけ、彼に技をかけたら勝てるんだろうと。ただ、一つ自分のミステイクとしては、ミ レニアムスープレックスからデストロイスープレックスを狙う時に間を空けてしまった。そこを間を空けないでいってれば勝機が見えたと思うんですよね。(今 後について)僕の展望というよりも、新日本Jr.の展望ですよね。このベルトを取りに行かなければいけない。総出で取りますよ、彼から。彼とは遺恨とかは 持っていないので。他の試合がノア対新日本という形で、対抗戦と思っているかもしれないけど、僕は彼が後楽園で言った通り、IWGP Jr.王者対J-CUP王者という部分でしか見ていなかった。これからは彼のベルトを取りに行かなきゃいけないという部分で対抗戦になるんじゃないです か。向こうのJr.もどんどん出てくるだろうし。まぁ、それはノアが受け入れるかですよね。僕はノアの選手と闘いたいのであって、ノアのフロントと闘いた いわけじゃないから。それはノアのJr.の選手に言ってきて欲しいし、丸藤選手が先頭になって、『新日本、取りに来い』と言えばいい。まぁ、僕はいい目標 を与えてもらったと思っています」