NEW JAPAN LIVE IN MAEBASHI 〜吉江豊デビュー15周年記念〜
- 日時
- 2009年12月13日(日) 17:30開場 18:00開始
- 会場
- 群馬・ヤマダグリーンドーム前橋・サブイベントエリア
- 観衆
- 1115
-
第7試合 30分1本勝負
吉江豊デビュー15周年記念試合レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
吉江は、中邑のショルダータックルを2連発で受け止めると、ボディアタックで反撃。そしてヘッドロック。脱出した中邑は、グラウンドで吉江の巨体をコントロール。吉江が逃れると、両者は分かれて間を取った。
中邑対棚橋の場面。中邑は棚橋のダイブを避けると、対角コーナーに乗ったところへ、下から膝をかち上げた。そして、変型のバックブリーカー。さらに、石井が棚橋の髪の毛をクシャクシャにすると、場内からは大ブーイング。ここから棚橋が捕まる展開となる。
大「棚橋」コールの中、棚橋は中邑のボマイェを間一髪のところでかわし、ドラゴンスリーパーで捕獲。石井がカットすると、棚橋は中邑の蹴り脚を掴んでドラゴンスクリュー。
タッチを受けた吉江は、ボディアタックで一網打尽にし、中邑に串刺しヒッププレス。石井には裏拳と棚橋の延髄斬りのサンドイッチ攻撃。
孤立した中邑に、棚橋がドロップキック、吉江が裏拳、棚橋がフラッシングエルボー、吉江がジャンピングボディプレスと波状攻撃。
カウント2で返した中邑は、吉江にボディブロー連打。吉江は腹を叩いて、きいてないとアピール。そして、顔面への張り手。対する中邑は、カウンターハイキック一閃からジャンピングフロントハイキックで吉江をダウンさせた。
タッチを受けた石井は、吉江にチョップ、エルボーの乱れ打ち。そしてブレーンバスターで巨体を投げ切ると、場内からは大きな拍手が起こった。
ラリアット合戦を制した吉江は、ボディアタックで追撃。棚橋がフライングフォーアーム、低空ドロップキック、スリングブレイドと畳み掛けて、コーナー最上段へ。これは石井が呼応し、雪崩式ブレーンバスターで逆転。
石井はジャンピングパワーボムから棚橋を押さえるも、これは吉江がカット。吉江は裏拳で中邑を蹴散らし、石井にボディアタック。そして、棚橋が石井にドラゴンスクリュー、グランドドラゴンスクリュー。
棚橋がドロップキックで中邑を蹴散すと、吉江がダイビングボディプレスで石井を圧殺。最後は、棚橋がテキサスクローバーホールドで石井をギブアップさせた。
試合後、大「吉江」コールの中、吉江はマイクを握って次のようにコメントした。
吉 江「いやぁ、楽しかった。最後いいところを棚橋選手に持っていかれちゃったけど、デビューして15年、なんとかやってこれました。色々いい出会いがあり、 色々な方達に助けられながらの15年間を振り返りますと、……なんて事は言いません。15年で振り返るなんて早いから。私はまだプロレス界でこれというの を残していませんから。私が好きな言葉で、『さぁ、これからだ』というのがあります。今日がスタートです。これから、さらに応援してくださる方達、地元前 橋、群馬県、日本をプロレスで、吉江豊で元気にしていきたいと思います」
続いて、棚橋がマイクで次のようにコメント。
棚橋「帰る前に、一個だけ報告があります。2009年プロレス大賞MVP取りました! (※大『棚橋』コールが起こる中)皆さん、今年1年ありがとうございました! また来年もここでお会いしましょう」
最後は、吉江と2人で「群馬の皆さん、愛してまーす!」とアピールし、大声援の中、引き上げて行った。
勝利者賞:株式会社上州ミート(上州麦豚1頭)、炭火焼鳥まいど屋(焼酎飲み放題権、焼鳥1年分)
COMMENT
吉 江「リング上で言ったとおり、楽しかったですよ、ホント。まずね、リングに上がって相手を見た時に、光っている物が見えましたね。応援してくれた全ての人 たちにお返しできるのは、やっぱりあの光り輝くベルト。その中でも、やっぱり俺の故郷である新日本のベルトはIWGPでしょ。まさか、こうやって15周年 でチャンピオンと絡めるとは思ってなかったですよ。やっぱり、食い込んでいかなきゃね。15年一回りって言って、また今日がスタートと言うんだったら、新 しい吉江? 今まで培ってきたものから変えることになると思う。自分の意思をハッキリ表明して。だから、俺はあのベルトが欲しい。15年間、俺は行動を起こしてないか らね。それを悔しいと思う自分がいるから。まぁ、石井に関しては、またやりましょう、シングル。追っかけてくるって言って、追っかけてこねぇじゃねぇか。 言ったことは守りなさい。忘れちまったか? (『吉江選手にとって新日本のリングは特別?』)もちろんですよ。だって、この新日本プロレスを目指したわけだから。故郷ですよ。故郷といっても、こう やって何度も里帰りしてるわけだから。なんか、俺が新日本をやめたという気持ちが薄らいでいるというか(笑)。そういうリーグ戦にしろ、 G1(CLIMAX)にしろ出てるからね。(『今後も積極的に絡んで行く?』)でなきゃダメでしょ? 俺フリーなんだから。待っているだけじゃ(ダメ)。フリーになった意味がないし。やっぱり、俺はプロレスラーになるために生まれてきたと、15年やってき て思えるし。思いたいし、思ってます。皆さんがお祝いしてくれるんだったら、これ以上うれしいことはないですね。ホントにハッピーです」
石井「今、俺が見てるのは(1/17)LOCK UPだよ!」
中邑「こんなんじゃ足んねぇよ、オイ。もっと、もっと、もっと燃えたいよ」