クアーズライト Presents DESTRUCTION’09 – 東京・両国国技館 – 第7試合 60分1本勝負

クアーズライト Presents DESTRUCTION'09

日時: 2009年11月8日(日) 16:30開場　17:00開始
会場: 東京・両国国技館
観衆: 7500

第7試合 60分1本勝負
スペシャルシングルマッチ DESTRUCTION AWAKING!!

田中将斗
後藤洋央紀

境界線

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

試合開始前の煽りVTRで、後藤はハードコアマッチを“クソルール”だと断言。「通常のルールなら田中に負けない」と約束した。
　
　激しいエルボー合戦から、後藤が全体重を浴びせたラリアットで田中を場外に落とす。さらに後藤は、鉄柵付近でのニールキックで田中に追い討ち。
　リングに戻り、後藤がサッカーボールキックからロープに走るが、リング下にいたセコンドの外道が足を引っ張って妨害。
　すかさず田中は、竹刀で後藤を殴打し、場外ではその首をタオルで絞め上げる。
　リングに戻った田中は、串刺しエルボー。そして、後藤の反撃を顔面かきむしりで絶つと、ジャンピングエルボーで追撃。
　これに対し後藤は、追っかけラリアットで反撃。しかし、田中もラリアットで対抗。両者のラリアットが何度も相打ちになるものの、後藤が追っかけラリアットで打ち勝った。
　続いて後藤は、串刺しラリアット、ニールキック、ダイビングエルボードロップ。そして、ジャーマンスープレックスホールドで固めるものの、カウントは2。
　すると田中は、連続ブレーンバスターで反撃し、背後からの串刺しジャンピングエルボー。さらに後藤をコーナー最上段に乗せると、雪崩式バックドロップの荒技を敢行。
　ここで田中がスライディングDで突っ込むものの、後藤はカウンターラリアット逆襲。しかし、続いての牛殺しを阻止した田中は、デスバレーボムからスライディングD。
　さらに田中は、左右のエルボー連打からローリングエルボー。しかし、後藤はラリアットを相打ちに持ち込み、ジャーマンスープレックスホイップ。ここでまたラリアットが相打ちになるが、後藤はショートレンジラリアットを振り抜いて田中をダウンさせ、バックドロップ、牛殺し。そして、昇天からフォールに行くものの、田中はキックアウト。
　後藤がもう1度昇天を狙うと、切り返した田中がファルコンアローで逆襲。そして、後ろと前から1発ずつスライディングDを見舞う。
　苦しい後藤は、続いてのスライディングDを受け止め、昇龍結界で反撃。しかし、これは田中がロープに逃れる。
　すると田中は、後藤のラリアットをかわしてショートレンジラリアット。そして、後藤の側頭部へスライディングDを叩き込み、3カウントを奪った。
　
　試合後、田中はマイクを掴み、「クソルールでも、ちゃんとしたルールでも負けとるやないか。でもよ、お前がまだ俺の名前を出す勇気があるんやったら、なんぼでもやったるよ。ちょっとだけおもろいからな。でも、結果は今日と同じや、ボケ！」と、後藤をこき下ろした。

COMMENT

田中「（改心の勝利だった？）思ったとおりだったよ。アイツ、通常のルールで負けとるやないか？　まぁ、やってて確かにおもろいからね。でも、負けが込んでて、また負けるのが怖くて、俺の名前を出さへんのやったら、それで終わりや。でも、アイツが望むんやったら、時間の空いてるとこでやったってええよ。でも、なんべんやっても結果は同じや。俺に負けたら自分の商品価値をなくす？　そんなことを言っていたみたいやけど、逆やろ？　俺が勝ってあたりまえ。俺がアイツに負けたら、俺の商品価値が下がるわ。これは言っとけ！　順当な結果や。新日本のファンにとったら、残念な結果だろうが、そこを履き違えるなよって。これで後藤が終わらない？　まぁ、終わるんやったら、それはそれでかまわへん。次、誰が出てくるのか、一つ楽しみでもあるな。まぁ、今日アイツが負けてなんていう言葉を持ってくるかわからんし、それを聞いてまたコメントしたいわ」

後藤「完全に負けたよ。リングで言ってたろ。何回でも挑戦しろって。もう1回やらせてくれ。本当お願いだ。もう1回田中とやらせてくれ」