クアーズ ライト Presents DESTRUCTION'09
- 日時
- 2009年11月8日(日) 16:30開場 17:00開始
- 会場
- 東京・両国国技館
- 観衆
- 7500
-
第5試合 60分1本勝負
IWGP Jr.ヘビー級選手権試合- (挑戦者)
- (第57代王者)
※タイガーマスクが第58代王者になるレフェリー|タイガー服部
MATCH REPORT
これで吹っ飛んだタイガーがエプロンに立つと、ミスティコはコーナーを挟んだトップロープ上に飛び乗り、延髄斬り。これでタイガーが場外に落ちると、今度は助走をつけてトップロープ上に飛び乗り、プランチャを敢行。
リングに戻り、ミスティコがショルダースルー。これをタイガーがエプロンに着地すると、トップロープ越しの延髄斬りを放つ。さらにミスティコは、スワンダイブ攻撃で突っ込むものの、タイガーがドロップキックで迎撃。
ここからタイガーは、ダブルアームスープレックス、スリーパーホールド、サーフボードストレッチ、首4の字固め。しかし、切り返したミスティコがキャメルクラッチからの外道クラッチを見せる。だが、これを返したタイガーが、監獄固めでさらに反撃する。
これでミスティコが足を引きずるほどのダメージを負うと、タイガーは徹底した足攻撃を開始。
苦しいミスティコはパワースラムで反撃し、ムーンサルトプレスを敢行するものの、踏ん張りが効かずに失敗。
続いて風車式バックブリーカーを食らったミスティコだったが、ローキックをかわして低空ドロップキックで逆襲。さらに、トラースキックからのラ・マヒストラルで押さえ込むものの、カウントは2。
ミスティコの攻撃は続き、コーナー最上段からスワントーンボム。さらに、旋回式サイドバスターからフォールに行くが、カウントは2。
ここでミスティコはラ・ミスティカを敢行するものの、これまでのダメージが祟ったのか、完全に極めることができず。
すかさずタイガーはツームストンパイルドライバーで反撃。だが、ミスティコはタイガーのミレニアムスープレックスを着地してトラースキック。
しかし、なんとタイガーはラ・ミスティカで逆襲。そこから変型アームロックをガッチリと極め、IWGP Jr.ヘビー級王座奪還に成功した。
COMMENT
——ミスティコに勝ったことに価値がある?
タイガー「そうですね。メキシコ国内で勝っていれば、かなり大きいニュースになるんでしょうけど。いまは、インターネットがある時代なんで、すぐにメキシコにもニュースは流れるでしょう。ただ、“神の子”に勝ったという部分では、俺は何になるのかなって?(笑)」
——今後の防衛は?
タ イガー「とりあえず、今回は取り戻すこと優先だったんで。次のシリーズはチャンピオンとしてリングに上がるんでね。そのあとのことは始まってから考えられ ると思います。12月には『Jカップ』もあるんで、チャンピオンとしてしっかりした試合を見せていきたいな、と。今日はもっともっと打撃をやってもよかっ たんだけど、根がやさしいもんで、相手の懐にそのまま入ってしまった。……あと、余談としては、昨日ね、読売ジャイアンツが優勝したんで。そのまま原監督 に『ベルトをとりました』という報告もできますし。試合前に原監督から、激励の電話もじきじきにもらったんで。ただ、もっともっとミスティコとやりたいで すね。もっともっと日本に来てもらって、僕も彼のいいところがとれるし、彼もまた日本のいい勉強ができると思う。ま、このまま終わらないとは思うけど」
——ミスティコが「タイガーを称えてください」と言ってました。
タ イガー「彼とはなんの因縁もないし、いい友人関係もあるんで。でも、もっともっと激しい、おたがいのマスクを破りあうような試合もしてみたい。まぁ、ベル トを持っている限り、逃げも隠れもしない。それに彼はあんまりシングルの試合をやっていないんでね。もっと場数を重ねていってネグロ・カサスみたいに何度 も日本に来てやってもらえたら凄くいいなって。まぁ、メキシコ旅行に行っていたこのベルトが帰ってきてよかったです。だいぶ、タコスを食べたんじゃないで すか?(笑)」
ミスティコ「今日はタイガーを称えてください。でもこれで1勝1敗。もう一度やらせてください。次で決着。もう1度再戦したい」