フィールズ Presents G1 CLIMAX 2009 〜New Lords，New Laws〜

日時: 2009年8月15日(土) 17:30開場　18:00開始
会場: 東京・両国国技館
観衆: 8800

第6試合 30分1本勝負
G1　CLIMAX　Aブロック公式戦

大森隆男
TAJIRI

境界線

(3勝3敗=6点)
(2勝4敗=4点)

01分06秒　反則

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

開始のゴングと同時に、TAJIRIは手を差し出して握手を要求。大森はトーキックで応えると、なおも手を出してくるTAJIRIにエルボースマッシュ。TAJIRIはハンドスプリングエルボーを見舞い、またしても手を差し出すと、大森はブレーンバスターで反撃。
　大森がラリアットを放つと、TAJIRIはかわして、いきなりグリーンミストを噴射。レッドシューズ海野レフェリーが、すぐさまゴングを要請し、TAJIRIの反則負けとなった。
　
　場内が大ブーイングに包まれる中、TAJIRIはマイクを握り、「ブーイングはやめなさい。僕は新日本プロレスにひとこと言いたい。よそ者同士の消化試合を今からやる必要があったのかと。お客様をなめるなと」とアピール。ここで岡田がエプロンに立つと、TAJIRIは「何？聞こえないよ。これで言ってごらん」とマイクを投げる。
　挑発されてリングに上がった岡田は、「テメェな、G1を、新日本プロレスをなめてんじゃねぇよ！俺が何時でもやってやるぞ!」とマイクアピール。素早く場外に降りたTAJIRIは、マイクで「あっそう。じゃあ、明日やるか。明日、シングルマッチでいいですか？ (※場内のブーイングに対して)分かった、分かった、帰るよ、お望み通り。また明日ね」と言い残し、足早に引き上げて行った。

COMMENT

※大森はノーコメント

TAJIRI「そうでしょ？やる意味がないでしょ？意味が分からない。そんな何も懸かっていない試合が楽しいのかな、本当に。僕には理解できないね、この新日本プロレスファンのニーズは。最初に言ったじゃない。僕なりのやり方でこのG1を闘い抜くって。これが僕のやり方ですよ。意味がないもん。（『3敗を喫した事で消化試合となったが、これまでの闘いを反省している？』）反省？なんで反省するの？誰が？ていうか、他の試合もめちゃくちゃ反則してんのにさ、僕にだけ厳しすぎるんじゃないの？ちょっとそれを皮肉る意味もあって、あえて今日やってやったの。（両手を合わせながら）大森さんには申し訳なかったけど。（『G1初参戦の感想は?』）感想ですか？いや、別に。（『リーグ戦だと、普段とは闘い方が変わってくるか？』）何言ってるんですか。WWEっていうのは、生き残ること自体がいつもリーグ戦なんですよ。こんな甘いもんじゃないよ、あっちは。なめちゃ困るよ、世界を。みんな、ホントに世界をなめちゃダメよ。知らな過ぎだよ、お客さんも。いやぁ、しかし、リングサイドにはビビったね。（山本）小鉄さんがずっと僕のことを睨んでいましたよ。おっかねぇな。（『小鉄さんに何か言いたいことは？』）そんなの（口を押さえながら）言えるわけないじゃないですか。どうですか？このG1にTAJIRIっていう存在はありでした？なしでした？どうですか、皆さん。逆に、誰も何もないんですか？そこまで考えてない？……なんか今後のプロレス界に一石を投じるぐらいの、物凄いターニングポイントになる出来事だったんじゃないかと思うんですけどね。そういうこと考えている人、1人くらいいないの？（『全日本プロレスのチャンピオン・カーニバル参戦時にも同様の事を言っていたが？』）けどね、あの頃より時代がさらに整備されて、色んなものが過敏になってきましたね。そう思わないですか？あの頃はハッキリ言って届かなかったよ、あんまり。でも、今回は届きまくりじゃない。皆さん、また各々でじっくり考えて何か書いて下さい。僕も見たい、その記事を」