フィールズ Presents G1 CLIMAX 2009 〜New Lords,New Laws〜
- 日時
- 2009年8月15日(土) 17:30開場 18:00開始
- 会場
- 東京・両国国技館
- 観衆
- 8800
-
第5試合 60分1本勝負
IWGP Jr.ヘビー級選手権試合- (挑戦者)
- (第56代王者)
※ミスティコが第57代王者となるレフェリー|タイガー服部
MATCH REPORT
リングに戻り、手四つの力比べでタイガーがミスティコを押し込む。だが、ブリッジで起き上がったミスティコは、そのままタイガーを投げ飛ばす。それでもタイガーはコーナーに駆け上がり、アームホイップでミスティコにお返しした。
その後、ミスティコはタイガーの腕をロープに絡めて絞り上げる。そこから、鋭いミドルキックやニードロップなどで、タイガーの腕に集中砲火を浴びせる。
これに対しタイガーは、トーキックで突破口を開き、ローリングソバット、背中へのローキック。そして、足4の字固め、変型監獄固めでミスティコのヒザを集中攻撃する。
劣勢のミスティコは、ローリングソバットで反撃し、風車式バックブリーカー、セカンドロープの反動を利用したドロップキック。これでタイガーが場外に落ちると、トルニージョで追撃する。
リングに戻り、串刺し攻撃をかわされたミスティコが、エプロンからの延髄斬り。そして、フライングボディアタック。さらに、ハンドスプリングエルボーでア タックするものの、これを受け止めたタイガーがジャーマンスープレックスホールド。続いてのムーンサルトプレスはかわされたタイガーだったが、ツームスト ンパイルドライバーで逆襲。しかし、ダイビングヘッドバットもミスティコにかわされてしまう。
それでもタイガーは、雪崩式ダブルアームスープレックスで主導権を取り戻し、タイガースープレックス。そして、デストロイスープレックスを仕掛けるものの、ミスティコに抵抗されて失敗。
丸め込み合戦を挟み、ミスティコがトラースキック、アームスプリングエルボー。そして、電光石火のラ・ミスティカを極めてタイガーをギブアップさせた。
試合後、タイガーは潔く負けを認め、新IWGP Jr.ヘビー級王者となったミスティコと握手。その手を挙げて健闘を称えた。
COMMENT
タ イガー「(腕を押さえながらバックステージに到着し)やはりメキシコで一番有名な選手。誰よりも、大統領よりも有名な選手と日本で初めてシングルができた 喜びはあります。ただ、また外国へ(ベルトを)流出させてしまった。その責任は重大だと思います。素晴らしい選手だと思います、ミスティコは。僕の持って いない技を持っているし、トリッキー技を。最後のラ・ミスティカっていうんですか。あれは、僕が回しているわけじゃない。彼が回っているんだ。いつも見て いて『なんで相手が回すんだろう?』と思っていたけど、やってみてそうじゃない(と分かった)。回っちゃうんですよね。その遠心力で腕を取られる。本当に 恐ろしい技ですね。ただ、今の新日本プロレスの選手を見ても、このベルトを取り戻せるのは自分しかいないと思う。自分でまいた種だから、自分のケツは自分 で拭く。必ずミスティコからベルトを奪い返します。それでなければ、新日本プロレスの、Jr.の未来はない。これは、僕の今年の課題ですね。メキシコへ 行ってでも、シリーズを休んででも取り返す。奴が今度いつ来日するか分からないけど、アレナメヒコへ行って取り返しますよ。情報によると、奴はCMLLで 色々とベルトを落としたと。だから、『IWGPは絶対に獲ってこい』という向こうの指令(があったと)。イコール、国の指令ですよね。絶対に自分のケツは 自分で拭きます。20日から浅井(ウルティモ・ドラゴン)さんの興行でメキシコへ行くんですけど、カードが発表されていて、ミスティコと組むことになって います。物凄く複雑な心境ですね。チャンピオンと組まなければいけない。しかし、僕は(メキシコに)1週間いるんで、奴に対戦を迫るかもしれない。必ずあ のベルトを今年中に取り返す。そして、(東京)ドームにチャンピオンとして立つ。ミスティコ、もう1度来ればいい。この恥をかかされたことを見返します。 日本だろうが、メキシコだろうが必ず。このタイトルマッチの結果は、もうメキシコに流れていると思う。メキシコでも注目のカードと聞いているので。今日 やってみて攻略法も1つ見えました。絶対にチャンピオンに返り咲きます」