フィールズ Presents G1 CLIMAX 2009 〜New Lords，New Laws〜

日時: 2009年8月15日(土) 17:30開場　18:00開始
会場: 東京・両国国技館
観衆: 8800

第4試合 30分1本勝負
G1　CLIMAX　Bブロック公式戦

杉浦貴
後藤洋央紀

境界線

(3勝2敗1分=7点)
(3勝3敗=6点)

13分32秒　雪崩式オリンピック予選スラム→片エビ固め

※杉浦がBブロック2位となり決勝トーナメントへ進出

レフェリー｜タイガー服部

MATCH REPORT

前の試合で永田、中西が敗れた事により、この試合の勝者が決勝トーナメントへと進出する。
　
　激しいエルボーの打ち合いで幕開けとなり、後藤がショルダータックルで杉浦を場外に落とすも、続くプランチャは杉浦が膝蹴りで迎撃。そして、後藤に鉄柵へのブレーンバスタースラムを見舞い、フロントハイキックで追撃。
　杉浦は、後藤をリングに入れると、張り手合戦からニーリフトを叩き込み、足で踏みつけてフォール。さらにブレーンバスタースラムでトップロープに突き刺し、ミドルキックを連打。すると、後藤は蹴り脚を掴んで倒し、エルボードロップから脚を極めていく。
　杉浦が脱出すると、後藤はミドルキック連打。すると、杉浦はソバットで反撃し、串刺しフロントハイキック連打。だが、後藤も串刺しラリアット2連発ですぐに逆襲し、ダイビングエルボードロップ。
　両者のエルボー、張り手が乱れ飛ぶ中、後藤がショートレンジラリアット一閃。だが、杉浦もカウンターのスピアーをヒットさせ、中年’sリフトからバックを取る。振りほどいた後藤はフライングニールキック。しかし、杉浦も続く串刺しラリアットをかわして、後頭部へのフロントハイキック。雪崩式フランケンシュタイナーを敢行するも、後藤はすぐに立ち上がって、串刺しラリアットからの雪崩式ブレーンバスターと猛反撃。
　その後、ラリアットの相打ちが4度続き、杉浦が追っかけラリアットを狙うと、後藤はカウンターのラリアットで打ち返す。そして、牛殺しから昇天の体勢に入るも、杉浦がブレーンバスタースラムで投げ返した。
　後藤は、突進してきた杉浦に飛びついて昇龍結界。杉浦の脚を押さながら絞り上げるも、ロープエスケープを許してしまう。
　杉浦は後藤のラリアットをかわして、ジャーマンスープレックスホイップ、ランニングニーリフト。そして、パワーボムで対角コーナーに叩きつけ、串刺しランニングニーリフトでダメ押し。
　後藤は、続くオリンピック予選スラムを丸め込みで切り返し、顔面の張り合い、パンチの打ち合いから渾身のヘッドバット。すると、杉浦も後藤のパンチに、クロスカウンター気味でパンチを合わせ、今度こそオリンピック予選スラム。フォールは後藤がカウント2でキックアウトすると、杉浦は対角コーナーへと叩きつけるジャーマンスープレックス。最後は、雪崩式オリンピック予選スラムを解禁し、後藤から3カウントを奪取。杉浦が、Bブロック2位へと滑り込んだ。

COMMENT

杉浦「よし明日(8/16両国)。何でもいいよ。（『後藤選手の印象は？』)正面からバチバチ来るんでね。やっぱいい選手ですね。その分、俺もやり易いですけど。やり易いって言ったら語弊があるけど、思いっきりぶち当たれるんで、最高の選手ですよ。まぁ、反省点もあるけど、結果が明日の両国に繋がったんで。明日は気分良く闘えると思う。優勝したら面白いね。一気に“プロレス界の時の人”になるんじゃないの？ここまで来たら問題ないよ。痛め止め飲んでるし。たかだか30分だからね」

後藤「もう無理でしょ。勝つことだけしか考えてなかったです。無理だよね。あぁー、クソッ。連覇の夢、これで絶たれたね。（『杉浦選手に連敗だが？』）G1連覇を絶たれたことよりも、そっちの方が悔しいよ。ハッキリ言って連覇は後からついてくる。俺は、杉浦へのリベンジを前提で連覇ということを言っていたので。もし、ここで負けて決勝へ行けたとしても、俺には何の価値もない。まだまだ終われない」