フィールズ Presents G1 CLIMAX 2009 〜New Lords，New Laws〜

日時: 2009年8月8日(土) 16:30開場　17:00開始
会場: 大阪・大阪府立体育会館
観衆: 4500

第7試合 30分1本勝負
G1　CLIMAX　Bブロック公式戦

中邑真輔
杉浦貴

境界線

(2勝=4点)
(2敗=0点)

13分51秒　顔面への膝蹴り→エビ固め

レフェリー｜タイガー服部

MATCH REPORT

グラウンドでのスピーディーな極め合いで幕開けとなり、エルボー合戦からフロントハイキックを浴びせ合う。杉浦はブレーンバスターホイップで中邑を目の前のトップロープへと叩きつけ、ロープに走る。だが、中邑は杉浦のフロントハイキックを避けて、素早くリングイン。ローキック連打から、杉浦の脚を集中攻撃していく。
　苦しい杉浦はカウンターのニーリフトをヒットさせ、ダウンカウントを挟み、中邑へ串刺しフロントハイキック2連発。さらに、ブレーンバスターホイップでトップロープに突き刺し、ニーリフト。
　ここから両者のエルボー、張り手が乱れ飛び、中邑はグーパンチ一閃。続くハイキックは、杉浦がかわしてジャーマンスープレックス。今度は杉浦がハイキックを放つと、中邑はかわしてジャーマンスープレックスホールドへ。杉浦がカウント2で返すと、リバースパワースラム。
　杉浦は突進してきた中邑にカウンターのスピアーを合わせ、パワーボムで対角コーナーに叩きつける。さらに、串刺しランニングニーリフト、ドラゴンスープレックスホールド。中邑はカウント2で凌ぎ続けると、オリンピック予選スラムを空中で回避し、ハイキックからの飛びつき腕ひしぎ逆十字固め。すると、杉浦は体勢を入れ換えてアンクルホールドで切り返す。中邑はさらに体勢を入れ換え、胴絞めスリーパーホールドから腕ひしぎ逆十字固めへ移行すると、杉浦は状態を起こしてくるりと回転し、再びアンクルホールド。
　何とか脱出した中邑はパンチを狙うも、杉浦がカウンター気味に一撃食らわす。そして、オリンピック予選スラムの体勢に入るも、中邑はサイクロンホイップで切り返し、ローキック。間髪入れずに顔面への膝蹴りを叩き込んで、杉浦から3カウントを奪取した。

COMMENT

中邑「杉浦、過去2回触っているけど、いい選手。そんなことは分かってる。でもな、杉浦みたいなタイプが、今なんで新日本のリングでもてはやされてるんだよ？おかしいだろ？新日本が歪んでる証拠だろ。杉浦に恨みはねぇぜ。アイツも欲してんだろ、こういう闘いを。いつでも相手になってやるよ。（『今日も顔面への膝蹴りを出したが？』）そろそろ名前をつけてもいいんじゃないの？ボマイエってどうだろ。（スワヒリ語で）キル・ユーって意味でしょ？自分の目指す闘い、周りがどうこうじゃない。自分がどうしたいか？それを貫けば、絶対に優勝。それ以外ない」

※杉浦はノーコメント