フィールズ Presents G1 CLIMAX 2009 〜New Lords,New Laws〜
- 日時
- 2009年8月8日(土) 16:30開場 17:00開始
- 会場
- 大阪・大阪府立体育会館
- 観衆
- 4500
MATCH REPORT
矢野を上手くまいたTAJIRIは、リング下から矢野の脚を引っ張って転倒させ、セカンドロープを利用したムーンサルトプレス、回転十字固め、ドロップ キック。だが、矢野も続くTAJIRIのスライディングキックを避けて、そのまま場外を引きずり回し、イスでメッタ打ちにする。
ようやくリングインしたTAJIRIに、矢野は金具むき出しの対角コーナーへ何度も叩きつけて悶絶させる。その後もラフ殺法のオンパレードでTAJIRIを痛めつける。
TAJIRIがシャープなキックで反撃すると、矢野はスピアーをヒットさせ、イスを持ち出す。マーティー浅見レフェリーが阻止すると、TAJIRIがその スキを突いて矢野をスクールボーイ。さらに、TAJIRIは回転エビ固めを狙うも、矢野が耐えて上から乗っかる。するとTAJIRIはブリッジで離脱し、 矢野の後頭部へトラースキック。
ダウンカウントを挟み、TAJIRIはバズソーキックから矢野をカバー。さらにハンドスプリングエルボー、フラ イングニールキックと攻め立てる。そして金具むき出しの対角コーナーに矢野を叩きつけ、コーナーへと上る。矢野が追走すると、TAJIRIは雪崩式の回転 エビ固めで切り返し、バズソーキックへ。だが、これは矢野がかわしジャーマンスープレックスホイップで反撃。しかし、TAJIRIも矢野の鬼殺しをウラカ ンラナで切り返し、トラースキックで追撃。
TAJIRIがバックを取ると、矢野は浅見レフェリーを掴んでの急所蹴り。そして、イスを持ち出して構えると、TAJIRIがグリーンミストを噴射。これは浅見レフェリーの目の前であったため、TAJIRIに反則裁定が下った。
COMMENT
TAJIRI 「昨日俺が言いましたよね。リングにおいてレフェリーが神だって。それがビンス・マクマホンの教えだって。俺はね、隠れて悪い事やるいい奴だよ。何で? レフェリー気付かないの? あんな酷いことして。あれがストロングスタイルって言うの? ストロングスタイルって反則するスタイル? だいたい最後もさ、アイツはレフェリーごとイスで叩こうとしたんだよ。危ないから助けてあげたんだよ、レフェリーを。何で? 俺が負けたことになっちゃうの? 助けてあげたんだよ、神様を。なんかさ、今の日本ってさ、正当防衛で逆に殴り返した奴が罪に問われて刑務所入るでしょ? こういう悪しき現代社会の縮図じゃないの? この新日本プロレスって。アイツが酷い事したからやったんだよ。レフェリーを助けるためにやったんだよ。なんで負けなの? あんな露骨なこと見てないわけないじゃん、レフェリーが。じゃあ、えこひいきか。よそもんにはG1優勝させないの? ひっどい会社だな。何? ストロングスタイルって。ハッスルの方がよっぽどちゃんとやってんじゃないの。こんな酷いスタイルの会社、見たことないね、世界中で。よそもんに絶対勝た せないつもりなら呼ばなきゃいいんだよ。社長が『G1出て来い』なんて……あっ策略だ、最初っから。そういうことか、あの野郎。なんで俺の毒霧だけが問題 視されるわけ? 今、アイツいくつ反則やったよ? じゃあ、水は吹いていいの? あれはアイツの体液か? たぶんこの会社、僕のことが嫌いなんだろうな。組織ぐるみで。なんか可哀想な僕って感じだな。ゴング鳴った瞬間に、いきなり反則負けにしないでくれって感 じかな。このままいくとしそうだな。酷い会社ですよ。矢野個人じゃなくて組織にやられたね、これは。クソ」