Circuit2009 NEW JAPAN SOUL

日時: 2009年7月15日(水) 18:00開場　18:30開始
会場: 岩手・宮古市民総合体育館・シーアリーナ
観衆: 1100

第4試合 30分1本勝負

後藤洋央紀
井上亘

タイガーマスク
金本浩二

境界線

11分41秒　昇天→片エビ固め

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

先発を買って出たタイガーは、ドロップキックで金本をリング内から追い出し、フィンタを披露。これで観客を沸かせる。
　後藤と井上の攻防になると、井上はキチンシンク、ラリアットを避けてのランニングエルボーで後藤を攻撃。だが、後藤も追いかけラリアットで井上をとらえて反撃する。
　再びタイガーと金本の場面になると、金本が顔面ウォッシュ。ところが、タイガーは途中で立ち上がり、突っ込んできた金本にミドルキック。そして、タイガードライバーを経て、コーナー最上段からダイブする。しかし、金本は飛んできたタイガーを避け、逆さ押さえ込み、ドラゴンスクリュー2連発を経て、アンクルホールドでギブアップ勝ちを狙う。
　これでペースを掴んだ金本は、ローリングセントーンを繰り出すが、タイガーに避けられて自爆。その直後、タイガーは金本にスピンキックをヒットさせるが、すぐに同じ技を打ち返されてを相打ちに終わる。
　終盤戦に入ると、後藤と井上の攻防に。激しいエルボー合戦を経て、井上が水車落としで後藤を投げる。その後、ダブルアーム式フェースバスターを阻止されると、後藤の腕を取ってトライアングルランサーでギブアップを迫っていく。
　勢いに乗った井上は、加勢に入った金本と共に後藤を攻撃。だが、後藤は両腕ラリアットで2人まとめてなぎ倒し、反撃ののろしを上げる。
　後藤は、そこから串刺しラリアット、ダイビングエルボードロップを経て、昇龍結界で井上をガッチリ捕獲。しかし、金本にカットされる。
　井上は、昇天を切り返してスモールパッケージホールドで後藤を丸め込む。カウント2で返した後藤は、走ってきた井上をそのままキャッチして牛殺し。そこから昇天を炸裂させ、ピンフォールを奪った。

COMMENT

後藤「俺の目はもう、とっくにG1 CLIMAXを目指している。今シリーズ、俺のテーマは、そのG1 CLIMAXまで盛り上げて行くこと。それだけだ。狙うは、新日本のトップだけだから（と言い残し、タイガーと握手をして去る）」
タイガー「今日は久々の岩手ですよね。東北のファンが熱く応援してくれるのは、本当にありがたい。あとは、昨日、自分自身に物凄いパワーを与えてくれた方がいてね。それは、巨人軍の原辰徳監督。昨日、一緒に食事をさせていただいたんですけど、物凄い勇気をもらいました。今度のタイトルマッチ（7/20札幌の IWGP Jr.選手権試合）も知っていてくれて。『必ずタイガーなら勝てる。むしろ、巨人軍と一緒で、勝たなければいけない。それが使命なんだ』ということを本当に熱く語ってもらって。自分自身にも火がついたというかね。原監督は、小学生のころからの大ファン。プロレスはタイガーマスク。野球は原辰徳。歌手は松田聖子というね。80年代の黄金トリオですよね。そういう方からいろいろなエールをいただいて。『これからも色々親交して行こう』という意見もいただきましたので、今度の札幌はベルトを防衛して、そのベルトを持って東京ドームに行って、原監督に見せたいなと。また一つ目標ができたということで、今はまったく怖いものなしです！」

井上「後藤の効くな。1発、効くな。だけど俺はな、後藤とやればやるほど、アイツの技に耐えられる自信がどんどんついてきた。今日はダメだったかもしれない。だけど必ず、次に繋げてやるからな」
金本「タイガーおもろいやんけ。俺のチームになんぼでも勝ってまえ。勝ったら、それだけ爆発した時、俺は怖いぞ。月寒（7/20札幌のIWGP Jr.戦）は楽しみに待っとけ」