DOMINION 6.20

日時: 2009年6月20日(土) 16:30開場　17:00開始
会場: 大阪・大阪府立体育会館
観衆: 5800

第7試合 60分1本勝負
IWGPタッグ選手権試合ハードコアマッチルール

(第52代王者組)
(挑戦者組)

ブラザー・ディーボン
“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン

ブラザー・レイ
ジャイアント・バーナード

境界線

18分04秒　机へのスーパーパワーボム→エビ固め

※王者組が3度目の防衛に成功

レフェリー｜タイガー服部

MATCH REPORT

場外カウントが無く、あらゆる凶器の使用も認められる“ハードコアマッチルール”が採用されたIWGPタッグ選手権試合。あの“テンコジ”を下し、挑戦権を獲得した“バッドインテンションズ”ことバーナード＆アンダーソンが、チーム3Dに挑戦した。
　
　レイがバーナード、ディーボンがアンダーソンをラリアットで場外へ転落させる。これを境に激しい場外乱闘が繰り広げられる。
　レイは、バーナードにイス攻撃を食らわせ、客席へ雪崩れ込ませる。対するバーナードは地獄突き、ナックルで応戦。さらに、観客の帽子をレイの頭に被せて攻撃。その帽子の持ち主に一礼して返却するという紳士的な態度を見せつつ、再びレイと激しくぶつかり合う。
　一方、アンダーソンは、ラダー（脚立）の上に寝かせたディーボン目掛けてダイブ。ところが、ディーボンに回避されて自爆してしまう。
　バーナードを振り切ったレイは、リング下から様々な凶器を取り出す。そして、チーズグレーター（固形のチーズをおろす器具）でアンダーソンの顔面を攻撃して悶絶させる。この残虐な攻撃にバーナードは激怒し、ラダーでレイを殴打。ところが、直後にディーボンに鉄板で殴られて動きを止められる。
　チーム3Dは、ダストボックスでバーナードの頭部を交互に何度も殴打。バーナードがダウンせず、両腕ラリアットで応戦してくると、合体ブレーンバスターで投げ飛ばす。その直後、アンダーソンが鉄板を手にしてリングへ戻り、チーム3Dに突っ込んでいくが、バーナードに誤爆してしまう。
　ディーボンは、アンダーソンの股間目掛けてダイビングヘッドバット。そして、リング上にテーブルを設置し、合体技3Dでフィニッシュを狙う。ところが、バーナードがレイを攻撃して阻止。さらに、ディーボンをネックハンギングボムでテーブルへ叩きつけてフォールするが、カウント2でクリアされる。
　チーム3Dは、合体技3Dでバーナードを後退させる。すると、アンダーソンがリングへ戻り、イスをレイに投げる。これをレイがキャッチすると、ゼロ戦キックでイスごと吹き飛ばす。
　反撃ののろしを上げたアンダーソンは、ディーボンをコーナーへ追い詰めてナックルを連打。ところが、背後からゆっくりと接近してきたレイに鉄板で殴られ、合体技ダブルインパクトでフォールされる。なんとかカウント2でキックアウトするアンダーソンだったが、最後はスーパーパワーボムでテーブルへ叩きつけられて力尽きた。

　3度目の防衛に成功したレイは、「バーナード、マシンガン、ガンバッテクダサイ！オオサカ、アリガトウ！」と片言の日本語でマイクアピール。これで観客から声援をもらうと、上機嫌に退場していった。

COMMENT

レイ「今の気分は最高の気分じゃ!! 今まで15年間、チーム3D＝ダッドリーボーイズは、FMW、IWAジャパン、ハッスル、新日本、全日本でも、絶対に負けない。今、IWGPタッグベルトとTNAタッグベルトを持ってることが、15年間最高のタッグであることを証明している」
ディーボン「このままワシらは絶対に負けない。ずっとな。特に日本では絶対に負けない」
レイ「（『(どんなルールでも勝てるか？』）ワシらはどんなルールでも構わない。ルールがなくてもいい。ワシらが最強じゃ」
レイ「（バーナード、アンダーソンの印象は？）350ポンドの巨体なのに、素晴らしいレスラーじゃ！ただワシらは負けない!! 最強だからじゃ!!」
ディーボン「確かに偉大な大きなレスラーじゃ。でも、そんなことは関係ない。ワシらは偉大なタッグチームだから、絶対負けない」

バーナード「もう1度チャンスをくれ。俺たちが必ずチーム3Dを倒し、IWGPタッグベルトをニュージャパンに持ち帰る」
アンダーソン「オーサカの人たちは俺たちの力をよく分かったはずだ。みんなに俺たちの強さをもう1度見せたい」