Circuit2009 BEST OF THE SUPER Jr.XⅥ 〜The Hard Luck Soldiers〜
- 日時
- 2009年6月13日(土) 17:30開場 18:00開始
- 会場
- 京都・KBSホール
- 観衆
- 1350
-
第6試合 30分1本勝負
BEST OF THE SUPER Jr. Bブロック公式戦レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
その直後、ライガーは監獄固めで飯伏を捕獲。これで悶絶させられた飯伏は、ミドルキックの連打で反撃を試みるが、ライガーに一蹴される。
その後も劣勢続きの飯伏だったが、ライガーにコーナーへハンマースルーされると、ロープへ飛び乗って一回転しマットへ着地。これでライガーの串刺し攻撃を避けると、ラ・ケブラーダ、ミサイルキックで逆襲する。
飯伏は、掌底・キックのラッシュをライガーに繰り出すが、背後に回られてジャーマンスープレックスで投げられる。ところが、一回転してマットに着地して回避すると、その場飛びカンクーントルネードを命中させる。
飯伏がムーンサルトプレスでダイブすると、ライガーは両膝を立ててブロック。そこから掌底、串刺しランニング掌底を立て続けにクリーンヒットさせ、ライ ガーボムで飯伏を押さえ込む。ところが、飯伏はこれをカウント2で返し、雪崩式フィッシャーマンバスターからのフォールもキックアウトする。
ライガーは、粘る飯伏に低空ドロップキックを命中させ、足4の字固めでギブアップを迫る。「ライガー」「飯伏」コールが交錯する中、飯伏は必死になってロープを掴んで脱出する
ライガーにコーナー最上段へ乗せられた飯伏は、スルっと抜け出してマットへ降りる。そこからコーナー上のライガー目掛けてオーバーヘッドキックをヒットさせ、高速ジャーマンスープレックスホールドで3カウントを迫る。
勝負に出た飯伏は、ライガーにカンクーントルネードを避けられるとマットへ着地。その直後のハーフネルソンスープレックスホールドをカウント2で返される と、フェニックススプラッシュで3カウントを奪取。ライガーから大金星をあげると同時に、決勝トーナメント進出を決めた。
試合後、ライガーは「飯伏よ、この俺を倒したんだ。団体なんて関係ない。優勝してみい!」と飯伏を激励。飯伏はライガーと握手をかわし、一礼した。
COMMENT
ライガー「(飯伏は)凄いな! ただ、欠点があるんだ。彼はあれだけのことができるから、やっぱりファンの目がそっちに行くけど、じゃあ、グラウンドに入ったらどうかと言ったら、まぁ、 見た通りよ。そこがやっぱりキャリアの差というか、“レスラーとはなんぞや”というところに行くんじゃないかな。だけど、あれだけ脚攻められて、あれだけ 飛んだり、返せるか? 金本が、このトーナメントが始まった時に、『よその団体の人間は絶対に決勝に上げない。新日本が優勝する』って言ってた。俺も異論はなかったよ。だけど、 今日、飯伏とやって『こんなスゲェ選手いるんだったら、団体関係ねぇな。プロレスおもしれぇや』と思ったね。あらためて。まぁ、負け惜しみになるかもしれ んけど、またやりたいね。1回だけじゃなくてね。団体関係なく、奴とぶつかれる場所があればぶつかりたい。こっちが逆にお願いするよ。ミラノを破ったノア の青木。また若い選手、素晴らしい選手がどんどん出て来てるから。俺はキャリア何年だからとか、名前がどうだこうだって関係ねぇんだよ。プロレスが好きな 人間、プロレスを研究している人間、プロレスを極めようとしている人間、これが一番いいよ。そういう意味でも、もう団体関係ないね。まぁ、特に昔からこの Jr.のトーナメント、あまり団体に関係なく、凄い選手がいつも優勝して来たよ。そう思う。金本と気持ちは同じ。新日の生え抜きだからね。こうなったら、 金本にも頑張ってもらいたい。飯伏にも頑張ってもらいたい。もう1回、後楽園で金本vs飯伏というのを見てみたいというのは、俺だけじゃないと思う。だか らこそ言いたいね。だけど、俺もまだまだ負けてない。今まで勝てなかった田口にも勝てたしな(笑)。菊地にも勝ったし。そういう意味では、自分自身も成長 していると思っているんでね。そのスピードが速い遅いは別にして。だから、必ずリベンジしたいし、もっともっと上を目指すよ。20周年は関係ねぇんだよ。 ライガーはライガー。ありがとう」