Circuit2009 BEST OF THE SUPER Jr.XⅥ 〜The Hard Luck Soldiers〜

日時: 2009年6月7日(日) 16:30開場　17:00開始
会場: 兵庫・明石市立産業交流センター
観衆: 1560

第6試合 30分1本勝負
BEST OF THE SUPER Jr. Aブロック公式戦

タイガーマスク
プリンス・デヴィット

境界線

（3勝=6点）
（2勝2敗=4点）

11分19秒　デストロイスープレックスホールド

レフェリー｜タイガー服部

MATCH REPORT

タイガーとデヴィットが軽く握手をかわし、試合開始のゴング。
　タイガーは、デヴィットにサマーソルトキックを浴びせる。続けて、突っ込んできたデヴィットをフィンタでかわして場外へ転落させると、トペスイシーダで追撃する。
　そこからタイガーは、コーナーへ乗ったデヴィットを転落させ、ヘッドロックやミドルキック連打、キャメルクラッチなどで序盤から厳しく攻める。
　さらに、タイガーはバックドロップを背後に着地し、デヴィットの脚部目掛けて低空ドロップキック。そこからフィンタを繰り出そうとするが、デヴィットのドロップキックで迎撃されてリング内から追い出される。
　そこからデヴィットは、ノータッチトペコンヒーロでタイガーにダメージを与え、場外で「ブレーンバスター！」と予告。ところが、タイガーは逆にデヴィットを持ち上げて鉄柵の外へ投げ飛ばし、コーナー最上段からのプランチャで追い討ちをかける。
　ここからタイガーは、場外カウント19でリングへ生還したデヴィットに雪崩式バックドロップ。続けて、ツームストンパイルドライバーを繰り出すが、デヴィットは体勢をひっくり返し、逆にタイガーの頭部をマットへ叩きつける。
　これで反撃に成功したデヴィットは、ダイビングフットスタンプからプリンスズスロウンの構え。抵抗して背後に着地したタイガーがチキンウイングフェースロックを極めてくると、強引持ち上げてプリンスズスロウンを成功させようとする。しかし、タイガーは丸め込んで不発させる。
　その直後、タイガーがキックを放つと、デヴィットは避けてスクリューハイキック。これで共にダウンすると、デヴィットは先に起き上がって雪崩式プリンスズスロウンを狙う。タイガーは、抵抗して雪崩式フランケンシュタイナーを繰り出すが、デヴィットに回転エビ固めで切り返される。すると、タイガーが体を回転させてデヴィットを押さえ込み、側頭部へのキックを見舞う。
　タイガーがムーンサルトダブルニードロップを放つと、デヴィットは回避し、背中へのドロップキック、オーバーヘッドキック。そこからプリンスズスロウンを狙うが　、タイガーはこれを阻止。さらに、バッククラッカーも不発させると、デヴィットの背後を取ってチキンウイングフェースロック。そこからミレニアムスープレックスを経て、デストロイスープレックスホールドでデヴィットからピンフォールを奪った。

COMMENT

タイガー「これまで3戦して来たけど、みんな『（IWGP Jr.）チャンピオンを潰してやる』というのが、物凄く出ているよね。デヴィットはトリッキーな動きがあるから、彼の試合になるかと思ったけど、自分がうまくそれについて行けた。そして、彼のやったものの裏をかけて勝てたというね。やっぱり、やってて素晴らしい選手だし、やってて面白いですよね。デヴィットとは何回やっても楽しいです。彼は物凄く調子いいですよね。最後のミレニアムスープレックスとデストロイスープレックスがなければ、勝負は分からなかった。全勝で行くというのは、チャンピオンの務めだと思っているから。あと三つ。AKIRA（8日福井）、邪道（11日伊賀）、ブラック・タイガー（13日京都）。まぁ、最後の3人が、物凄くやりづらい選手が残ってしまったけど。あとは、今日パーッと行けたんで、この勢いを明日のAKIRA選手にぶつけて。邪道は、やって来ることがなんとなく分かるから。そこは、もう勝ちだと思ってていいぐらいの気持ちですよね。そして、邪道まで全勝で行けば、ブラック・タイガー。（勝ち）星はそこで消してもいいわけだからね。アイツの顔面をブッ潰す。反則（負け）なら反則で結構だと」

デヴィット「これでSUPER Jr.2勝2敗。タイガーマスクは、チャンピオンだけの事はあって、強かった。（6/14）後楽園の決勝トーナメントはちょっと遠のいたけど、諦めずに頑張るよ」