Circuit2009 BEST OF THE SUPER Jr.XⅥ 〜The Hard Luck Soldiers〜

日時: 2009年6月5日(金) 18:00開場　18:30開始
会場: 鳥取・鳥取県立米子産業体育館
観衆: 1100

第6試合 30分1本勝負
BEST OF THE SUPER Jr. Bブロック公式戦

境界線

（2勝1敗=4点）
（2勝1敗=4点）

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

得意の三角飛びプランチャをライガーに命中させ、試合の主導権を握った田口。そこからライガーを一方的に攻め、試合を優位に進める。
　苦戦が続くライガーだったが、走ってきた田口をキャッチし、風車式バックブリーカー。そこから串刺しランニング掌底、雪崩式フランケンシュタイナーと大技を連発する。そして、パワーボムの構えに入るが、田口に抵抗されて不発に終わる。
　その直後、田口はライガーに蹴り足を取られると延髄斬りで脱出。リバースDDTを経て、カラパリダでライガーの顔面を絞り上げる。
　なんとかロープに足をかけてエスケープしたライガーは、田口のブレーンバスターを阻止し、ロープへ走る。すると、田口はカウンターのトラースキックでライガーの動きを止め、前落としからピンフォール勝ちを狙う。
　勝負に出た田口が必殺のどどんの構えに入ると、ライガーは田口の足を踏んで脱出。しかし、田口はすぐにドロップキック、串刺しドロップキックをヒットさせ、ライガーの反撃を許さない。
　だが、ライガーは、雪崩式技を繰り出そうとした田口をマットへ転落させ、ダイビングボディプレスで応戦。そこから垂直落下式ブレーンバスターを狙うが、田口に切り返されてスクールボーイで丸め込まれてしまう。
　ところが、ライガーはカウント2でクリア。そこから足を取ろうとしてきた田口をヨーロッパ式エビ固め（自分の両腕で相手の両腕を掴みながら丸め込む、変型エビ固め）で押さえ込む。これでピンフォールを奪い、ライガーが勝利を収めた。

　試合後、ライガーは田口と握手をかわし、大歓声を浴びながら退場していった。

COMMENT

ライガー「いやぁ〜！やっと田口に勝てたな（笑）。やっと勝ったぞ！今までシングルで3連敗だったかな？その田口に勝ったので弾みがついたし。ただ、YAMATOのクソバカ野郎が。（YAMATOにやられた）首が。やっぱり攻められるわな。でも、逆にそういう（田口の）油断が、田口からフォールを獲れたという要因にもなったのかもしれない。まぁ、いいように考えて。これで弾みをつけてね。あとは金本、菊地、飯伏（幸太）か。やっぱり一番警戒するのは金本だよ。彼も調子よさそうだし、有言実行の男だから、必ず決勝トーナメントに入ってくるだろうし。俺もその時に、1位、2位は別にしてね、決勝リーグに入って、俺と金本と優勝決定戦を行ないたいね。新日Jr.の意地と魂のぶつかり合いを見せてやる。魂だよ！新日からそれがなくなったら終わりなんだよ。ぶつかり合いなんだよ。それを見せられるのは、俺と金本だけだと自負している。とにかく今日の勝利は、これからあとの田口戦にも大きく響いてくるだろうし。きっちりと『ライガーここにあり』を（6/14）後楽園に応援に来てくれるファンに示したい。（フィニッシュのヨーロッパ式エビ固めについて）まぁ、俺も色々と引き出しがあるよと。前はよく使っていたし。それは俺の強みだよね。世界各国を回って、色々なものを吸収している。今の選手はそういうチャンスがなかなかない。そういう意味でも、まだまだライガーは深いよという。（『使ったのはいつ以来？』）ぜんぜん分かりません！（笑）」

田口「クソ。いやぁ、テレビでは見たことあったんですけどね。なんであれ（ヨーロッパ式エビ固め）が決まるのか、全然分かんなかったですけどね。今日やられてみて、何であの技がかかるのか、初めて分かりました。ライガーの右脚が餌になってるとは思わなかった。脚を取りにいったら、自分の手をすくわれて、分からないうちに丸め込まれて。ファンのころ、テレビでは見たことがあったんですけど、あそこまでは対応できなかったですね。さすが獣神サンダー・ライガー。参りました。まだまだ勉強することは山ほどあるってことが分かりました。これでね、運に見放されたわけではないと思うんで、まだ気まぐれな神様をね、こちらに振り向かせて。全勝はなくなりましたけど、次は優勝目指して頑張りたいと思います。勉強になりました」