Circuit2009 BEST OF THE SUPER Jr.XⅥ 〜The Hard Luck Soldiers〜

日時: 2009年6月3日(水) 18:30開場　19:00開始
会場: 埼玉・所沢市民体育館・サブアリーナ
観衆: 1100

第7試合 30分1本勝負
BEST OF THE SUPER Jr. Bブロック公式戦

田口隆祐
飯伏幸太

境界線

（2勝=4点）
（1勝2敗=2点）

10分13秒　どどん→エビ固め

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

エルボー合戦を経て、田口が飯伏のキックをキャッチしてドラゴンスクリュー。そこから田口は、執拗なレッグロックや低空ドロップキックなどで、飯伏の脚部を徹底的に狙う。
　苦しい飯伏だったが、田口のブレーンバスターを背後に着地。その際、足を気にしながらも、そこからダッシュミドル（助走をつけたミドルキック）をヒットさせ、その場飛びシューティングスタープレス、ムーンサルトプレスと畳み掛ける。
　対する田口は、カウンターのトラースキックで飯伏の動きを止め、フィッシャーマンズスープレックスからなんとマフラーホールド。これで飯伏の脚部にダメージを与え、必殺のどどんの構えに入る。しかし、飯伏は踏ん張って不発させる。
　反撃に出た飯伏がキックを放つと、田口はそれをかわし、足を引っ張って飯伏を転ばせてラ・マヒストラル。カウント2でクリアした飯伏は、オーバーヘッドキックで応戦する。
　激しいバックの取り合いを制した飯伏は、田口に高速ジャーマンスープレックスホールド。そして、ムーンサルトムーンサルトで田口を押さえ込む。だが、田口はカウント2で返し、その直後に飯伏が放ったムーンサルトプレスも回避。マットに着地した飯伏の膝目掛けて低空ドロップキックを命中させる。
　田口が延髄斬りを放つと、飯伏はこれを回避。これでマットに座り込んだ田口にキックを打つ。田口がマットに頭をつけて避けると、今度はその場飛びムーンサルトプレス。しかし、田口は両膝でブロック。そして、ジャーマンスープレックスを繰り出すが、飯伏は一回転してマットに着地する。
　だが、田口は、その直後のバックの取り合いからクロスアーム式ジャーマンスープレックスホールド。これを飯伏にカウント2でクリアされると、今度こそどどんを炸裂させ、ピンフォールを奪った。

COMMENT

田口「まぁ、初戦のYAMATO戦（5/30後楽園）に比べれば、動けただけマシな試合。でも、あいかわらずダメだね、まだ。0点が10点になったぐらい。調整はしてるんですけど、思ったよりコンディションがよくなくて。ゼロからならよかったんですけど、点数をつけるのがマイナスからのスタートなんで。ようやく（シリーズ）4戦目で、普通の状態に戻ってきたかなという感じですね。まだ、頭に体がついていかないですね。今日は、飯伏選手が手をケガしている感じがあったんで。テーピングを触ったらガチガチだったんで、『思ったように動けなかったのかな？』というところがある。さっき、ライガーさんが（YAMATO戦で）たぶん首を痛めたでしょうし。飯伏選手も、手をちょっと傷めた状態で、僕と試合を組まれた。（リーグ戦を）やる前に言っていたように、（自分が）ちょっとずつ運を引き寄せてるんじゃないかなという感じがしますね。YAMATO選手はライガーさんを倒して勢いづいてくるでしょうし、その前に闘って勝ち点を取っていたのは、後半になって非常に大きくなってくるだろうし。ちょっとずつ、悪いなりにも運を味方につけてきてるかなっていう感じはします。何かが僕を後押ししてくれているような、優勝に導いてくれているような、そんな気がします。この状態でライガー戦（6/5広島）に臨めばいいんじゃないですか」

飯伏「絶対落としちゃいけない一戦だったのに。クソ。正直、優勝逃したら、何のために出てんのか分かんないんですよ。でも、全力でいきました。まだまだ持つはずだったんですけどね。正直、ショックが大きいです。でも、これが今の実力差っていうか。やっぱ、やってみないと何も分かんないんで。今日はやって負けたんで、ホント負けですよ。もう本当に負けないです。絶対に負けない。絶対負けない。今回だけは内容より結果を残すんで。絶対勝ちます。絶対勝ちます」