Circuit2009 BEST OF THE SUPER Jr.XⅥ 〜The Hard Luck Soldiers〜
- 日時
- 2009年6月2日(火) 18:30開場 19:00開始
- 会場
- 栃木・ニューサンピア栃木
- 観衆
- 500
-
第6試合 30分1本勝負
BEST OF THE SUPER Jr. Bブロック公式戦レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
その後、タイチがトペフェイントを繰り出すと、飯伏はスワンダイブ技を狙う。これを避けたタイチがフロントハイキックを放つと、飯伏は回避してハイキック。タイチがこれをかわすと、互いにドロップキック。これが相打ちに終わり、序盤戦は互角の攻防を展開する。
飯伏は、重みのあるミドルキック、スピンキック、ハイキックでタイチを場外エスケープさせる。そして、コーナー最上段に飛び乗って場外へダイブしようとするが、タイチのドロップキックで体勢を崩され、不発に終わる。
これで飯伏の勢いを止めたタイチは、低空ドロップキックやレッグロック、ローキックなどで飯伏の脚部を徹底的に攻撃。そこから膝十字固めを繰り出し、飯伏 にギブアップを迫る。飯伏は、エルボーで抵抗しながらロープへ手を伸ばして脱出。ロープへ走ったタイチの動きをミドルキックで止め、ドロップキックで場外 へ追いやるとラ・ケブラーダで飛ぶ。
場外カウント19でリングに生還したタイチに対し、飯伏はフィッシャーマンズスープレックスホールド。カウ ント2で返したタイチは、コーナー最上段に乗った飯伏を攻撃しようとする。だが、飯伏はタイチに妨害に構わず、そのままムーンサルトプレスで飛んでマット に着地。動揺するタイチにオーバーヘッドキックを見舞う。
反撃に出たいタイチは、串刺し攻撃を避けて飯伏の背中へミドルキック。そこから串刺し フロントハイキック2連発、スイングDDTから飯伏をフォールする。カウント2で肩を上げた飯伏は、ジャーマンスープレックス。しかし、タイチは背後に着 地し、スクリューハイキックからハイキックを放つ。ところが、飯伏はハンドスプリングの要領でかわし、ハイキックから高速ジャーマンスープレックスホール ドで3カウントを迫る。
「決めるぞ!」と予告した飯伏がコーナー最上段に乗ると、タイチは海野レフェリーを盾にする。海野レフェリーが抵抗して タイチから離れると、飯伏はムーンサルトプレスでマットに着地。すると、タイチはハイキックで飯伏を蹴り飛ばし、ジャーマンスープレックスホールドからド ラゴンスープレックスホールドで3カウントを迫る。
勝負に出たタイチは、低空ドロップキックから足4の字固めへ。しかし、飯伏は必死にロープへ 手を伸ばして脱出。エルボー合戦で反撃に転じ、キックのラッシュでタイチを座らせ、さらにもう一発キックを放つ。これをタイチが避けると、すぐにその場飛 びムーンサルトプレス。そして、コーナー最上段に素早く駆け上がってカンクントルネード。そこからミドルキック3連打を経て、ドラゴンスープレックスホー ルド。これでタイチからピンフォールを奪い、飯伏が勝利を収めた。
試合後、タイチと飯伏は額を合わせて睨み合い、顔面を張り合った末、握手をかわす。飯伏が先に退場すると、タイチは悔しそうな表情で下を見ながらゆっくりと帰っていった。
COMMENT
タイチ「まだまだ、この業界にあんなスゲェ奴がいるんだなって。あんな奴がいるなんて思わなかったです よ。スゲェなアイツ。なんかDDT(プロレスリング)だかっていうインディーでやってるみたいですけど、勿体無いような気がしますね。スゲェ選手ですよ。 まぁ、今日は、スピード、テクニック、……打撃も、アイツがちょっとだけ上回っていたかなって。俺がぜんぜん劣ってないのは、奴よりカッコいいというとこ ろ。最初(前日記者会見)にも言った通り、カッコよさではダントツだから、俺が。ホントにちょっとの差ですよ、アイツとは。でも、今日はあんないい選手と 試合ができて、ホントにいい経験になりました。気持ちよかったです。また機会があれば彼とやりたいですね。もう1回やりたいです。そうすれば、もっと凄い 試合ができると思います。(最後の握手について)向こうもそのへんの気持ちを受け取ってくれたというか、分かってくれたんだと思います。もっと、もっと、 何回でもアイツとやりたいです」