Circuit2009 BEST OF THE SUPER Jr.XⅥ 〜The Hard Luck Soldiers〜

日時: 2009年5月31日(日) 17:30開場　18:00開始
会場: 茨城・水戸市民体育館
観衆: 1500

第6試合 30分1本勝負
BEST OF THE SUPER Jr. Bブロック公式戦

菊地毅（フリー）
金本浩二

境界線

(1勝=2点)
(1勝1敗=2点)

09分18秒　片エビ固め

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

金本は、試合開始早々から菊地を蹴りまくる。しかし、菊地は、金本のローキック連打を食らってもダウンせず。すると、金本は、菊地の後頭部にハイキックを当てて、マットに両膝をつけさせる。
　菊地は、金本の蹴り技に対してエルボー連打で応戦。金本を場外へ連れて行くと、鉄柵、本部席のテーブルに金本をぶつける。だが、金本も黙っておらず、菊地を鉄柵、鉄柱に衝突させて反撃。リング内に戻ると、飛び膝蹴りで菊地をコーナーに座らせて顔面ウォッシュ。そして、ローリングセントーンで3カウントを迫る。
　金本は、ミドルキック＆ローキックの連打で菊地を激しく攻め立てる。だが、菊地はなかなかダウンせず、連続ブレーンバスターから金本をコーナー最上段に乗せ、雪崩式フロントスープレックスで投げ飛ばす。この際、スパイダージャーマンの要領で両足を利用してそのままコーナー最上段に留まり、マットに倒れる金本目掛けてダイブする。
　ところが、金本はこれを回避し、菊地の頭部を蹴り飛ばしてアンクルホールドへ。脱出されると、雪崩式ドラゴンスクリューからアンクルホールドで改めてギブアップを迫り、菊地がロープを掴んでも技を外そうとしない。
　すると、菊地はロープを掴みながら立ち上がり、上手く金本に絡み付いて片エビ固めで丸め込み。これで電光石火の3カウントを奪取した菊地が逆転勝利を収めた。

COMMENT

菊地「今、俺、興奮してるよ。いや、正直、昨日試合やって、行けると思ったよ。確かにあっちは実戦重ねてるからね。でも、なんかチャンスあると思ってね。それがああやって丸め込むことが出来て、体制はちょっと崩れたけど『ここしかない』と思って強引に押さえてやったよね。でも、1勝は1勝だから。最後に残るのは1勝だからね。俺の中ではね、彼の負けん気、『この野郎』って気持ちも十分伝わってくるし。そういった男を倒した。正直、ダミ声をね、俺も自慢できる声してないけどさ、正直なに言ってるか分かんないよ。でも、『悔しい』って気持ちは伝わってきた。勝ちは勝ちだ。リーグ戦、初戦を勝ったことは意味あることだし。（5/30）後楽園で皆が見てる中で本当はやりたかったけど、まぁいい。翌日の今日、しっかり勝ててよかった。タッグではなく、シングルで借りを返せたことは意味があるわけだから。どんな勝ち方だろうが、勝ちは勝ちだから。1勝は1勝」

金本「ウソやん！俺、なんもやってないで。なんもやってない。なにあれ!? 向こうの蟻地獄に引っかかったみたいや。これからやん。菊地、いたぶるのこれからやん。アカン。ダメだ、こりゃ。でもよ、今日、俺が菊地に負けてもうたけどよ。絶対、他団体の奴は準決勝に誰も上がらさん。そう簡単に行かないから、SUPER Jr.。今の完璧に返したと思ったんだけどな。来るのも分かったから。クソ。後楽園の試合との差が大きすぎる。納得いかんわ。俺がアンクル（ホールド）に行った時、（菊地が）ロープ掴んだでしょ？まぁ、俺も反則かもしれないけど、（菊地が）丸め込んでカウント獲るというのはおかしいですよ。とにかく、今日の借りは絶対に返す」