Circuit2009 BEST OF THE SUPER Jr.XⅥ 〜The Hard Luck Soldiers〜

日時: 2009年5月31日(日) 17:30開場　18:00開始
会場: 茨城・水戸市民体育館
観衆: 1500

第4試合 30分1本勝負

天山広吉
飯塚高史

真壁刀義
YAMATO

井上亘
中邑真輔

境界線

16分46秒　反則

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

天山、井上、タイガーと一緒に姿を見せなかった真壁は、ゴング直後に天山たちがCHAOSに痛めつけられていると、入場口から全速力で駆けつけて救援。さらに、矢野を場外へ追いやり、場内の壁へ衝突させる。
　しかし、矢野も真壁を場内の壁にぶつけて仕返し。対する真壁は、リングへ戻ると矢野の攻撃をことごとくブロックし、ナックル連打。さらにショルダータックルを浴びせる。
　井上と中邑の場面になると、井上はコーナーでの逆水平チョップ連打、ミサイルキックで中邑を攻撃。対する中邑は、井上のダブルアームスープレックスをリバーススープレックスで切り返し、スリーパーホールドからのリバースパワースラムをお見舞いする。
　これでペースが崩れた井上は場外へ追いやられ、矢野にイスで殴られ、飯塚に客席へ投げ飛ばされる。さらに、YAMATOには「どうしたんだ、気持ちいいだろ？」と挑発され、金具剥き出しのコーナーで背中を痛めつけられる。
　井上は、逆水平チョップで矢野に反撃すると、「調子に乗るんじゃねぇ！」とサミングを見舞われる。しかし、すぐにスピアーを繰り出して反撃し、ようやく自軍コーナーへ生還する。
　試合権利を得た真壁は、YAMATOを場外へいなし、中邑と飯塚をパワースラムで投げる。そして、矢野にはラリアット3連発、ノーザンライトスープレックスホールド、コーナーでナックル連打。だが、矢野も急所パンチで応戦し、「見とけよ、お前ら！」とアピールすると、ブレーンバスターの構えに入る。ところが、逆に真壁に投げられて不発に終わる。
　タイガーとYAMATOの攻防になると、タイガーがローリングソバット。対するYAMATOは、フラップジャック、エクスプロイダー。そして、デスバレーボムの体勢に持ち込むが、タイガーに脱出されて不発。タイガーは、スピンキック、タイガードライバー、風車式バックブリーカーをYAMATOに食らわせ、天山に勝負を託す。
　天山は、YAMATOにモンゴリアンチョップを連打。すると、YAMATOはヘッドバットで応戦するが、天山の石頭で逆にダメージを負ってしまい、ダウンしてしまう。
　勝機と見た天山はロープへ走るが、エプロンに控える飯塚に背中を蹴られて動きを止められる。その隙にYAMATOは自軍コーナーへ帰還し、飯塚にタッチする。
　飯塚は、中邑らと天山を総攻撃。しかし、天山は、YAMATOの串刺し攻撃を回避し、中邑と矢野には両腕ラリアット。そして、飯塚にYAMATOの攻撃を誤爆させる。
　これで勢いに乗った天山は、ラリアット、モンゴリアンチョップ連打、マウンテンボムから飯塚をフォール。飯塚にカウント2でキックアウトされると、必殺の TTDを狙う。ところが、矢野がイスでカット。これで浅見レフェリーがCHAOSに反則の裁定を下し、天山の勝利となった。
　
　試合後、飯塚は、中邑と矢野が取り押さえた天山目掛けて地獄突き（アイアン・フィンガー・フロム・ヘル装着）。すると、真壁が中邑、飯塚を攻撃。さらに、矢野をイスごとラリアットで吹き飛ばし、チェーンラリアット。CHAOSを追い出し、リングを占拠する。
　この状況が面白くない飯塚は、セコンドの岡田に八つ当たりした挙句、客席を荒らしながら退場していった。

COMMENT

タイガー「（YAMATOについて）今日、初めてだったんですけど、彼も物凄くいいヒールというかね。やってみたら、面白いなと思いますね。今回、SUPER Jr.に出てる他団体の選手は凄くいいですね。面白いです。彼ともシングルでやってみたいです。（G・B・HvsCHAOSの抗争について）俺はプロだから、マッチメイクされたら試合を成立させる。逆に、真壁も意地なんて張らなくていいと思うし。天山さんもそう。意地なんて張ることない。一緒になって（CHAOSを）潰せばいい。それだけのことですよ。利害関係が一致してるんだから、それでいいじゃないですか。何も無理にお互いを敬遠しなくても。その中和剤に僕と井上がなればいいことだし。SUPER Jr.のシリーズだけど、リーグ戦がない時というのは、こういうカードが多いと思うしね。逆に面白いですよ。毎日、新鮮味があって。まぁ、とにかく初めての選手はみんな素晴らしいと思います」
※天山、井上、真壁はノーコメント

中邑「いいじゃん。混沌としてんじゃん。もっともっと混沌、混乱すればいいよ。外側の力に気づかされるくらいなら、内から変えていこうじゃないの」
※矢野、飯塚、YAMATOはノーコメント