Divergence

日時: 2009年5月5日(火) 18:00開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 2005

第3試合 20分1本勝負

天山広吉
平澤光秀

AKIRA
S・S・マシン

境界線

10分13秒　アナコンダバイス

レフェリー｜タイガー服部

MATCH REPORT

天山組は、平澤を集中攻撃。モンゴリアンチョップ（天山）、スライディングキック（ライガー）などで、平澤を徹底的に攻める。だが、平澤も意地を見せ、ライガーの掌底をAKIRAに誤爆させると、ライガーにはスピアーを食らわせる。
　平澤と替わって入った永田は、AKIRAに串刺しフロントハイキック。さらに、AKIRAの援護に入ったライガーにはキチンシンク。すると、AKIRAはその隙を突き、永田に延髄斬りをヒットさせ、スイングDDTの構えへ。ところが、永田は踏ん張ってスイングさせず、そのままAKIRAをトップロープへ乗せてマジックスクリューを敢行する。
　その後、永田のタッチを受けたマシンが串刺しラリアット2連発、DDT、セントーンを経て、AKIRAに魔神風車固め。しかし、ライガーの掌底で阻止され、不発に終わる。
　終盤戦に入ると、天山と平澤の攻防に。平澤は、マシンの串刺しラリアット、永田の串刺しフロントハイキックを経て、ヒラボトムからのナガタロックIIで天山を捕える。すると、同時に永田が天山の足首をアンクルロックで捕獲。“青義軍”が合体サブミッションを見せる。
　しかし、天山も負けじと応戦。ライガーが掌底、AKIRAがムササビプレスで平澤にダメージを与えると、そこからダイビングヘッドバットでダイブし、必殺のアナコンダバイスへ。これで平澤からギブアップを奪い、天山が復帰後初白星をあげた。

COMMENT

ライガー「天山、おめでとう！（5/3）福岡もあったけど、東京は久しぶりだからな！みんな待ってた！みんな待ってたぞ！（と天山を祝福しつつ去る）」
AKIRA「5月5日の子供の日ということで、2人ともパパとして、子供のために頑張りました。ね？（と天山に言い残して去る）」
天山「（2人に）ありがとうございます！今日はパートナーのライガーさんとAKIRAさんが、最高に俺をヘルプしてくれたから。やっぱり福岡で（小島聡との）テンコジが一区切りというか、ケジメをつけたしね。これから新日本のリングでやって行こうと思う。ライガーさんもAKIRAさんも大先輩ですからね。なんかモヤモヤしていた不安というのが、一気に消えたというか。やっぱり、俺が生きるのはこの新日本のリングであって。前を見て歩くしかないというか、進んで行かないと。復帰したからには、もっと完全な天山広吉を見せなアカンから。そういう意味では、今日は最高のパートナーに恵まれて、最高の東京復帰ということで、気持ちよかったです。明日の夜は対（プロレスリング・）ノアの対抗戦という大一番もある（ノア日本武道館大会）。小橋建太はノアの象徴とも言える人。小橋さんとリングで向き合えるというのは、対抗戦とかを抜きにして、気持ちが高まっているしね。ノアのリングに上がるというのも初めてだし、凄く興奮しているんで。ノアのリングで、新日本プロレスの天山広吉をガッチリ見せつけてやりたいと思っています。その先というのは、やっぱりもう一度頂点を目指すという気持ちが強いですね。まだまだこのままで終われないし、天山広吉ここにありというのを見せて行きたいと思っているので。新日本も若い世代が育って来てますけど、俺にしかできないやり方で飛び越えてみせようかなと思っているんで」

平澤「負けたけど、絶対、天山広吉、シッポ見えてるよ」
マシン「天山、復帰してからあんまり調子いいとは思えないけど、あの2人（ライガー、AKIRA）が組むと、さすがJr.のタッグチャンピオンだっただけはある。ちょっと翻弄されたな」
永田「ようやく日常の試合に戻って来れたなって感じ。こうやって正面から体と体をぶつけ合うってのは、やっぱりいいですね。天山、復帰おめでとう。ただ、今のままじゃ、これからが厳しい。以上」