カンタン酢™ Presents POWER STRUGGLE ~SUPER Jr. TAG LEAGUE 2023~ 

日時
2023年11月4日(土)   15:30開場 17:00開始
会場
大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
放送
バナーバナー
観衆
4,046人(満員)

第9試合 60分1本勝負
IWGP ジュニアヘビー級選手権試合

  • <第93代チャンピオン>

  • <チャレンジャー>

※ヒロムが7度目の防衛に成功
レフェリー|レッドシューズ海野

MATCH REPORT

 第9試合はIWGPジュニアヘビー級王者の高橋ヒロムが7度目の防衛戦として、石森太二と対峙。
 石森は5月のヒロム戦(『BEST OF THE SUPER Jr.』公式戦)で頚椎の負傷し、レフェリーストップ負け。その後、石森は長期欠場を経て10.9両国に姿を表すと、ヒロムに「あの日の続き、このIWGPジュニアを懸けてもらって、お願いしようか?」と宣戦布告。
 そして最終前哨戦となった11.2大阪のタッグマッチでは、試合後に石森がバックステージでヒロムからアイアンマンヘビーメタル級王座を奪取。だが、昨日の調印式で石森は「こんなオモチャみてえなベルトいらねえからよ。明日勝ったら、返上する」と、心理戦を仕掛けるように発言。
 一方のヒロムは調印式で、「今年の1月4日、東京ドームで4WAYマッチ。石森選手から直接勝つことなく、チャンピオンになったので。石森選手から勝って、初めて自分の腰にベルトを巻こうと、そう誓いました。明日はその日です」と必勝を誓った。
 これまでも幾多の激闘を繰り広げてきた両雄、試合後にジュニアの至宝を腰に巻くのは果たして……?

 石森はアイアンマンヘビーメタルのベルトを手に、白を基調としたニューコスチュームで入場。ヒロムはIWGPジュニアヘビーのベルトを携え花道を進む。

 開始のゴングが鳴ると、いきなりヒロムは前方回転エビ固め。そこから丸め込みの応酬となり、両者は一旦離れる。
 続いて串刺し攻撃を巡る攻防から、石森はスライディングジャーマンを狙うも、切り抜けたヒロムが串刺しヒロムちゃんボンバー。
 しかし、続く低空ドロップキックは石森が回避し、すばやい動きでスワンダイブ攻撃を狙う。だが、切り抜けたヒロムはトップロープ越えのサンセットフリップ・パワーボムの体勢に。
 これを石森はバク転で回避し、エプロンを蹴りつけてヒロムの左腕に旋回式のアームブリーカーを炸裂。
 ヒロムはリングに戻ると、コーナーパッドを外す。そして石森は場外のヒロムを捕らえリングに投げ入れると、ハンマーロックの体勢から金具むき出しのコーナーに肩から激突させる。
 続いて石森はヒロムの左腕に変形のアームブリーカーを見舞い、コブラクラッチで捕獲。さらにファイヤーマンズキャリーから腕を固め、キャメルクラッチのように捕える。ヒロムは足をロープにかけて必死にエスケープ。
 続いてチョップの応酬に。石森は肩を殴りつけてからバイシクルキック。かわしたヒロムは横入り式エビ固めへ。
 だが、石森はYes Lockの体勢から十字架固め。ヒロムはカウント2ではね返すも、肩を押さえて苦悶の表情。
 さらに石森は肩を殴りつけロープへ。するとヒロムは追走し、ハサミワザを繰り出す。そしてヒロムは石森の串刺し攻撃をかわし、串刺しヒロムちゃんボンバーから今度こそ低空ドロップキック。
 石森が場外にエスケープすると、ヒロムはエプロンを走り抜けショットガンドロップキックを炸裂。そしてヒロムは石森をリングに投げ入れ、ファルコンアローを決める。
 石森がカバーをカウント2ではね返すと、ヒロムはターンバックル・デスバレーボムを狙う。しかし切り抜けた石森は、延髄斬りからスライディングジャーマンスープレックスを炸裂。
 そして石森は場外のヒロムを肩に担ぎ、TKOのように鉄柵に落とす。ヒロムは脇腹を押さえて悶絶。
 ヒロムがカウント15でリングに戻ると、石森は左肩にミサイルキック。さらにコーナーパッドに左肩を打ちつけ、ショルダーバスターを炸裂。
 石森は気合いの雄叫びを上げ、ラ・ミスティカへ。だが、ヒロムは空中で受け止め、TIME BOMBを狙う。
 しかし、石森が回避。そして打撃の攻防からヒロムはロープへ。石森は追走するも、かわしたヒロムはロープの反動を利用してジャーマン。だが、石森も負けじとジャーマン。続いてラリアットの相打ちでダブルダウンに。
 先に立ち上がった石森は串刺し攻撃へ。これをヒロムはカウンターのフロントスープレックスでコーナーに投げつける。石森はうまくセカンドロープに飛び乗るが、ヒロムが横入り式エビ固めの要領でパワーボムをお見舞い。
 石森がカウント2ではね返すと、ヒロムはターンバックル・デスバレーボムを今度こそ炸裂。そしてTIME BOMBの体勢に入るも、石森は丸め込みで切り返し、そこからスタイルズクラッシュを狙う。
 だが、ヒロムは切り抜け、名もなきヒロムロールへ。石森が回避すると、ヒロムはTIME BOMB 1.5を炸裂しカバー。だが、カウントは2。
 ヒロムは先に身体を起こすと「立て、石森!」と叫び、ヒロムちゃんボンバーをお見舞い。そしてTIME BOMB IIを狙うが、石森は体勢を逆さにして持ち上げサイファーウタキを炸裂。
 続いて石森は串刺しラリアット、さらにコンプリートショットを食らわせ、コーナー最上段へ。ここで石森はファイヤーバードスプラッシュを発射。
 ヒロムがかわすと、石森は着地し、ラ・ミスティカへ。だが、ヒロムは空中で受け止め、ビクトリー・ロイヤルの体勢に。
 しかし、石森は切り抜けてBone Lockで捕獲。ヒロムが逃れようとすると、石森はリング中央に運んでブラディークロスを狙う。
 だが、ヒロムは回避し肩に担ぎ上げ、TIME BOMBを炸裂。しかし、石森はカウント2で意地のキックアウト。
 ならばとヒロムはヒロムちゃんボンバーへ。しかし、石森は切り抜けると、ヒロムをレフェリーに衝突させてから、ポップアップしてうしろ足で急所蹴り。
 続いて石森は外道クラッチを決めるが、ヒロムはカウント3寸前で必死にはね返す。すると石森はブラディークロスの体勢に。
 だが、ヒロムは切り抜け、ショートレンジのヒロムちゃんボンバー。そして「立て、オラ!」と叫び、石森に渾身のヒロムちゃんボンバーを炸裂。
 続いてヒロムはTIME BOMB IIへ。だが、石森はBone Lockで切り返し、雄叫びと共に絞め上げる。
 ヒロムが逃れようとすると、石森はリング中央に戻してさらに絞め上げる。ヒロムは死に物狂いで何とかロープエスケープ。
 ならばと石森はヒロムを引きずり起こし、ブラディークロスへ。だが、脱出したヒロムはトラースキック。
 すると、石森もカウンターのジャンピングニーで反撃。そしてラ・ミスティカで飛びかかるも、こらえたヒロムは名もなきヒロムロール。
 石森がカウント2ではね返すと、ヒロムはクラッチを捕らえたまま、改良型の名もなきヒロムロールで押さえ込み、執念の3カウントを奪取。ヒロムが大接戦を制し、7度目の防衛に成功した。

COMMENT


 

ヒロム「痛え…痛え…(※と言いながら、祝杯用のテーブルにIWGPジュニアのベルトを立てようとするが、立たないので)ちょっと、立ててくれる人いないの? こんなに痛いのに。ちょっと! (※ようやくベルトが立ったのでイスに座ると、左肩を押さえながら)アァ…痛…アァ…痛い。もう嫌だ。石森きゅんとやりたくないよ。痛すぎる。精一杯の勝利だね。精一杯の勝利だね。でもさ、高橋ヒロムの幅がまた一つ広がった気がするよ。勝つ幅がね、一つ広がった気がする。アァ痛え……。そう言えば1年前、インクレディブルマッチの時さ、ここだよね、確か? 石森きゅんが言ったじゃん? 試合後にさ、『ヒロムに質問がある』と。『オレに人気がないのはどうして? 』って。究極の質問、アレずっと答えられなかったよね? まあ1年経った今もね、それに対する答えは見つからないんですよ。本当に人気がね、出る秘密というか秘策があるっていうならね、オレだって聞きたいよ、そんなん。そんなん聞きたいっすよ」
 

 
ヒロム「でもさ、やっぱりさ、ファンの人はみんな思ってるんじゃないの? 石森太二がリングに上がれば凄え試合になるって。その期待感、安心感はきっとどの選手よりもあるんじゃないですかね? 石森選手、すぐには嫌だけど、またやりましょう。アァ…それからエル・デスペラード、オレはアンタとやらなきゃいけないんだよ。

2023年1月4日の東京ドームで、石森、ワト、デスペラードと闘って、ワトに勝ちこのベルトを獲った。でも、石森に勝つまでこのベルトは巻きたくなかった。そして『SUPER Jr.』に優勝したワトに勝った。そして、今日、石森太二を倒して、このベルトをオレの腰に巻くことができた。

さあ、あと一人、そうエル・デスペラード。1月4日、東京ドーム、相応しいだろう。最高だろう。オレと思いっきり闘おう。でも、どうした? 目が二重に見えてるって? この美しい、そして素晴らしいテンション、そして元気っ子ちゃんであるヒロムちゃんが二人に見えてる? 幸せじゃねえかと言いたいところだけど、それはキツいだろう。でも、治るんだろう? 治るんだったらキッチリ治してくれよ。

最高のエル・デスペラードとして、2024年1月4日東京ドームに上がってくれ。前哨戦? そんなもん今さらいいよ、別に。別に望んではいないよ。最高の状態でタイトルマッチができるようにしといてくれよ。オレもそれまで最高の状態にしておくから。いやあ、嬉しいね。あっ、乾杯してなかったけ!? 乾杯しよっか。どうする? (※と言いながら祝杯用の缶ビールを開ける)。しちゃう? 目合ったね、岡本さん。どうする?」
東スポ岡本記者「仕事中なんで」
 

 
ヒロム「アァ、そうか(笑)。そっか、仕事中だから。趣味で来てるわけじゃないですもんね。そうだった、そうだ。じゃあ、では、(※缶ビールを手に持ち、掲げて)7度目の防衛おめでとうございます。乾杯! (※と言って、缶ビールを飲む)。アァーーーーーツ! たまんねえぜ、オイ! 効いた、効いた、効いた! 効いたーッ! さあ、岡本さんがいるということは、決まったんですか、2023年MVP? 決まったんですか?」
岡本記者「いや、まだです」
ヒロム「コメントしましょうか?」
岡本記者「いや、選考会がまだなので。12月です」
ヒロム「あっ、まだ? あっ、そうか、そうか。慌てちゃった(笑)。慌てちゃった。そうか、まだか。えー、ヒロムちゃんのこの後のスケジュールは何だ? あっ、そうだ! デーデー…DDTがあるんだったね! 平田選手とのね! まあでもね、ノンタイトルですか? オレ、チャンピオンじゃないもんね、多分。チャンピオンじゃないと思うんだ。そうですよね?」
──でも、石森選手に勝ったということは、アイアンマンが転がり込んでくるんじゃないですか?
ヒロム「えっ、何でですか?」
岡本記者「3カウントを獲ったので」
ヒロム「だって、別に欲しいとかって、示してないですよ?」
岡本記者「でも、そういうもの……」
ヒロム「えっ!?」
──勝手に……。
ヒロム「だって、欲しいって言ってないですよ。みんな欲しいって言って、丸め込んだりしているわけじゃないですか? えっ、それでもダメなんですか?」
──まあ、公式の試合で3カウント獲ってますから。
ヒロム「えっ、それチャンピオンになっちゃうんですか?」
岡本記者「今までも物とかがなってるんで。意思は持ってないです」
ヒロム「でも、言ってないからな、欲しいっていうか、タイトル挑戦するっていうのは」
岡本記者「今までもそういう人たちが巻いたりしているベルトなんですよ」
ヒロム「マジかよ……(※と言って、ガックリとうなだれる)」
──欲しいとか言ってない机とかがチャンピオンになってますから。
ヒロム「……皆さん、今がチャンスです。オレ、動かないんで、全然カバーしてもらって構わないです」
 

 
──でも、レフェリーが……。
ヒロム「あっ、レフェリーがいないとダメなの? オーイ! レフェリーーッ! アイアンマン王座始まるって、レフェリーーッ! 誰かーッ! チクショー……」
 

 
ヒロム「(※立ち上がりながら)まあでも、今この場にベルトがないってことは、まだオレはチャンピオンじゃないって思いますよね。ねえ、今のところはね(※と言って、また缶ビールを飲む)。じゃあ、なんかチャンピオンじゃないうちに帰るんで(※と言って、IWGPジュニアのベルトを持って帰ろうとする)」
──さっきそこで渡しそ~にしてた人は、チラッと見かけたんですけど。
ヒロム「そうなんですか? でも、オレはもらってないんで」
──逃げてください(笑)。
ヒロム「オレはチャンピオンじゃない。チャンピオンじゃないよ~(※と言いながら、そそくさと引き上げる)」
 
 

 
石森「アァァ……クソッ! (※と叫んで、ヒザを着く)。もうなんも言葉が出てこねえけどよ、あの日の結末がこの現実なら、この結果は石森太二の復帰戦として良かったんじゃねえのか? 結果がどうであれ、止まっていた時計の針は動き出したんだからよ。また立ち上がればいいんだろ? 分かってんだよ(※と言って、立ち上がる)。ということで、今日は、ここまでに…しといてくれ」

  • facebook
  • twitter

EVENT CALENDAR

2024年4月
  •  大会日程
  •  各種イベント

イベントカレンダー

SHOP
闘魂SHOP
闘魂SHOPプラス
闘魂SHOP水道橋店
シンニチプレミアム
SOUL×NJPW×MID
しんにちコラボラボ
アスマート
MOVIE
NJPW WORLD
テレ朝CH_CS
サムライTV
ワープロリターンズ
COLLABORATION
ロリクラほーるど
SPONSOR
LAWSON ticket
MIC
SSLIVEくろうま
OTHER
CMLL
JAPAN WRESTLING FEDERATION
魚沼市観光協会
新日コレクション
新日本プロテイン

チュートリアルを閉じる

試合を観戦したい

下記よりこれから開催される予定の大会情報を確認できます。各大会のチケット情報ページに記載されているプレイガイドからチケットを購入することができます。
公式ファンクラブ『Team NJPW』に入会すると、チケットの先行予約ができる特典もあります。
『Team NJPW』についての詳しくはこちらから

スケジュール / チケット

試合結果をみたい

これまでに開催された試合の結果を確認できます。

試合結果へ

試合の動画を観たい

新日本プロレス公式動画サイトNJPW WORLD(有料)にて新日本プロレスの主要大会を完全配信しております。
また、新日本プロレス45年分のアーカイブから試合映像を観ることができます。

NJPW WOLRDへ

選手に会いたい

選手の握手会や撮影会などのイベントの情報はこちらより確認できます。

NEWS イベント情報へ

選手について知りたい

選手のプロフィールや必殺技、また選手ごとのSNS情報などを確認できます。
『Team NJPW』についての詳しくはこちらから

選手プロフィールへ

選手のテレビなどメディア出演情報を知りたい

選手のテレビなどメディア出演情報はこちらより確認できます。

NEWS メディア情報へ

新日本プロレスの歴史を知りたい

新日本プロレスの歴史、またIWGPチャンピオンなどの各タイトルの王座変遷を確認できます。

HISTORYへ

試合のチケットを買いたい

観戦したい大会のチケット情報ページに記載されているプレイガイドからチケットを購入することができます。
公式ファンクラブ『Team NJPW』に入会すると、チケットの先行予約ができる特典もあります。
『Team NJPW』についての詳しくはこちらから

スケジュール/チケットへ

オフィシャルグッズを購入したい

新日本プロレスオフィシャルグッズは闘魂SHOPより購入できます。

闘魂SHOP

ファンクラブに入会したい

Team NJPW(新日本プロレスリングオフィシャルファンクラブ)では新規会員を募集中!
Team NJPWの会員になると様々な特典がいっぱい!
詳しくは以下より確認できます。

ファンクラブページへ

スマホでもオフィシャルサイトを楽しみたい

スマホサイトであれば最新NEWSから大会情報・大会結果がいつでもどこででも見れます。
毎日更新、選手自身が執筆した日記もスマホサイトで購読できます。

スマホ紹介ページへ

新日本プロレス公式プロレスゲーム『プロレスやろうぜ!』

新日本プロレス公式、スマホで遊べるプロレスゲーム!
自分だけの選手を育てて、新日本プロレスのレスラーと対戦しよう!

『プロレスやろうぜ!』

トレーディングカードゲーム『キングオブプロレスリング』

新日本プロレスレスラーたちのカードを集めて、ネット対戦に挑め!!
パソコン、スマホで遊べる新感覚トレーディングカードゲーム!

『キングオブプロレスリング』

新日本プロレスの歴史を知りたい

新日本プロレスの歴史、またIWGPチャンピオンなどの各タイトルの王座変遷を確認できます。

HISTORYへ