昨年4月の戴冠以来、長期政権を築いてきた第7代IWGP世界ヘビー級王者SANADAが、昨年の『G1 CLIMAX 33』優勝者の内藤を相手に5度目の防衛戦を敢行。
試合開始のゴングが鳴ると、両者へ向けた大コールで場内が二分される。そこから2人はグラウンドの攻防で互角の勝負を展開。そこからロープ際でクリーンブレイクした内藤が、ツバを吐いて挑発していく。
その後、内藤がハンマーブローを連発すると、SANADAはチョップで応戦。だが、内藤がエルボースタンプ連打で黙らせる。それでもSANADAはコーナーを利用してフェイントをかけるが、内藤がアームホイップ式バックブリーカーを見舞う。
これでSANADAの動きが鈍ると、内藤はアームホイップ→バックエルボー→低空ドロップキックの連続攻撃をお見舞い。そして、変型バタフライロックで絞り上げ、SANADAをロープエスケープさせる。
苦しくなったSANADAは、低空ドロップキックで逆襲し、バックドロップで内藤を叩きつける。そして、連続リープフロッグからのドロップキックで内藤を場外へ落とし、プランチャで押し潰す。
さらにSANADAは、スワンダイブドロップキック、TKOで追い討ちをかけ、Skull Endで内藤を捕獲。これはガッチリ極まっていたが、内藤は辛うじてロープへ脚を伸ばす。
するとSANADAは、バックブリーカーからラウンディングボディプレスを繰り出し、内藤の回避行動を読んで足から着地する。だが、内藤が水面蹴りでSANADAを座らせ、トップロープを越えてエプロン側から低空ドロップキックを食らわせる。
さらに内藤は、SANADAの両脚を鉄柵へかけ、ネックブリーカーをお見舞い。そして、SANADAがリングアウト寸前でリングへ戻ると、アームホイップ式バックブリーカー、雪崩式フランケンシュタイナーで追い討ちをかける。
しかし、SANADAはドロップキックで挽回し、内藤が仕掛けたスイングDDTを回避。そして、内藤の両脚をトップロープへかけ、マジックスクリューで叩きつける。
SANADAの攻勢は続き、リバースフランケンシュタイナーからシャイニングウィザード。そして、ラウンディングボディプレスを敢行するが、内藤が両膝を立てて身を守る。
これで内藤のペースとなり、エスペランサ、コリエンド式デスティーノと大技を連発。そして、(正調)デスティーノを繰り出すが、SANADAが回転をこらえ、変型TKOで叩きつける。
続いてSANADAはうつ伏せになった内藤にラウンディングボディプレスを敢行し、仰向け状態にしてもう1発ラウンディングボディプレスを食らわせる。そして、デッドフォールの体勢に入るが、内藤が脱出し、ジャーマンスープレックスホイップで挽回。
次に内藤はエルボースタンプ連打から変型デスティーノにいくが、SANADAがなんとからこらえる。それでも内藤は旋回式デスティーノでSANADAを叩きつけるが、次の(正調)デスティーノは形が崩れてしまう。
すると内藤はさらにデスティーノを狙うが、SANADAがデッドフォールへ切り返してダブルダウンとなる。その後、SANADAが変型デスティーノで逆転して再びデッドフォールの体勢に入るが、内藤が脱出して浴びせ蹴りを見舞い、ロープを利用したスイングDDTへ繋ぐ。
それでもSANADAはオコーナーブリッジを繰り出し、内藤が返した直後にシャイニングウィザードをお見舞い。そして、デッドフォールを狙うが、内藤が切り返し、反対にデッドフォールで叩きつける。
さらに内藤は、バレンティアでSANADAを突き刺し、とどめのデスティーノを炸裂させてSANADAを撃破した。