セミファイナル(第9試合)はIWGPジュニアヘビー級選手権3WAYマッチとして、王者・高橋ヒロムがマイク・ベイリー、そしてYOHを相手に防衛戦。
当初、この王座戦はYOHではなく、リオ・ラッシュがベイリーと共に挑戦予定だった。しかし、昨日の調印式に姿を表したYOHは、ラッシュが体調不良で欠場することを明かすと共に、自身が出陣することを直訴。この訴えをチャンピオンの高橋ヒロム、並びに新日本プロレスの菅林直樹会長が了承したため、YOHの代打出場が電撃決定した。
そもそもYOHは10.6宮城のイリミネーションマッチで王者ヒロムにDIRECT DRIVEでピンフォール勝ちを収め、試合後に次期挑戦をアピールしていたが、早くもチャンスが舞い込むかたちに。混戦必至の三つ巴の戦い、最後に右腕を突き上げるのは?
ベイリー、YOHの入場に続き、ヒロムはベルトを携えリングイン。
開始のゴングが鳴ると、3人は互いを牽制。そしてベイリーがヒロムにフロントキック。続いてYOHとロープワークの攻防に突入し、ミドルキックをヒット。
するとヒロムがベイリーに串刺しヒロムちゃんボンバーから低空ドロップキック。ベイリーはかわすも、YOHが低空ドロップキックを決める。
今度はヒロムに対し、YOHが低空ドロップキック。ヒロムがかわすと、ベイリーがサッカーボールキック。これもヒロムは切り抜け、3人は一旦距離を取る。
するとヒロムはエプロンに下がり、挑戦者同士での攻防を要求。ベイリーとYOHはは戦うと見せかけ、ベイリーがヒロムにフロントキック。そしてYOHがプランチャをヒロムにお見舞い。
すると、ベイリーがバミューダトライアングルをヒロムに炸裂。すかさずYOHがベイリーにプランチャ。そしてYOHはヒロムをリングに上げてファルコンアロー。
しかし、カバーはベイリーがカット。そしてベイリーはヒロムにヒップアタックから串刺しフロントキック。さらにボディスラムで叩きつけ、リバーススプラッシュ式のダブルニー。だが、カバーはベイリーがカット。
ここでYOHとベイリーが向かいあうが、ヒロムが突進。すると二人はヒロムにダブルのキック。そしてヒロムを場外に追いやり、二人でエルボーの応酬。
ベイリーはソバット、カカト落とし、ミドルキックでYOHをねじ伏せ、その場飛びシューティングスタープレスを炸裂。YOHがカウント2ではね返すと、ベイリーはバズソーキックへ。
かわしたYOHは横入り式エビ固め。ベイリーは返すと、左右のキックの連射。しかし、YOHはドラゴンスクリューで切り返す。
YOHはエプロンのヒロムを場外に吹っ飛ばし、ベイリーに串刺しエルボー。さらに串刺し攻撃を狙うが、すばやくリングに戻ったヒロムがベイリーに串刺しヒロムちゃんボンバー。
そしてヒロムはベイリーを使って、YOHにティヘラをお見舞い。さらにヒロムは両者に串刺しヒロムちゃんボンバーを連発。
続いてヒロムはショットガンドロップキックで二人を場外に追いやる。勢いに乗るヒロムは、エプロンからベイリーにショットガンドロップキック。そしてYOHにはトップロープ越えのサンセットフリップ・パワーボムを炸裂。
ヒロムはベイリーをリングに上げ、ダイナマイト・プランジャーからカバー。ベイリーがカウント2ではね返すと、ヒロムはTIME BOMBを狙う。
しかし、ベイリーは切り抜け、ここから丸め込みの応酬に。そしてベイリーはサッカーボールキックから、ムーンサルトダブルニーをグサリ。
続いてベイリーはヒロムに竜巻旋風脚。だが、ヒロムは蹴り足をキャッチ。しかし、ベイリーは突き飛ばし、アルティマウエポンを狙う。
するとYOHがヒロムを踏み台にベイリーに飛びかかる。ベイリーは切り抜けて突進するが、ヒロムがカウンターのフロントスープレックスでYOHに投げつける。
ヒロムは「いくぞ~!!!!」と気合いを入れ、ベイリーを担ごうとする。ベイリーが脱出すると、YOHがヒロムにドロップキック。
そのYOHにベイリーがフロントキック。すかさずヒロムがベイリーにショットガンドロップキックを炸裂。しかし、YOHがヒロムにドロップキックを突き刺す。
するとベイリーがYOHにトラースキック。さらにヒロムとの蹴り合いを、トラースキックで制す。
優勢のベイリーはYOH、ヒロムの順で竜巻旋風脚を炸裂。そしてヒロムにアルティマウエポンを狙うが、YOHがロープに体当たりして妨害。
するとヒロムがベイリーに雪崩式ブレーンバスターを狙う。しかし、YOHがヒロムをパワーボムの体勢で捕らえ、そのまま二人共叩きつける。
そしてYOHはヒロムをジャックナイフ式エビ固めでカバーするが、これはカウント2。ならばとYOHはヒロムをファルコンアローで持ち上げる。
ヒロムはこらえるも、YOHはヘッドバットから強烈なショートレンジラリアット。ヒロムはたまらずエプロンへ。
続いてYOHはベイリーにドラゴンスープレックスを狙う。ベイリーは後退し、YOHをコーナーに叩きつけると、一気にアルティマウエポンを発射。
だが、YOHはかわし、トラースキックをヒット。そしてドラゴンスープレックスホールドを決めるが、カウント3寸前でヒロムがカット。ダメージの大きいベイリーは場外へ。
リング上、ヒロムはYOHに名もなきヒロムロール。YOHが返すと、ヒロムはカウンターのヒロムちゃんボンバー。そして肩に担ぐが、回避したYOHはリバースフランケンシュタイナー。
さらにYOHはヒロムにスタナーを決め、ファルコンアロー式牛殺しを見舞うと、気合いの雄叫びからリオ・ラッシュに捧げるようにファイナルアワーを発射。だが、カバーは必死にベイリーがカット。
YOHはベイリーに突進するが、ベイリーはグリーンティー・プランジを炸裂。カバーをYOHがカウント2ではね返すと、ベイリーはバズソーキックを繰り出す。
続いてベイリーはYOHをコーナー最上段に設置し、フラミンゴドライバーを狙う。だが、YOHは回避するとジャンピングニーをヒット。
そしてYOHは咆哮し、ベイリーにDIRECT DRIVEを炸裂。しかし、カバーは間一髪でヒロムが執念のカット。
そしてヒロムはローリングエルボーから、YOHに突進。するとYOHはカウンターのトラースキック。続いてヒロムにDIRECT DRIVEを狙うが、ヒロムは巧みに切り抜けながらYOHを一気に担ぎ上げ、TIME BOMBを炸裂。だが、YOHはカウント3寸前でキックアウト。
ならばとヒロムはスライディングのヒロムちゃんボンバーを浴びせ、さらに追撃のヒロムちゃんボンバー。そしてTIME BOMB IIで突き刺し、ついにYOHから3カウントを奪取。ヒロムが予測不能な三つ巴の戦いを制し、6度目の防衛に成功した。