メインイベント(第10試合)はIWGP US(UK)ヘビー級王者のウィル・オスプレイとNJPW WORLD認定TV王者のザック・セイバーJr.、イギリスで生を受け新日本マットで王者として君臨する両雄が、今回は“UK”のベルトを懸けて対決。
オスプレイが9.24神戸で辻陽太を下しUS(UK)ヘビーを防衛すると、直後にザックが現れ次期挑戦をアピール。
何度も好勝負を繰り広げてきた両雄。白熱の激闘必至の“イギリス頂上対決”を制するのは果たして?
ザックはNJPW認定TV王座のベルトを、オスプレイはUS(UK)ヘビーのベルトをそれぞれ携え入場。ロンドンのファンは入場曲を合唱して、オスプレイを迎える。そして、大歓声の中、ゴングが鳴るとまずはリストの奪い合い。続いてロックアップからザックがヘッドロック。そしてグラウンドに持ち込みレッグロックだ。
これをオスプレイもヘッドロックに切り返すが、すぐさまザックも脱出。バックを獲ってから立ち上がる。そしてオスプレイをロープに押し込んでクリーンブレイク。ならばとオスプレイもすぐにザックを捕まえてロープに押し込み、クリーンブレイクと見せかけてチョップだ。
これをザックがかわすと今度はお互いロープに走り、リング中央での技のかけ合い。ザックが卍固め、ネックツイストを仕掛けようとすると、これを阻止したオスプレイはボーアンドアローへ。さらにザックにサッカーボールキックを放つと見せかけて、寸前でストップし離れる。
再び立ち上がってから、ザックは下から足でオスプレイの左腕をキャッチしてのアームブリーカー。続いてはリング中央でショルダータックルでぶつかり合うが、ここはオスプレイに軍配だ。オスプレイは逆水平チョップから、ザックをトップロープの上に投下する。
しかし、ザックもすぐさまビッグブーツで反撃。倒れたオスプレイの背中にサッカーボールキックを炸裂させる。そしてネックロックに捕獲したザック。ならばとこれを脱出したオスプレイはドロップキックで反撃し、続けてティヘラを決めてみせた。
そしてザックをコーナーに押し込むと顔面ウォッシュ。さらに赤コーナーに叩きつけてから、逆水平チョップだ。オスプレイはニュートラルコーナーでも同じ攻撃をし、青コーナーにもザックを叩きつける。しかし、ザックはここでエルボーで反撃だ。
ニヤリと笑ったオスプレイはエルボーを打ってくるようにザックを挑発。ザックのエルボーを受けると、今度は逆に強烈なエルボーでダウンさせる。そして、トップロープの上に投下するとビッグブーツ。さらに場外に落ちたザックにプランチャーを発射する。
ザックがこれを避けるとエプロンに着地したオスプレイ。だが、ザックはそのオスプレイをロープ越しに捕まえて、太ももで首を挟んでネックツイスト。さらにロープ越しに関節技に固めてみせる。続いてオスプレイがリングに戻ってくるとエルボースマッシュを連打だ。
さらにザックはオスプレイの両足を交差するように捕まえてのニーバー。これを逃れたオスプレイは逆水平チョップで反撃しハンドスプリング式のスクリューキックを放ってくる。だが、ザックはその蹴り足をキャッチしてヒールホールドだ。
さらにハーフボストンクラブ、レッグロックと移行し、腕をも捕まえようとする。しかし、オスプレイは極まる前にロープエスケープだ。ならばとザックは立ち上がったオスプレイにエルボースマッシュ。オスプレイがチョップを放ってくるとその腕をキャッチして、腕にエルボースマッシュを叩き込む。
しかし、オスプレイもサマーソルトキックで反撃し、今度こそハンドスプリング式のスクリューキックだ。そしてコーナーに振ったオスプレイ。ザックのショルダースルーをエプロンに着地すると、すぐさまピッピーチェリオで追撃だ。さらにパワーボムを狙う。
これをザックが踏ん張るとステップキックの連打。さらに逆水平チョップを食らわせていく。しかし、ザックはショルダースルーで返すと、仰向けになったオスプレイの首を足で挟んでネックツイスト。さらにコーナーを踏み台にしての飛びつき式トルネードDDTだ。
そしてザックはエルボースマッシュでコーナーにオスプレイを追い込んで突進。オスプレイがこれをかわしてチーキーナンドスキックを狙うと、後方に飛びついてスリーパーだ。ならばとオスプレイは肩車をして、再びザックをコーナーに固定する。
しかし、ザックはこれも後方に着地して回避。後頭部にエルボースマッシュを食らわせてから、オスプレイの首を持って転がし、自身はブリッジして鎌固めに持ち込んでみせる。さらにヘッドシザースで首を挟みつつ、オスプレイの左腕の関節を伸ばそうとするが、ここはロープ付近で逃げられてしまう。
ならばとザックはリング中央でフロンドネックロック。オスプレイがブレーンバスターを放とうとすると、後方に着地してスリーパーへ。だが、オスプレイはこれをバックドロップに切り返そうとする。
ザックがこれを阻止すると、オスプレイはエルボーで一撃。ならばとザックもビッグブーツでやりカス。そして、同時にビッグブーツを打ち合ってから、ザックはオスプレイの左腕にオーバーヘッドキックだ。しかし、オスプレイもすぐさまトラースキックでやり返し、両者ダウンとなった。
ここで先に立ち上がったオスプレイは、コーナーにもたれかかっていたザックに串刺し式のビッグブーツ。さらにコーナーでザックの首を固定して、チーキーナンドスキックで顔面を2度打ち抜いてみせる。
そして、トップコーナーからザックの後頭部にピッピーチェリオで一撃加え、ヒドゥンブレードを狙う。これをザックがかわしても、バックを奪って投げっぱなしのジャーマンだ。さらに場外に転落したザックに、トップコーナーからコークスクリュームーンサルトアタックを炸裂させる。
そしてリングに戻すとファルコンアローからリープ・オブ・フェイトを投下。だが、これはザックがカウント2でキックアウト。ならばとストームブレイカーを狙うオスプレイ。しかし、これを脱出したザックはハイキックを連発する。
そしてオスプレイの右ヒジを立てるとそこにストンピング。さらにオスプレイの右ヒジをセカンドロープにハンマーロックの形で絡めると、コーナーからミサイルキックでピンポイントで打ち抜いてみせる。
さらに右ヒジへのストンピングを追加したザックはロープへ走る。だが、オスプレイはKァウンターのスパニッシュフライで反撃だ。立ち上がったオスプレイはエルボーでザックを攻め立てる。しかし、右ヒジに力が入らず、ザックは倒れない。
逆にザックはエルボースマッシュを連打して、オスプレイをダウンに持ち込んでしまう。それでも立ち上がったオスプレイはトラースキックを連発だ。 一度はザックに蹴り足を掴まれたものの、振りほどいてトラースキックを放ったオスプレイ。そしてストームブレイカーを狙う。
だが、ザックは後方に着地して脱出。ジャパニーズレッグロールクラッチホールドを仕掛ける。オスプレイもこれを許さず十字架固め。だが、これをキックアウトしたザックは、うつ伏せ状態のオスプレイの首にネックツイストだ。
しかし、立ち上がったオスプレイはザックとラリアットの打ち合いからトラースキック。ザックも強烈な張り手でやり返す。ならばとオスプレイは走ってきたザックの腕で一回転し、パワーボムを狙う。
だが、これを前方に着地して防いだザックは、逆にシットダウン式パワーボムでオスプレイを叩きつける。さらにサッカーボールキックで追撃するとザックドライバーを狙う。オスプレイがこれを逃れてオスカッターを発射しても、腕ひしぎ十字固めに切り返してみせる。
だが、オスプレイはこれを持ち上げて叩きつけると、改めてオスカッター。そして正面からヒドゥンブレードで打ち抜き、トドメのストームブレイカーだ。しかし、ザックはこれをカウント2でキックアウト。3カウントを許さない。
ダメージの大きいザックはエプロンに逃れるが、それを捕まえたオスプレイは両腕を掴んでのストンピング。そして、コーナーに上がってスーパーオスカッターを狙う。しかし、これを察知したザックは素早くリングに戻り、コーナーのオスプレイにヘッドバットを連発だ。
そして雪崩式の飛びつき腕ひしぎ十字固めからクラーキーキャットを狙う。これをオスプレイが逃れると、すかさずザックドライバーだ。さらにオスプレイがキックアウトすると三角絞め、続けて腕十字から足の甲で固める変形の三角絞めに捕獲する。
しかし、オスプレイがロープに倒れ込んだことでこれはブレイク。ならばとザックはキックで蹴り上げ、ハイキックを放つ。さらにサッカーボールキックで蹴り倒したザック。しかし、オスプレイはザックに「来い! 来い!」と挑発。ならばとザックはPKを発射だ。
オスプレイはこの蹴り足をキャッチ。ザックの張り手を受けるがエルボーでやり返す。ならばとザックもエルボースマッシュ。それに対してオスプレイはサイレントウィスパーで応戦だ。そしてヒドゥンブレードを発射したオスプレイ。
しかし、これを避けたザックは投げっぱなしのドラゴンスープレックス。オスプレイもすぐに立ち上がり正面からヒドゥンブレードだ。そして、スーパーオスカッターを決めたオスプレイ。再びストームブレイカーを狙うが、ザックはこれも阻止。卍固めに切り返す。
ならばとオスプレイはザックを背中に抱えて、デュードバスターに切り返す。そして、もう一度ヒドゥンブレードを発射だ。しかし、ザックはこれを捕獲して三角絞め。だが、オスプレイはパワーボムのように叩きつけ、改めてヒドゥンブレードで一撃だ。
最後はストームブレイカーでトドメを刺し、3カウントを奪取。オスプレイがザックに勝利し、IWGP US(UK)ヘビー級王座の2度目の防衛に成功したのだった。