Resolution ’09

日時: 2009年4月5日(日) 16:30開場　17:00開始
会場: 東京・両国国技館
観衆: 8000

第8試合 60分1本勝負
Resolution’09 スペシャルシングルマッチ Bolt from the blue チェーンデスマッチ

飯塚高史
永田裕志

境界線

レフェリー｜タイガー服部

MATCH REPORT

“チェーンデスマッチ”として組まれた、両者の遺恨決着戦。昨年の天山戦に続き、2度目のチェーンデスマッチに臨む飯塚は、永田をチェーンで殴って奇襲攻撃。そして、場外を連れ回し、鉄柱に衝突させたり、鉄柵の外へ突き飛ばしたりと、序盤からやりたい放題。この攻防で永田は、額から出血してしまう。
　もちろん、永田も黙っておらず、リングへ戻ると飯塚の首にチェーンを巻きつけ、なんとぶら下がり式の首4の字固めを敢行。そして、飯塚を蹴りまくり、張り手合戦でも圧倒する。
　リング内では永田に敵わないと思ったのか、飯塚は得意の場外戦へ持ち込む。そして、チェーンパンチや噛みつきで永田の額を集中攻撃し、反撃に成功。リングへ戻ると、必殺のスリーパーホールドで永田を捕獲する。
　ところが、永田はショルダーアームブリーカーで脱出。さらに、串刺しランニングニーリフト2連発からムエタイ式のエルボー連打で飯塚の顔面を殴りまくると、なんと飯塚の額に噛みついた！
　普段は絶対に使わない、意表を突いた攻撃で飯塚を大流血させた永田。その後も、容赦のない蹴り技で飯塚を苦しめる。飯塚が場外エスケープを狙うと、チェーンを引っ張って連れ戻し、エプロン上での腕固め、ショルダーアームブリーカーを経て、腕ひしぎ逆十字固めを極める。
　飯塚はロープに足をかけるが、もちろんエスケープは認められない。すると、飯塚は、永田の脚に噛みついて強引に脱出。チェーンを利用したスリーパーホールドで反撃に出るが、バックドロップで切り返されてしまう。
　永田は、飯塚の首にチェーンを巻いて垂直落下式ブレーンバスター。そして、渾身のハイキックで飯塚をダウンさせる。飯塚がダウンカウント9で起き上がると、永田は、伝家の宝刀、腕固めへ。観客の「白目」コールを浴びながら、白目をむいて飯塚の腕を力強く絞め上げる。
　飯塚の危機を察知したセコンドの石井は、リングインして救援に入る。すると、永田は腕固めを中断し、石井をエルボーでリングから追い出す。
　しかし、石井は怯まず、今度はエプロンに立ってタイガー服部レフェリーの視界をふさぐ。その隙に飯塚は、アイアン・フィンガー・フロム・ヘルを装着し、永田に地獄突き。そして、首をチェーンでグルグル巻きにした永田をエプロン上へ追いやり、ロープを利用して絞首刑に。
　永田は苦しみながらも余力を振り絞り、声を上げながら脱出を試みる。すると、邪道が服部レフェリーの注意を引いている隙に、石井が永田を攻撃し、エプロン上で転倒させる。これで脱出の術がなくなった永田は力尽き、飯塚がレフェリーストップ勝ちを収めた。