Circuit2009 NEW JAPAN CUP 〜Soul on the Ring〜

日時: 2009年3月21日(土) 17:30開場　18:00開始
会場: 広島・広島県立ふくやま産業交流館・ビッグローズ
観衆: 1100

第6試合 30分1本勝負
NEW JAPAN CUP スペシャル6人タッグマッチ　Soul of HIROSHIMA

棚橋弘至
“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン

獣神サンダー・ライガー
バル・ビーナス

永田裕志
ジャイアント・バーナード

境界線

13分16秒　ハイフライフロー→片エビ固め

レフェリー｜タイガー服部

MATCH REPORT

先発したのは永田とバーナード。永田の腕攻めに対し、バーナードはジャンピングボディプレス。しかし、寸前でかわした永田はバーナードへナガタロックII。そして永田は、カットに入ったビーナスにも素早く反応してナガタロックIIを極め、さらにアンダーソンもナガタロックIIで捕獲する。
　永田のタッチで棚橋がリングインすると、場内が「棚橋」コールに包まれる。棚橋は、ビーナスの腕を取って攻め続け、試合を優位に進めた。
　ライガー対アンダーソンの場面。アンダーソンがショルダータックルでライガーをダウンさせる。だが、ライガーはショルダースルーでアンダーソンを場外に投げ飛ばし、スライディングキック。
　ライガー対バーナードとなり、ライガーの攻撃を受け止めたバーナードが、ベアハグ、串刺しボディアタック。それでもライガーは、スイッチしたアンダーソンにカウンター掌底で反撃し、永田にタッチ。
　永田は、同じく替わったビーナスにミドルキック3連射、串刺しフロントハイキック、串刺しジャンピングニーアタック、エクスプロイダーと、一気に畳み掛ける。しかしビーナスは、永田のブレーンバスターを切り返してチョークスラムで逆襲。
　棚橋対バーナードの場面。バーナードが棚橋を肩口に担ぎ上げるが、後方に着地した棚橋がドラゴンスリーパー。さらに棚橋は、乱入して来たビーナスとバーナードの同士討ちを誘い、バーナードにスリングブレイド。
　終盤は棚橋対アンダーソンとなり、アンダーソンのゼロ戦キック、ビーナスの河津落とし、バーナードのランニングボディプレス、アンダーソンのセントーンを立て続けに浴びた棚橋がピンチに陥る。
　しかし、棚橋はアンダーソンの必殺技ガン・スタンを阻止し、延髄斬り。続けてスリングブレイド。そして、最後はハイフライフローでアンダーソンを撃沈した。
　
　試合後、大きな「棚橋」コールを受け、棚橋がマイクアピール。
棚橋「（出口に向かうファンに）帰るのはちょっと早いぞ。まだとっておきのがあるぞ。ちょっと俺から報告があります。IWGPチャンピオンとして、福山に帰ってきました〜！フゥ〜〜！今度の4月5日、両国（国技館）でカート・アングルと試合しますけど、必ずこの福山にチャンピオンとして帰って来ます！（大歓声を受け）ありがとう。いいな。福山、最高だな。大好きだ。じゃあ、俺から（会場に）残ってくれた皆さんに一言いわせていただきます。福山の皆さん、愛してま〜す!!」
　そして棚橋は、四方のコーナーに上がってファンの大声援に応え、リングサイドを1週しながら退場して行った。

COMMENT

ライガー「棚橋と永田の足を引っ張らないこと。それだけが今日の試合のプレッシャーだよ。あの2人の足を引っ張ったら、ファンに何を言われるか分からない。永田と棚橋、俺にとって一番プレッシャーだよ。困るぜ」
永田「もうあとは明日（3月22日尼崎）のNJCのみ。言うことは今更ないよ。あとは、泣いても笑っても明日。2戦やって、2戦とも勝つ。以上」
棚橋「いい形で明日に繋げられたかな。遂にIWGPガールズが発表になった。契約（更改）時の公約を1つ果たせる。ただ、明日はバル・ビーナスなんだよね。結構“危険な男”だってのは分かっている。俺が、この棚橋弘至が日本の女性を守ってみせます。守りきれるかどうかは、明日を楽しみにしておいて下さい。（『明日、NJCの優勝者が決まるが？』）その熱を（4月5日）両国に繋げますよ。必ず俺が（カート・アングルに）勝って、その選手（優勝者）を迎え撃つんだって。全部繋がっていますから、プロレスってのは。そういう特殊なジャンルですから。明日こそは俺のテストステロン（男性ホルモンの一種）が最高潮になって本領発揮できますよ。遂に明日こそ、キャリアの中で初めて」

ビーナス「タナハシ！お前を倒してステップアップしてやる！」
※バーナード、アンダーソンはノーコメント