Circuit2009 NEW JAPAN CUP 〜Soul on the Ring〜

日時: 2009年3月21日(土) 17:30開場　18:00開始
会場: 広島・広島県立ふくやま産業交流館・ビッグローズ
観衆: 1100

第3試合 20分1本勝負

中西学
岡田かずちか

吉江豊
長州力

境界線

10分37秒　アルゼンチンバックブリーカー

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

中西対長州という注目の顔合わせで試合開始。手四つの力比べから長州がトーキック連射。しかし、中西は逆水平チョップ連打で長州を自軍コーナーまで押し込んだ。
　吉江対岡田の場面。吉江は、岡田のショルダータックルにもまったく動じない。しかし岡田は、ショルダータックルに来た吉江に、カウンターのドロップキック。これでも倒れない吉江に、長州がリキラリアット。そして、岡田がショルダータックルでついに吉江をダウンさせた。
　しかし、再び一騎打ちになると、吉江は岡田の突進を平然と受け止め、雷電ドロップを投下。悠々と自軍コーナーに帰還する。
　再び中西対長州の場面となり、長州がサソリ固めを極めるが、岡田を振り切った吉江がカットに入る。
　中西対岡田の場面。中西が吉江と共にダブルショルダータックル。スイッチした吉江は、岡田をコーナーに押し込み、自分の巨大な尻を岡田の顔面にこすりつける。その後も中西と吉江は、クイックタッチを駆使して岡田をいたぶり続ける。
　苦しい岡田は、雄たけびと共に吉江を自軍コーナーに押し込み、長州とタッチ。だが、吉江は、長州をボディアタックでダウンさせることに成功。今度は長州が、ビッグマウンテンズに捕まってしまう。
　吉江は、長州に串刺しボディアタック、ランニングボディプレス。ここで中西が岡田を場外に蹴散らし、吉江と共に長州を挟み撃ちにしようとする。しかし、これは長州がかわして2人が鉢合わせで激突。すかさず長州がリキラリアット2連発で、吉江をダウンさせた。
　中西対岡田となり、岡田がドロップキック、フライングネックブリーカードロップ。ここからフォールに行った岡田を、吉江がランニングボディプレスで押し潰そうとするが、よけられて中西に誤爆してしまう。
　岡田は、中西のブレーンバスターを耐え、丸め込みで対抗。これを返されると、ラ・マヒストラルで果敢にフォールを狙う。だが、いずれもしのいだ中西が、一本足ハンマーで逆転。そして、最後はアルゼンチンバックブリーカーで岡田を仕留めた。
　
　会心の勝利を収めたビッグマウンテンズは、四方に向かって雄たけび＆マッチョポーズを決め、退場して行った。

COMMENT

中西「オイ、岡田よ！この男（吉江）は遠慮しなかったと思うけど、飛び込んだら体ごと行け、体ごと！地に足がついているのは必要なことや。せやけど、体ごと行かへんと、コイツはビクともせんぞ！気持ちが出ていたのは分かる。せやけどな、この男は明日（3月22日尼崎）、バーナードとの試合があるんや。お前がよっぽどな気持ちで来ん限り、コイツの気持ちにも、お前の“何か”っちゅうもんにも残らんぞ！」
吉江「いや〜、楽しいね！明日に向けて楽しくて、楽しくて仕方ないですよ！もう絶好調で明日に繋げられますね。いいね、ビッグマウンテンズのあの音楽（入場テーマ曲）は。もうノッて行きますよ。常日頃から『デカい外国人（と闘いたい）』ってずっと言い続けた。で、明日のNEW JAPAN CUP準決勝。その後が決勝。2つ勝てば、“試合以上の楽しみ”が待っている。でも、その前の試合がスゲェ楽しみです。楽しい！楽し〜い！」

長州「（岡田は）よく頑張っているね。大丈夫か？」
岡田「スイマセンでした」
長州「もっともっと“らしく”行って。頑張れよ（と言って岡田と握手し、先に控え室へ）」
岡田「ハイ！相手が誰であろうと関係ねぇんだ！勝たなきゃ意味ねぇんだ！いい試合でした？それで『よかったな』ってのはもう終わったんだ。勝たなきゃいけねぇんだ」