Leonis II
- 日時
- 2009年3月19日(木) 18:30開場 19:00開始
- 会場
- 大阪・世界館
- 観衆
- 204
-
第3試合 20分1本勝負
レフェリー|タイガー服部
MATCH REPORT
ミラノと本間の先発で試合開始。ここでも本間には「帰れ!」の声が浴びせられる。そんな本間は、ミラノの腕をとって先制。だが、ミラノは腕を取られたまま一旦エプロンに出て、本間の腕をロープに引っかけて極め返すというIQ 220ならではの頭脳プレーを見せる。
タイガー対ブラックの場面。スピーディーな攻防から、タイガーがブラックを場外に落とし、ロープへ走る。だが、本間が飛び出してタイガーにトーキックを見舞い、そのままリング下へ放り投げる。すかさずブラックがタイガーを、本間がミラノを場外でいたぶった。
リングに戻ると、ブラックがタイガーのマスクに手をかける。怒ったタイガーもマスク剥ぎでお返しするものの、本間が阻止。続いてブラックは、ニュートラル コーナー最上段でマスク剥ぎを敢行。素顔がさらされる寸前まで追い込まれたタイガーは、完全に動きがストップしてしまう。
ミラノ対本間の場面。ミラノが本間とブラックの誤爆を誘発。そこからカニばさみで倒した本間の頭を、ブラックの股間に命中させる。しかし、その後はミラノが本間組に捕まる展開となり、2人がかりのラフ殺法で何度も追い詰められてしまう。
ローンバトルの続いたミラノだったが、カウンタードロップキックをブラックのヒザへ浴びせて反撃成功。スイッチしたタイガーは、ミサイルキック、ドロップキック、ツームストンパイルドライバーでブラックを攻め立てる。
ミラノ対本間の場面。ミラノが側転エルボー、イタリアンストレッチNO.8。しかし、本間は強烈なラリアットで反撃。この直後、ブラックがプランチャでタ イガーを分断すると、本間はコーナー最上段に上るが、ミラノは体を転がして回避。すかさず、タイガーがアシストに入ると、セカンドロープに乗ったミラノが 雪崩式攻撃を狙う。これをうまく切り返した本間がパワーボムの体勢に入ると、ミラノはウラカン・ラナで切り返し、トラースキックから本間をフォール。しか し、カウントは2。
今度は、タイガーがプランチャでブラックを分断すると、本間のラリアットをかわしたミラノが、ジャックナイフ式エビ固めで勝負を決めた。
試合後、タイガーとブラックのマスク剥ぎ合戦が勃発。これで両者のマスクが完全に脱げてしまう。すると2人は、お互いのマスクを交換した形で立ち上がり、なおも乱闘を展開。それをセコンドがなんとか分けた。
怒りのタイガーは「両国(4月5日両国国技館)、ブラックのマスクを剥いで、皆さんに素顔を見せます」と自信たっぷりに宣言した。
COMMENT
タイガー「まぁ今日の大会はね、若手主体っ ていう趣旨だろうけど、それは関係なく、自分と(ブラックの)カードが組まれている。お客さんが(事前にカードを)知らなくても、ブラックが出てくれば、 僕が出なきゃいけない。僕自身もブラックとは闘えると思っていたからね。会場がどこであろうが僕には関係ない。いつも散々ね、人のマスクに手をかけている から、今日は逆に自分が(ブラックの)マスクに手をかけた。やられたらやり返すよ。(『4月5日両国大会でタイガー選手がベルト、ブラック選手がマスクを 賭けて闘うことが正式に決まりましたが?』)もし(試合の)冠名をスペイン語にするなら“シントゥロン・コントラ・マスカラ”。ベルト対マスクっていうこ とだから。カンペオナートっていうのはタイトルマッチっていうことだからね。まぁ彼がそれを承諾したんだから、僕がキッチリと両国のリングで奴のマスクを 剥ぐ。マスクマンの正体を明かすことが、どれだけ屈辱的なことか。それは僕自身がよく知っている。臨むところですよね。僕が奴にベルトを渡すわけがな い。(『これまでの前哨戦の手応えは?』)正直、いい選手なのは確かですよ。アグレッシブだし、素晴らしい選手。ただ、必要以上にマスクに手をかけてくる のが許せない。取られるのはお前だろと。もうキッチリとお客さんの前で奴の素顔を、1人1人の目に焼きつけるぐらいにさらけ出す。勝負は非情です。“黄色 い悪魔”が降臨しますよ」
ブラック「オレのマスクとお前のベルト、必ず奪い返してやる。オレの腰にもう1度ベルトが巻かれるだろう。楽しみにしてろ」
※本間はノーコメント