●タイチ選手 提案ルール「時間無制限セコンド手錠拘束マッチ」
※両サイドのセコンドはそれぞれを手錠で繋ぐ事とする
※SANADAとEVIL、DOUKIと高橋裕二郎、TAKAみちのくとディック東郷を手錠で繋ぐ
※これを拒否した場合は試合を無効とする。
第6試合はタイチvsSHOの『KOPW2023』争奪戦。ルールは投票の結果、保持者のタイチ提案による「時間無制限セコンド手錠拘束マッチ」に決定。これにより試合中は、両軍のセコンド、SANADAとEVIL、DOUKIと高橋裕二郎、TAKAみちのくとディック東郷がそれぞれ手錠で繋がれた状態での試合となる。なお、これを拒否した場合は試合は無効となってしまう。
HOUSE OF TORTUREは白いTシャツで、そしてJust 5 Guysは黒い揃いのジャージで登場。両軍揃うと、案の定、HOUSE OF TORTUREの面々は手錠を拒否するが、試合が無効となってしまうため渋々繋がれていく。手錠で繋がれた面々は、鉄柵前のイスに座らされて、鍵も海野レフェリーがバックステージに持ち帰り、いよいよゴングだ。
だが、往生際の悪いSHOはゴングが鳴ってもリング下に降りて、手錠を外そうとするが鍵がないのでどうにもならない。ならばと阿部リングアナの元に行き、「鍵持ってきて」と要求するSHO。そのSHOをタイチが背後から襲撃だ。
タイチはSHOをリングに戻すとストンピングを食らわせながらコーナーに追い込む。さらに背中にサッカーボールキックを炸裂させる。SHOも近づいてきたタイチの指を掴み、さらに続くタイチの攻撃をレフェリーを盾にして防御。サミングを食らわし、場外に転落させる。
するとEVILがタイチを襲撃。しかし、手錠で繋がれているSANADAがこれを阻止だ。リングに戻ると、SHOはコーナーのパットを外し、そこにタイチを叩きつけてからスピアー。そして、再び場外にタイチを出すと、鉄柵に叩きつける。
SHOはさらに客席までタイチを連れ出すとイスを使って攻撃。自身はリングに戻り、タイチのリングアウトを狙う。タイチもリングに戻ろうとするが、裕二郎が掴んでこれを妨害。手錠で繋がれているDOUKIが必死にこれを引き剥がし、カウント19でなんとか生還した。
そのタイチをSHOは顔面を掻きむしり、挑発するように頭部を蹴飛ばしていく。立ち上がったタイチは逆水平チョップから袈裟斬りチョップ。さらにSHOが放ってきたスピアーも受け止めてみせる。ならばとSHOは指を掴んで痛めつけ、金具が剥き出しのコーナーにスローだ。
しかし、タイチはこれをものともせずに跳ね返ってきて、アックスボンバーで反撃。SHOの顔面にステップキックを食らわせてから、コーナーで串刺し式のビッグブーツ。さらにデンジャラスバックドロップを仕掛ける。
SHOがこれを踏ん張るとキックで一撃。場外からEVILがレフェリーにクレームをつけてくると、自ら降りて、EVILと手錠で繋がれているSANADAと一緒に本部席前の鉄柵に叩きつけてしまう。そしてリングに戻るとSHOにデンジャラスバックドロップを放ってから、パンタロンを脱いだタイチ。天翔十字鳳の構えだ。
しかし、これをかわしたSHOはラリアット。ならばとタイチはソバットを土手っ腹に食らわせて、パワーボムの体勢に。だが、SHOはまたも指を掴んで防御。腕を掴んでのキック攻撃だ。しかし、蹴り足を掴んで防御したタイチは金具が剥き出しのコーナーにまたもSHOを叩きつけてからジャンピングハイキックを炸裂させる。
しかし、EVILがレフェリーを掴んでカウントを妨害。ならばとバズソーキックで蹴りを食らわせてからもう一度パワーボムの体勢だ。しかし、ここで裕二郎がケインをリングに投げ込む。これに気を取られて背中を見せたタイチを、SHOが背後からプッシュ。レフェリーに激突させてしまう。
タイチと金具が剥き出しになったコーナーに挟まれたレフェリーは倒れてしまい、リング上は無法地帯に。そこに東郷がTAKAを引きずりながらリングに近づいてきて、ホワイトパウダー攻撃だ。これで視界を奪われたタイチに、SHOが背後から急所攻撃。そして、トーチャーツールを振りかざす。
ところが、ここでヒザの負傷で開幕戦から欠場中の金丸が、花道を走ってリングに登場。リングに上がってSHOからトーチャーツールを取り上げる。そして、タイチのコーナーにあった自身のウィスキー瓶を手に持ち、ウィスキーを口に含む。しかし、噴射した先はなんとタイチの顔面! 続けてウィスキー瓶で、タイチの頭部に一撃食らわせる。
金丸は着ていたJust 5 GuysのTシャツを脱ぐと、なんと下にはHOUSE OF TORTUREの白いTシャツが! 金丸はタッチアウトでタイチを叩きつけ、レフェリーをリングに戻す。そしてSHOがトドメのショックアロー。これで3カウントが入ってしまい、SHOの勝利。SHOが『KOPW2023』の保持者となった。