セミファイナル(第6試合)ではNEVER無差別級6人タッグ王者のオカダ・カズチカ&棚橋弘至&石井智宏組が2度目の防衛戦として、天山広吉&真壁刀義&タイガーマスク組を迎撃。
この一戦の発端となったのは8.13両国。同大会の8人タッグの試合後、真壁とタイガーは自分たちの現状に対し不満をアピール。今回は石井と遺恨の生まれた天山と共に、王者組に立ち向かうことに。
昨日の9.8後楽園の前哨戦(8人タッグ)では、天山がレフェリーの制止を振り切り、石井をコーナー際で攻め立て結果はノーコンテストに。ますます遺恨を深めた両者のマッチアップを中心に、熾烈な攻防必至の王座戦となる。天山組がベテランの意地を発揮するか? それともオカダ組が現実を見せつけるか?
オカダ組はNEVER6人タッグのベルトを携え入場。両チーム共に気合いに満ちた表情を見せる。
先発は石井と天山。ロックアップで組み合うと、石井がロープに押し込み、離れ際に逆水平チョップをお見舞い。
さらに逆水平チョップを重ねるが、天山もモンゴリアンチョップで反撃。激しい打撃戦を繰り広げる。
競り勝った天山はヘッドバットから串刺し攻撃を狙う。だが、石井はショルダータックルで吹っ飛ばす。
続いて王者組は3人がかりで天山にストンピングをお見舞い。場内はブーイングが巻き起こる。
次はオカダが天山の頭部を挑発するように踏みつける。天山は腹部へのヘッドバットから、モンゴリアンチョップ3連発でオカダからダウンを奪い、タイガーにスイッチ。
タイガーはオカダにソバット。さらにセカンドロープから振り向きざまにフライングクロスボディ。そしてキックの波状攻撃を見せる。オカダはバックに回るも、タイガーはカンガルーキック。
そしてタイガーはロープに走るが、オカダはフラップジャック。続いて棚橋と石井がダブルの低空ドロップキックをタイガーに見舞うと、最後にオカダがフロントキックでなぎ倒す。
スイッチした棚橋はタイガーをボディスラムで叩きつけ、セカンドロープからサンセットフリップを浴びせてカバー。これはカウント2。
次は石井が登場し、逆水平チョップを連発。タイガーもエルボーで反撃するが、石井は逆に重いエルボー一発で吹っ飛ばす。
タイガーは気合いを入れてエルボーを繰り出すも、石井はエルボーでダウンを奪う。そして石井はタイガーを引きずり起こし、オカダと交代。
オカダはタイガーをボディスラムで叩きつけ、相手コーナーの真壁にエルボー。さらにオカダは真壁を鉄柵に叩きつける。
次は棚橋が登場。タイガーはキックを繰り出すも、棚橋は打撃のコンビネーションから突進。タイガーは切り抜けて棚橋の顔面に張り手。さらに掟破りのドラゴンスクリューをお見舞い。
タイガーがスイッチしようとするも、石井が真壁と天山をエルボーで場外に吹っ飛ばす。リング上、タイガーはオカダにキックで反撃。しかし、オカダはキックでひるませ、タイガーにネックブリーカードロップ。
続いてオカダはタイガーをボディスラムで叩きつけ、コーナー最上段へ。しかし、タイガーは食い止め、雪崩式ダブルアームスープレックスを狙う。
オカダはこらえるも、タイガーはヘッドバットで動きを止め、雪崩式アームホイップを炸裂。
次は棚橋と真壁のマッチアップ。真壁はショルダータックルから串刺しラリアット。そして頭部にナックルを落とし、ノーザンライトスープレックスを狙う。
棚橋はこらえてロープに走るが、真壁はカウンターのラリアット。棚橋もエルボーで反撃し、ツイスト&シャウトをお見舞い。
スイッチした石井は、相手コーナーの天山にエルボー。そして真壁をコーナーに詰めて逆水平チョップ&エルボーを乱打。
だが、真壁も串刺しラリアットで反撃。しかし、石井はひるまず前進し、真壁をブレーンバスターで叩きつける。
すると真壁はすぐに立ち上がり、意地のパワースラムを炸裂。スイッチした天山は石井にニールキックをお見舞い。
そしてモンゴリアンチョップの連発からヘッドバット。さらに串刺しラリアットを浴びせ、ブレーンバスターを炸裂。だが、カバーは石井がカウント2ではね返す。
すると天山はヘッドバットからアナコンダバスターを狙う。石井がこらえると、タイガーがソバットからハイキック。
だが、オカダがタイガーにエルボー。さらに天山に串刺しエルボーからDDTをお見舞い。
ここで王者組は天山に打撃の波状攻撃。そして3人がかりでのDDTで突き刺し、石井がカバー。だが、真壁が必死にカット。
すると石井が天山にラリアットを狙う。天山はカウンターのヘッドバット。さらにヘッドバットの連発からロープに走るが、石井はカウンターのラリアット。
天山は立ち上がるも、石井は追撃のラリアット。それでも天山は立ち上がるが、石井はさらにラリアットを浴びせ、ジャンピングキックをヒット。
天山が倒れないと見ると、石井はラリアットをぶち込んでカバー。天山はカウント2で必死にはね返す。
ならばと石井は垂直落下式ブレーンバスターを狙う。天山がこらえると、真壁が石井にラリアット。
するとオカダと棚橋が真壁にダブル攻撃を狙う。真壁は切り抜けてダブルラリアットの体勢に。しかし、オカダと棚橋はこの動きを読み、さらなるダブル攻撃を狙う。
しかし、タイガーがカット。すかさず棚橋はタイガーを捕えるも、真壁がラリアットで救出。
そしてタイガーはオカダにケブラドーラ・コンヒーロを炸裂。挑戦者組は形勢逆転に成功。天山が石井にヘッドバット。さらにタイガーがハイキックを打ち込む。
続いてタイガーが石井にタイガードライバーを炸裂し、真壁がキングコングニードロップをグサリ。そして天山が倒れ込み式ヘッドバットを叩き込む。
ここでタイガーが場外のオカダにトペ・スイシーダ。そして天山は石井を急角度のDDTで突き刺してカバーするが、棚橋が何とかカット。
そして石井はヘッドバットからラリアットを狙うも、天山はカウンターのアナコンダバスターからカバー。しかし、石井はカウント2ではね返す。
すると天山はムーンサルトプレスの体勢に。だが、オカダがカットし、ジャーマンで叩きつける。すかさずタイガーが襲いかかるも、棚橋がスリングブレイドをお見舞い。
天山はオカダと棚橋にモンゴリアンチョップを連発し孤軍奮闘。だが、オカダと棚橋は打撃で食い止め、続いてオカダが天山を開脚式ツームストンパイルドライバーで突き刺す。
そして石井がスライディングラリアットからカバー。天山は必死にカウント2ではね返すが、最後は石井が垂直落下式ブレーンバスターで天山を粉砕。王者組が粘る挑戦者組を退け、2度目の防衛に成功した。
試合後、王者組は勝ち名乗りを受ける。悔しげな表情を見せる挑戦者組に、場内は大きな拍手を送った。