Circuit2009 NEW JAPAN CUP 〜Soul on the Ring〜

日時: 2009年3月8日(日) 17:30開場　18:00開始
会場: 愛知・愛知県体育館
観衆: 8500

第6試合時間無制限1本勝負
NEW JAPAN CUP 1回戦

後藤洋央紀
“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン

境界線

11分10秒　変型腕固め

※後藤が2回戦進出

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

ゴング直後に大「後藤」コールを浴びた後藤は、コーナー最上段に乗り、声援に応える。この状況が面白くないアンダーソンは、「マシンガーン！」と両手を広げてアピールして対抗するも、声援をもらえなかった。
　アンダーソンは、そのうっ憤を晴らすかのように、後藤をヘッドロックでガッチリ捕獲。だが、後藤は脱出し、ショルダータックル2連発。さらに、場外戦でもアンダーソンを圧倒する。
　後藤は攻撃の手を休めず、アンダーソンにロープ越しのショルダーアームブリーカー。そして、エプロン上でブレーンバスターの構えに入る。ところが、アンダーソンは踏ん張って不発させ、DDTで後藤をエプロンに叩きつける。
　これで後藤のペースを崩したアンダーソンは、雪崩式技を狙う。後藤に抵抗されて1度はマットへ転落するが、コーナーに残った後藤目掛けてゼロ戦キック。そして、雪崩式ブレーンバスターを成功させ、後藤の反撃を許さない。
　ロープへ走ったアンダーソンは、背後から追いかけてきた後藤のラリアットを何度も回避。だが、後藤は3発目でアンダーソンの首をとらえることに成功。串刺しラリアット、ダイビングエルボードロップ、牛殺しで巻き返しを図る。
　天を指しながら「いくぞ！」とフィニッシュを予告した後藤は、昇天の構えへ。ところが、アンダーソンはスモールパッケージホールドで切り返し、必殺のガン・スタンからカバーへ。しかし、後藤はカウント2でキックアウト。走ってきたアンダーソンを腕ひしぎ逆十字固めで捕まえ、変型腕固めへ移行。これでアンダーソンをギブアップさせ、「NEW JAPAN CUP 2009」2回戦進出を決めた。

COMMENT

後藤「まず1勝。NEW JAPAN CUP、初の勝利。これは俺にとってね、凄く意味のあること。ここからこのトーナメント、一気に行きますよ。次（2回戦）、中邑だろうが、真壁だろうが、どっちでもいい。悪いけど、行かしてもらう。今までやられてきた奴ら全員にリベンジする。（今日の試合は）ちょっとプレッシャーとか、いつもの試合以上に緊張した部分はあったんですけど、いい具合で勝つことができたなって思いますね。まぁ、カール・アンダーソンは初戦で当たるということで、俺が一番チェックしてた相手なんで。そいつに勝てたというのは大きいですよ。（『今後も“春男”を目指す？』）もう、全部行きたいね。春、夏、秋、冬、1年中通しての “男”？それがチャンピオンだよ。（『飛びつき腕ひしぎ逆十字固めは中邑選手の影響？』）いや、そういうことはないんですけどね。ただ、俺はアイツの近くでずっと見ててね。近くにいるから、ああいう技も咄嗟に出るようになったのかなとは思いますね」

アンダーソン「タップしてないよ! それより、俺のガンスタンで3カウント入っていた!! レフェリー、ちゃんとジャッジしろよ、クソ!!」