Circuit2009 NEW JAPAN ISM
- 日時
- 2009年2月8日(日) 16:30開場 17:00開始
- 会場
- 宮城・Zepp Sendai
- 観衆
- 695
-
第6試合 30分1本勝負
レフェリー|タイガー服部
MATCH REPORT
先発を務めたのは、タイガーとライガー。タイガーは、ローリングソバットでライガーを場外へ追いやり、トペスイシーダを狙う。だが、ライガーに逃げられてしまい、途中で断念する。
続いて、棚橋と中邑の場面になると、棚橋は中邑をボディスラムで投げて両手を広げてアピール。すると、中邑はボディスラムでお返しし、棚橋を真似るようにアピールする。
中盤戦に入ると、中邑&ライガーは、タイガーを集中攻撃し、試合の主導権を握る。中邑にボディスラムからのニードロップや足4の字固め、ライガーにロメロ スペシャルやフェースバスター、串刺しランニング掌底などを見舞われ、タイガーはなかなか反撃できない状況が続く。しかし、ライガーのパワーボムをフェー スバスターで上手く切り返し、ようやく棚橋のもとへ帰還する。
棚橋は、ライガーにフライングフォーアーム、フラッシングエルボー、サンセットフリップ。だが、その直後のダイビングサンセットフリップを避けられて自爆。その隙にライガーは、中邑と交替する。
中邑にミドルキックを連打された棚橋は、エルボーで応戦。ここから両者は、激しいエルボー合戦を展開。タイガーが「行け、棚橋!」、ライガーが「真輔、カ モン!」とエプロンから声を飛ばし、会場に大声援が起きる中、棚橋が中邑の蹴り足を取ってドラゴンスクリュー。だが、中邑はすぐに三角絞めで対抗。続け て、リバースパワースラムからランドスライドの構えに入るが、棚橋に回転エビ固めで切り返され、スリングブレイドを食らってしまう。
その直後、 棚橋はドラゴンスープレックスの構えへ。ところが、中邑は背後を取り返してジャーマンスープレックスホールド。カウント2でクリアした棚橋は、カウンター のスリングブレイドを見舞い、中邑とともにダウン。ダウンカウントが数えられる中、自軍コーナーへ戻った両者は、それぞれパートナーに勝負を託す。
タイガーは、ライガーに風車式バックブリーカー。すると、ライガーも同じ技で応戦し、ダイビングボディプレス。しかし、タイガーに両膝でブロックされてしまう。
タイガーは、雪崩式技を狙うが、中邑に阻止されて不発。中邑は、助けに入った棚橋を蹴散らし、タイガーを羽交い絞めにする。だが、タイガーは、中邑を振り ほどき、ライガーのダイビングボディアタックを誤爆させることに成功。ここで棚橋が、ライガーにスリングブレイドを決め、タイガーをアシストする。
その後、タイガーはミサイルキックを放つが、ライガーに避けられて棚橋に誤爆。ここでライガーは、タイガーに掌底を食らわせ、ブレーンバスターを狙う。と ころが、タイガーは体勢を崩し、回転エビ固めでライガーを丸め込み、そのまま3カウントを奪取。王者コンビが勝利した。
試合後、マイ クを手にしたタイガーは「ライガー、真輔! 俺たちがIWGP Jr.ヘビー級チャンピオン、そしてヘビー級チャンピオン。これが俺たちの強さだ。ライガー、俺もあえて言わせて貰うよ。俺、どうやったら負けるんだろ? 15日に教えてほしいよ、俺がどうやって負けるのか」と、ライガーを挑発。ライガーが反論すると「負け惜しみは置いておいて」と一蹴した。
中邑、ライガーが退場すると、タイガーは「この仙台にまた来る時は、Jr.のチャンピオン、ヘビーのチャンピオンとして変わらずに戻ってきます。皆さん、 たくさんの方を誘って“チャンピオンズ”を観に来て下さい。今日はありがとうございました。これで締めようと思いましたが、やっぱり棚橋弘至が締めないと ダメだな」とファンにアピールし、棚橋にマイクを渡す。
マイクを受け取った棚橋は、「“100年に1度の逸材”棚橋弘至です。必ず真輔を倒して、また仙台に戻ってきます。“仙台の街”と“牛タンをこよなく愛する男”棚橋弘至から一言お礼を言わせて下さい。仙台の皆さん、愛してま〜す!」と、仙台大会を締めくくった。
COMMENT
棚橋「たしかに」
タイガー「まぁ、棚橋弘至。ヘビー級のチャンピオン。真輔を倒すことは間違いない。自分と棚橋、必ずこのベルトを 持って全国すべて行きます。チャンピオンとして行きます。必ず防衛ということで。俺たちは本気ですから。そして、強さ。今日の棚橋を見て分かるように、そ れがある。ありがとうございました(と棚橋と握手して去る)」
棚橋「どうだ。チャンピオンコンビ、華があるだろう。いいか、俺らの使命はベルトを 防衛するだけじゃない。俺が本当に心の底から願っているのは、プロレスをもっと届けたい。『頑張ります』や『絶対勝ちます』じゃ伝わらない。その向こう 側。世間。俺が絶対プロレスで届けてやる。そして、もう1回、胸を張ってプロレスを誇れる時代を俺が作ったら、ホントにプロレスラーになった甲斐があった つぅもんですよ。中邑は、調子は上げてきてる。あえて真輔って言うけどね。気合い入ってきてる。前哨戦、どっちに傾くわけでもなく、五分できている。おそ らくこのまま両国まで五分で行くと思う。ただ、その分、駆け引きも何もないよね。気持ちのぶつかり合いだ。真輔の“プロレスをすげぇと思う気持ち”。それ 以上に、俺は“プロレスを愛する気持ち”で必ず勝ちます」
ライガー「真輔、すまん。真輔はあんなに頑張ってくれたのに。すまん。このお返しは15日両国だ。すまんな」
中邑「両国で這いつくばるのはテメェの方だ棚橋! それまでせいぜいチャラ男の方を磨いとくんだな!」